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航空会社の運賃表を見て感じたんですが
何で飛行機の通常運賃ってとても
割高なんでしょうか。
私はパック旅行で飛行機に乗りますが
そのパック旅行の料金は
旅行の目的地への片道分の通常運賃の飛行機チケットを買った
料金と同等位の場合が多いです。
パック旅行には往復飛行機代金の他に宿代も込みなので
飛行機運賃は実質半値以下という事になります。
飛行機にも早割等さまざまな割引サービスはありますがそれを差し引いても高いと思います。

なぜ、飛行機のチケットを単独で買ったときの
通常運賃は高くなり、
パック旅行等だと安くなるのでしょうか。

A 回答 (7件)

こんばんは。

以前旅行会社で働いていたものです。
通常旅行会社とキャリア(航空会社)は半期や1年のスパンで座席の確保をしています。
仕入れの金額は旅行会社とキャリアの担当の話し合いで決まります。
ツアー企画時や通年を通してこの価格でというのが決まっているのです。
要するにどこの世界でもいっしょですが
大量に仕入れることで安くなっているわけです。
もちろんそれまでの送客実績によって金額も変わってきます。
実績のないところで沢山ツアーを出すから安くしてというのではキャリアも安くは出せません。
パッケージツアーは朝一最終(出発が最初の便と帰りは最終)が典型的なパターンで
一般客があまり乗らない便を使うことも多いです。
座席をあそばせておくなら団体で安くても乗せた方がいいというのがキャリアの考えです。
個人プランでも安いのは送客実績があるので
昼間の便に乗ろうが朝一に載ろうが安いわけです。

仕入れの金額を聞くと驚くほど安く旅行会社に卸していますよ。
特別なツアーを組むときに
私の懇意にしていた担当の方はお友達価格的な金額を出してくれる時もありました。
仕入れ価格は担当同士の仲の良さでもかわったりするんです。
からくりは沢山ありますが、大きな要素はこういったことです。
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この回答へのお礼

関係者からの回答ありがとうございます。
大量の取引だったわけですね。
また、旅行会社の実績、交渉力も重要な
要素だったわけですね。

お礼日時:2006/03/02 22:53

 ちょっと勘違いなさっているようですが


通常の運賃が割高なのではなく、ツアー用の運賃が激安なのです。
普通運賃こそが通常料金で、採算が十分見込める設定なのですが
シーズンオフなどで空席が目立つような路線なら
燃料を使うので飛ばすだけでも赤字になりますし、
思い切って割引にしてでも搭乗してもらいたいものなのです。
つまり空席で利益ゼロよりは少しでも利益があった方がいいということですね。
ですから、人気のある路線や時間帯にはツアー用の座席の割り当てを少なくしますし
満員が見込めるGWや年末年始などには割引ゼロの強気の姿勢を見せますが
もともとそれが本来の値段なのです。
パック旅行が安いのは、航空運賃がダンピングされて安いからであって
GWなんかだとちっとも安くはなりません。
新規参入のスカイマークなんかだと、
最初から安売りを見込んでげたをはかせた料金設定するよりも
妥当な利幅で普通運賃も設定していますから
JALやANAの路線と比べて普通運賃も安くなっていますよね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

確かに空席で利益が0より割引でも乗ってもらった方が
いいですよね。

お礼日時:2006/03/12 19:53

国際線で説明しますね。


運賃表に載っているのは、正規運賃(ノーマル運賃といいます)です。いわゆる「定価」ですね。

これは同じ路線であれば、どの航空会社でも同じ金額です。空席さえあれば、どの会社の便にでも乗れますし、往復で違う会社の便にも乗れます。
有効期間は1年間で、予約の変更も自由です。払い戻しもできます。

でも、航空会社もなるべく自社に乗って欲しいですから、「往復とも自社に乗ってくれるなら、安くしますよ」とか、「払い戻ししなくていいなら安くします」というように、さまざまな利用制限をつけて、安い料金を出しています。

ツアーなどですと、予め行程が決まっていますので、予約の変更はできなくてもいいですし、単純に「ソウル往復」という場合なら、他社に乗れなくてもいいですよね。
その分、安くなったほうがいいですね。

旅行会社は、さらに団体割引のような形で、安く仕入れています。その代わり、仕入れた限りは一定数を売らないと、繁忙期にたくさん卸してもらえなくなります。

そのため、ときどき信じられないような金額のツアーが出たりします。
ソウル2泊3日、朝食付きで19500円とかね。

そういうのをうまく利用すれば、安く旅行ができますが、飛行機を利用する人は観光客ばかりではなく、出張で帰国予定が分からない人とか、今すぐ行かないと、というような人もいます。そういう方は、かなり高いチケットを買っているということです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます、

いろいろな条件をつけて安くして
客を確保するわけですね

お礼日時:2006/03/12 19:52

営業的な側面から書きます。



#3の方が書かれているように、正規運賃は認可制です。これは不当に安い運賃で設定された場合、飛行機を飛ばす分のお金が回収できないと、安全運行にリスクが生じるからです。
ですのでその計算はその路線の旅客数予測の何割かが達成できれば黒字になるように計算されています。

でもそれだけでは、本当にお客さんが乗ってくれるか分かりませんから、お客さんをいっぱい連れてきてくれる旅行会社などに席を一括して卸すのです。旅行会社はそのあと努力してお客さんに買ってもらわなければならないので、なるべく安く席がほしいということになります。
そうすると1席あたりの金額は格安になりますが、航空会社は安心して安定的に飛行機を飛ばしたり、整備したり出来るわけです。
パックだと席の指定が出来なかったり、航空会社が直前まで未定だったりするのは、常に旅行会社と航空会社が駆け引きをしていて、安く席を確保してくれるところにツアー客の輸送を任せるからです。

また、パックツアーの場合、航空会社と同じようにホテルの部屋を安く提供して、大量にお客を連れてきてもらう契約を、ホテル側と旅行会社でしているときがあります。
これは、観光地のホテルの場合、そのホテルの中のレストランを使ったり、買い物してくれたりして、お客がお金をおとしてくれるため、まずなによりも宿泊してほしいからです。
ですから、そのように安くなった飛行機代とホテル代をあわせても正規チケットよりもまだ安いなんてことが起こるのです。

航空会社やホテルなどは装置産業といい、物(飛行機や建物)を莫大な費用をかけて用意してからじゃないと、商売を始めることが出来ません。
でも、物が用意できたからといってすぐにお客さんがきてくれるわけじゃないですよね。
ですから本来広告・宣伝に使うお金を旅行会社に渡して、自分たちの代わりに営業活動(宣伝)してもらっているという意味もあります。
営業活動するには安ければ安いほどいいですから、旅行会社が作るパックは、正規料金よりも安くなるのです。

もちろん正規料金の特典はありますよ。エコノミーでもラウンジ使えたり、席が余っているときには無料アップグレードしてくれたりします。
その中でも一番大きいのは、ダブルブッキングや機材の変更などの席が足りないときでも、関係なく乗れるということでしょう。なにせ正規に航空会社から席を買ったんですから。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
旅行会社と航空会社の利害が絡んでいるわけですね。

お礼日時:2006/03/12 19:51

皆さんの回答以外に、正規料金は制限が少ないってこともあります。



例えば、乗る日時や航空会社だって自由に変えられるし、乗らなくなったらわずかな手数料で払い戻しも出来ます。

また、例えば、同じエコノミークラスでも優先度が強いので予約が取りやすいってこともあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
正規運賃ってそんなに自由が利くんですか。
逆に早割やツアーはキャンセル料が高いですね。

お礼日時:2006/03/05 14:10

 国内旅行を前提にお答えします。

それは、運賃設定の自由度
に理由があります。

 日本の航空会社が提示する運賃には、政府認可が必要です。
つまり、勝手に激安運賃を設定できないんです。営利企業と
しては閑散期にはできるだけ安くしても席を販売して収益を
コントロールしたいところですが、低すぎる運賃での販売は
政府が認めてくれません。バーゲンフェアなどでも1万円以
下の航空券はメッタにありませんよね。

 ですが、個人向けではなく業者向け、つまりツアー用の席の
卸価格については政府認可を必要としません。そのためツアー
向けには片道数千円といった激安値で卸すことが可能なんです。
もっともツアー席でも GW やお盆には高くなるので、国内の
パック旅行は閑散期と繁忙期の価格差が極端なんですね。

 安い運賃での販売を認めらない理由はいろいろありますが、
いちばん大きいのは公共交通機関に対して価格破壊を認めさ
せないためでしょう。国内に同じような規模の航空会社が5社
くらいあればもっと健全な競争が生まれるのですが、残念ながら
そうならないのが現状です。日本の国内線市場は米国に次いで
世界第2位の規模を誇りますので、もう少し競争があってほし
いと個人的には思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
運賃の政府認可が絡んでいたわけですね。
なぜ個人向けのみあるんですかね。

お礼日時:2006/03/05 14:08

航空会社はその路線の飛行機をカンタンに変更できない弱みがあります。

500人乗りのJUMBOなんか飛ばしていたら、お客さんが10人くらいでも運行しなきゃならないのですから、大変です。
だから、個人客が見込めない時期には、あらかじめ、採算ギリギリでも、確実に乗ってくれる「団体ツアー」に席を格安で配分します。
だから、格安なのは「団体行動」だということです。

もっとも、CAさんは、個人客と団体客をきちんと把握して、個人客にはわかるようなあきらかな差別をしてくれていますけどね…航空会社は否定しますけど。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ツアーに格安で分配しているからあんなに安いんですか。
確かに500人乗りジャンボに10人しか乗らなかったら
無駄が多すぎるのでそれならば
採算度外視って事にもなりますね。

お礼日時:2006/03/02 22:47

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