この人頭いいなと思ったエピソード

レオナルドダヴィンチの手による、あまりにも有名な絵画、モナリザ。

このモナリザの製作期間が知りたいのですが。
このモナリザは、下書きから着彩の仕上げまで、だいたいどのくらいの年月をかけて製作されたものなのでしょうか?

絵画に詳しいかたにおたずねします。
なにかの文献に書かれていたのを目にした方はいませんか・・・?

A 回答 (2件)

「モナ・リザ」の絵画が掲載されている雑誌等には、製作期間?として、1503年~1505年頃と書かれています。


しかし、いろいろな本を調べてみますと、
「実際に着手された年代については不明である。早ければ〈アンギアーリの戦い〉が委嘱された1503年頃に着手されたものと推定される」
とも書かれています。

そして、この「推定される」という意味ですが、

「1504年に、当時21歳のラファエッロがフィレンツェに移住し、4年間ほど滞在していた時にレオナルドと親しくなり、直接絵画の手ほどきを受けている。(レオナルド自身の絵画理論や技術までも)
ラファエッロは〈アンギアーリの戦い〉のためにレオナルドが残したスケッチ類を模写している。壁面にすでに彩色された部分〈軍旗争奪〉ではなく、レオナルドの習作素描を模写している事は、ラファエッロがレオナルドの工房に出入りし、レオナルドの仕事を直に目にしていたことを意味する。
また、ラファエッロが描いた肖像画で〈マッダレーナ・ドーニ〉と〈一角獣を抱く婦人〉が〈モナ・リザ〉の構図を踏襲していることはよく知られているところである。
また〈一角獣を抱く婦人〉の習作素描が現存するが、これは〈モナ・リザ〉の模写といってよいほど構図が似ている。
このことは、ラファエッロがレオナルドの工房を訪れ、制作中の〈モナ・リザ〉を見た事を意味すると同時に、その頃すでに〈モナ・リザ〉はほぼ現在の構図を示す段階にまで描き進められていたことも意味する。」

「したがって〈モナ・リザ〉の制作年代については、厳密にその上限と下限を定める事は不可能だが、1503年頃に着手され、ラファエッロがフィレンツェに滞在していた1504年~1508年までの間にかなり完成に近づいていたと思われる。
ところが、なぜかレオナルドは最終的には完成させず、やがてフランソワ1世の招きでフランスに赴き、1519年にアンボワーズの地で没するまで、ずっと手元に置いたのである。
〈モナ・リザ〉の右手の指の明暗法による立体描写が左手に比べて弱い事などから、結局この作品は未完成の状態にあることが指摘されている。」
との事です。

またレオナルドも「この仕事に苦心惨憺の4年間を費やしたが、なお未完成だった」と述べているそうです。
それから、レオナルドは亡くなるまで〈モナ・リザ〉に筆を入れていたとも言われています。
という事で、1503年から描き始めて1508年頃には、あと一歩というところまで出来上がったけれども、結局は1519年に亡くなるまで筆を入れ続けていた事から、レオナルドにしてみれば完成させる事が出来なかった作品?という事になると思います。

ちなみに、各作品は作品名を打ち込んで検索すれば、ご覧になる事が出来ます。
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1503-1505年という説がありますが、最晩年(1519年)までの15年間


手元から離さず筆を加え続けたといわれていたと思います。
モデルが誰だったかも諸説ありますが、結局依頼主には渡されなかったと記憶しています。
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