
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
高校有機化学で「水素が」というシチュエーションでしたら、「マルコフニコフの法則」でしょうか。
マルコフニコフの法則とは、アルケンに付加反応が起こるとき、アルケンの水素原子が多い側に水素原子が付加すると言うものです。
プロペンに塩化水素が付加する場合
CH3-CH=CH2 + HCl → CH3-CH2-CH2Cl または CH3-CHCl-CH3
ですが、
二重結合の両側の炭素のうち水素原子の多い右側の炭素に水素が、真ん中の炭素に他方が付加した、2-クロロプロパンの生成が主になります。
「富めるものはますます富む」と表現されます。
No.2
- 回答日時:
ほかにザイツェフ則もありますよ。
これはマルコフニコフ則の反対で「貧する者はさらに貧する」というものです。たぶんマルコフニコフ則と一緒に話されることが多いと思いますが。これはアルカンからアルケンを合成するときとかの法則で、下のようなとき、水素が抜ける箇所は-CH2-の水素と-CH3の水素の2種類ありますよね。その内どちらの水素が引き抜かれやすいかというものです。
ザイツェフ則によると「貧する者はさらに貧する」ということなので水素の数の少ない-CH2-から水素を引き抜いたものが主生成物となるのです。-CH3のほうが水素リッチですよね。
CH3 CH3 CH3
CH3-CH2-C-CH3 → CH3-CH=C-CH3 + CH3-CH2-C=CH2
Cl -HCl 主生成物 副生成物
これらの詳しい理由は理学部にいくと習います。用いる塩基による例外についても習います。興味があればぜひ化学科へ(^_^)v
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