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「畳けめ 村自が磯の 離り磯の 母を離れて 行くが悲しき」という歌があるのですが、前半の意味がわかりません。

A 回答 (1件)

ご質問の歌は、万葉集巻二十4338番、防人(さきもり)歌です。


岩波書店の日本古典文学大系(旧)では、

畳薦 牟良自が磯の 離磯の
(たたみけめ むらじがいその はなりその)

母を離れて 行くが悲しさ
(ははをはなれて いくがかなしさ)

とよんでいて、注の内容を要約すると、

「畳薦」は、枕詞で、「むらじ」の「む」を導く(訳す必要なし)。

「たたみこも」が東国方言では「たたみけめ」になる。

「牟良自が磯」は所在不明。

「畳薦 牟良自が磯の 離磯の」は序詞。

(訳)牟良自が磯の 離れ磯のように
   母を離れて防人に行くのが悲しいことよ。

とまあ、こんなことが書いてありました。
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この回答へのお礼

序詞でしたか。よくわかりました。一般庶民でも、このようなレベルの高い和歌を作っていたとは。学校も無い時代にどうやって勉強したのでしょうか。ありがとうございました。

お礼日時:2005/12/12 12:45

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