10秒目をつむったら…

先日、BOSEを視聴する機会があり55WERや301V、3・2・1等を視聴しました。普段なかなか聞く機会もなく音質的にもとても良かったのですが、BOSEは何故オーディオの本とかに評価が乗らないのでしょうか?
シアター向けの本とかにも載っていなく、あまり情報がありません。
昔は業務用のものとばかり思っていましたが、最近ではスタイリッシュな物やWAVE MUSIC SYSTEMなど、家で気軽に聞ける物が増えていると思うのでオーディオの雑誌にも載っていいと思うのですか・・・

A 回答 (8件)

オーディオの業界に居たことがあります(DENON)



音楽雑誌に限らず、雑誌は広告収入で成り立っていますので、実際はハッキリと新製品の善し悪しは書きにくいですし、メーカーからは「なるべく良いところを書いて下さい」と言われますので、その点を見極めて情報収集する必要はあります。

オーディオ誌はオーディオ関連各社が繁栄することで食べて行ける宿命なのですから、例えば「一生使うスピーカーはこれで決まり!」などとは絶対に書きませんしかけません。しかしどちらかと言えばBOSEは一生使えそうな製品です。他社は適当に壊れて買い替えて欲しい製品に近いでしょう。

実は現在オーディオ誌は厳冬の時代に入り、特にiPod(音がいいです)の登場とPCを中心としたデスクトップオーディオスタイルが若年層の中心となり、これが決定打になりCDP専用機が衰退し、SACDもマニアだけの物になっています。もう物理メカよりシリコンオーディオが優れて居ることは認識されてきているのです。ピュアオーディオか否かと言う議論より、ピュアオーディオそのものが消えかかっています。

オーディオショップも中古ショップはオークションに食われて、ネットの情報で修理も行えるユーザが出現しており、かなり厳しい状況です。オーディオ誌も淘汰の波は止められません。オーディオ誌の情報独占の時代は終わり、ネットでの検討の時代に入ってきて居るのです。ネットで情報を集めて店で聴いて決めるのが現代では主流と思えます。

BOSEはその事情を理解しており、手を引いているのかも知れません。だからオーディオ専門誌以外のファッション系の雑誌に広告を打つ比率が上がっています。それにWaveシリーズは「デザイン家電」の部類にも含まれていて、確かにベタベタなオーディオブランドの位置にはありません。

業界の人間には常識ですが、特に国内のオーデオ製品にはカルテルが存在しており、各社の製品を組み合わせしやすいように価格帯でクラス分けがさり気なくされています。買う方もメーカーを組み合わせる場合に目安を付けやすいのです。これはメーカー同士の慣例です。

そしてBOSEですが、そのカルテルの慣例にまったく則っていませんし、現在ではブランディング戦略としては直営ショップで実際に聴かせる事を販売促進の柱にしています。当たり前ですが、製品の差別化は聴いてもらうのが一番早いからです。その意味で純粋な広告は新製品が出た場合には打ちますが、評価でのプッシュは戦略にはしていないようです。

そして、製品によってはネットでの直販に限っている製品もあったりしますが、これなど製品に自信がないと出来ることではありません。

そしてBOSEはどの製品でも、どこまでも原音とその音場の再現に近づける哲学が根底にあり、スピーカーそのものには音の色は殆どありません。しかしスピーカーで音がコロコロ傾向が変わる方が不思議とも言えます。元の音は何種類もあるはずがありませんから。

ここが何かを換える度に音が変わることを喜ぶオーディマニアには好まれない理由でしょう。でも個人的にはまっとうな考え方と思います。そうはいっても101MM登場時には他社が衝撃を受けて樹脂製のエンクロジャーをJBLを初めとした各社が似た思想の製品をリリースしたのは有名な話です。

結論は「オーディオ誌そのものが衰退しているので BOSEはそこに力点を置いていない」と言うことです。ショップで実際に聴いて選びましょう!

参考URL:http://www.procable.jp/setting/19.html
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#4です。


うちはBOSEのホームシアター製品しか持っていませんが、思うにBOSEのスピーカーは、BOSEのアンプで、実際に聞く場所の環境に合せてセッティングして判断してくれ、という設計思想なのではないでしょうか。広さも音響環境も音量も違う試聴室で聞いたのと自宅で聞くのとは同じではない、と。

ですから店頭での試聴や店の中で聞くと派手目に聞こえ、自宅ではそうでもない、という正反対の評価に分かれるのでは?
その結果オーディオ店の試聴室等で試聴してからでないと買わないハイアマチュアは購入せず、「こういう評価をしているが実際に自分の環境で聞いた事はない」となり、一方で評判を聞いて買う人は実際に自分の環境で初めて聞いて満足する。専門家もいつも使っている自宅の試聴環境で聞くので高い評価をする場合がある。
そういう事で専門家とアマチュアの評価が高く、ハイアマチュアの評価が低くなりやすいのだと思います。
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この回答へのお礼

>BOSEのアンプで、実際に聞く場所の環境に合せてセッティングして判断してくれ
それの典型が3・2・1でしょうね。2つのスピーカーだけで5.1を再現しようとしたり、自動的に環境に合わせてセッティングしてくれたり他のメーカーにはなかなかないような発想です。

やっぱり店舗や広い場所で使うのに適しているのですかね。

お礼日時:2006/05/23 20:30

今日は、BOSEの質問が多いですね。

BOSEは、米国のマサチュウセッツ工科大学のBOSE博士の音響理論を実践したスピーカーシステムです。私が「無線と実験」でBOSE博士の音響理論の紹介記事を読んで、40年近くになります。でも、オーデオマニア向けのスピーカーシステムと言うよりはジェネラルオーデイオのスピーカーシステムと言ったほうが良いと思います。英国のタンノイ 米国のJBLやアルッテックランシング一部にパソコン向けに一部スピーカーを出しているもののやはりマニヤ向けの音響メーカーと位置付けられるものと思います。FMラジオ(CD付き)や手のひらにのるスピーカーをBOSEは直接通信発売しております。随分良いお値段がします。私も欲しいとは、思いますが実際音は、聞いておりません。しかし、これらもあくまでもジェネラルオーデイオです。私は、BOSEのスピーカーは、スナック等の飲み屋のカラオケにうってつけと思います。特に101など。古いスピーカーシステムですが、403をB-52の金具で吊り下げ(飛行機が翼を広げた形になる)を所有してますが、コネクター等は、アメリカ製品の特徴?ちゃちです。
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この回答へのお礼

>FMラジオ(CD付き)や手のひらにのるスピーカーをBOSEは直接通信発売しております。随分良いお値段がします
自分もこんなちっちゃいスピーカーにしては高いなぁと思いましたが、先日聞いてみてこの大きさでここまでの音が出せると思うとこの値段も妥当なのかなという気がしましたが、デザインがあんな感じなのでやっぱり高いかなぁと思います。
コネクター等の細かい部分は確かに安っぽい感じがします。未だにスナップインだったりしますし。。。。

お礼日時:2006/05/23 20:27

>BOSEは何故オーディオの本とかに評価が乗らないのでしょうか?



Stereoという雑誌で、55WERや125などがベストバイで1位になったりしてます。むしろ安価なモデルでは独占気味です。

逆にお聞きしたくなってしまったのですが、Stereoはオーディオ雑誌として認知されてないのでしょうか?

話の趣旨がずれたかもしれませんが、評価はされていると思います。ただ私自身は、候補には挙げても使ったことがありませんし、音も聞いたことがありません。いいのだろうとは思うのですが、見た目が自分のオーディオのイメージと違うという感じはあります。
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この回答へのお礼

>Stereoはオーディオ雑誌として認知されてないのでしょうか?
すいませんでした。知らなかっただけで、決して「Stereo」をオーディオ雑誌として認識していないわけではありません。
ですが、明らかに他のメーカーに比べたら少ないと思います。

自分もBOSEは評価はされていると思うのですが、その割には表に出てこないというか、話題にならない気がしました。

お礼日時:2006/05/22 21:47

ホームシアター系などのAV雑誌には取り上げられていると思いますけど。

ちょくちょく年間のベストに選ばれたりもしています。
ただ、皆さんがおっしゃるようにピュアオーディオではないので、何をどう基準にして比較すればいいのかが難しいのでしょう。
例えば映画を見ていて、夜間だから音は絞りたいがセリフはハッキリ聞こえていてほしい、みたいな要望に早くから応えようとしたのはBOSEではないでしょうか。こういった機能が余計なお世話を排除したいピュアオーディオ派の感性に合わないのではないかと。また「接続はこの番号に合わせてやれ」、「設定はこうすれば自動的にしてくれる」みたいな所も、自分で設定をいじくりたい人には向かないのではないかと。
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この回答へのお礼

>ちょくちょく年間のベストに選ばれたりもしています。
パンフにも色々とベストバイやらなにやら載っていました。
確かにピュアオーディオといった観点からしたらBOSEははずれているかもしれません。ですけどスピーカー単体としての魅力はあると思うんですけどね・・・301AVMや101等

お礼日時:2006/05/22 21:41

 これは、個人的な解釈ですが、、他の製品と比べにくいのではないでしょうか?


 スピーカーユニットの大きさに比例しないサウンド、そしてエンクロージャーの構造など、他社製品には類を見ない製品が多いですね。
 小型の製品は、クラシックでも聞かない限り、非常に音の通りが良く低音から中音域の再現性は独特の良いものだと思います。
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この回答へのお礼

確かにBOSEのスピーカーは今までに見たことがないユニットの数や形、配置がありますね。また反響音を使うなど、他社ではやらないことをやっている点からして比べにくいですね。

お礼日時:2006/05/21 18:00

ご質問のBOSEスピーカ、よくお店のコーナーについていますね。


以前昔に読んだある雑誌では、BOSEがまだ会社の知名度が低かったころにBOSEがとった売り込み戦略「劇場やコンサート会場などの目立つところに売り込む」ことでBOSE=コンサート会場でも使われるプロ用スピーカブランドというこのイメージ戦略が効を奏しているという記事がありました。BOSEは小型スピーカの方では一流です。オーディオ向けの中大型スピーカの方ではごく最近になってからのことですが、BOSEにも以前からハイエンドモデル901WBなどのオーディオ用大型スピーカもあったわけでこちらはオーディオ雑誌でも高い評価を受けています。
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この回答へのお礼

昔からオーディオと言ったらBOSEと言うのを聞いたことがあったので
(劇場やコンサート会場などの目立つところに売り込む)と言うのは意外でした。
>BOSEは小型スピーカの方では一流です。
確かに自分もM3やWMSを聞いたときはかなり驚きました。

お礼日時:2006/05/21 17:55

BOSEはいわゆる「ピュアオーディオ」用ではないからですね。


オーディオマニアはBOSE製品はオーディオ製品だという認識も無いと思います。
オーディオの雑誌に載らないのもそのためでしょう。

デモ的効果が大きい、つまり店頭などで目立つような派手な音で鳴っているスピーーカーは自宅に持ち込むをうるさい場合が殆どです。

私自身も自宅で聴く気にはなりません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。確かにBOSEはピュアオーディオと言うことができませんね。(よくBOSEは作られた音と聞くように)

お礼日時:2006/05/21 17:49

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