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文学人間を気取るつもりはまったくありませんが、本を読むのは嫌いではありません。

しかし純文学など小説を読んでも「あらすじ」を理解するのが精一杯で作者の言いたいことや作品の真髄みたいなものがまるでわかりません。

その点、ノン・フィクションやそれに近い歴史小説は字面のとおり理解すれば良い思うので読みやすいです。

こういう読解能力は本を読むことで培われるという甘いものではないのすか?
はたまた能力だからあきらめるしかないでしょうか。

日々読書三昧ではありませんが、一般より活字を読む時間は長いとは思います。

「こうなふうにして読むと良い」とかコツや工夫があれば知りたいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

よくは理解できないながらも気に入った作品があったら再読してみるのはどうでしょう。


そして機会を見つけて三読してみてください。
筋や話の流れはわかっていますから周りを見る余裕があります。
気がつかなかったこと、前提となっている事柄、あれがあるからこの結果が導き出されるのかといったことが驚くほどよく目につきます。こうしてその作品がどうした骨格を持ち、どう筋肉が動かされているかが見えてきます。

また、その作品や作者に関する文芸評論に目を通すのも、すんなりとは理解しがたい部分があっても作品の理解を深めるためには有益なことです。
一流と思われる評論はその作品にそなわっている、また提示されている本質を見誤っていません。
評論家は原則として正しいことを言っています。

文学に限らず、音楽でも美術でもそうですが、作品と直面するというのはエピソードを語ることでも読書の思い出を語ることでもなく、現在という自分の今の意識によって、その作品に表現されていることのみに準拠してその作品からの光線を浴び、判断し経験するということではないでしょうか。
光線は全体に照らすこともあれば、部分的に強烈に輝くこともあるでしょう。
読むことの錬度・熟度(これは多くの作品に接することによって培われると思います)、
感性のとがり具合(これは個々人によって特色があると思われます)も大事な要素。
ほかにもアプローチのしかたはありますが、これが一般的な方法ではないかと思います。

作者は人間にしか興味はない。たとえ猫や犬や雀が主人公ないしは登場人物であっても、そこに人間しか見ていません。
もっと言えば人間の中でも自分にしか真の興味はない。
というか、自分を深く掘り下げることでしか真実と思われる表現、表現力が獲得されないのだと思います。

こういった意味で、読者がいたずらに自分の間尺にあった作品を追い求めるのは本筋でないし、興味が湧くのも共感を抱くのも、その作者、その作品の中で完結して起る共振作用、読者にとっての特殊な現象であると思えばいいのではないでしょうか。
ですから、起らなければ何事もない。それはそれでしかたのないことです。

これは一般人である私なりのアプローチのしかたです。参考になりますかどうか。
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この回答へのお礼

何度か繰り返し回答を読ませてもらいましたが、難しいですね…

>筋や話の流れはわかっていますから周りを見る余裕があります。
気がつかなかったこと、前提となっている事柄、あれがあるからこの結果が導き出されるのかといったことが驚くほどよく目につきます。こうしてその作品がどうした骨格を持ち、どう筋肉が動かされているかが見えてきます。

下の方への回答のとおり、ほとんどの本は2~3回以上は読んでいますが、この点を注意して読むようにしてみます。

ありがとうございます。

お礼日時:2006/04/21 12:28

NHKで見たのですが、平積み大作戦という番組が


あります。二人の講師が純文学作品をとりあげ、その内容を解りやすく、かつ個性的にに解説し、書店主3人が平積みにするかどうかを判定する番組です。
2,3度見たのですが、結構面白かったです。

先日は、川端康成の「雪国」でした。有名な割に内容は結構難しいもので、これぞ純文学という作品だそうです。

ご覧になっていると思いますが、まだ、是非一度ご覧下さい。プレゼンする講師も随分その作品を読み込んだ上の登場と思われます。

結局、文学作品を深く味わうには、2,3度はくりかえして読まないと駄目みたいですね。
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この回答へのお礼

その番組は知りませんでした。(あまりテレビは見ないので…)今度見てみます。

ほとんどの本は2~2回以上は読んでいますがどうにも深まりません。
「雪国」は本当に難しいですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/21 12:24

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