天使と悪魔選手権

もしかしたら地学のカテかも知れないのですが・・・

先カンブリア時代にエディアカラ動物群が現れ、殻を持ったバージェス動物群が続いて現れてきます。それからリン酸カルシウムによる骨格(脊椎)をもつ生物が出現するという流れだと思うのですが・・・

最初に出現した脊椎動物は無顎類(円口類)だと思っていましたが、ある本に甲冑魚類と書いてありました。例としてプテラスピス、ケファラスピスなどが挙げられています。これらの生物はあご、胸びれ、腹びれを持たないのが特徴です。

ということは、無顎類も甲冑魚類も顎を持たないということで同じ仲間なのでしょうか。生物・地学などではどちらが最初に現れた脊椎動物だと教えているのでしょうか??

A 回答 (3件)

「甲冑魚」という表現は有顎動物下門魚上綱板皮綱を含める場合もあるので、適切ではありません。

御質問の主旨から、頭甲綱や翼甲綱を指すものと理解します。

無顎動物下門は、絶滅してしまったものも含めメクラウナギ綱、コノドン卜綱(絶滅)、頭甲綱、翼甲綱(絶滅)の4綱が知られています。ケファラスピスは頭甲綱、プテラスピスは翼甲綱に属する動物です。

>無顎類も甲冑魚類も顎を持たないということで同じ仲間なのでしょうか。

というわけで、甲冑魚類は無顎類という上位のグループの一部を構成しているのです。

>生物・地学などではどちらが最初に現れた脊椎動物だと教えているのでしょうか?

頭甲綱や翼甲綱はオルドビス紀前期(約5億年前)に出現しています。無顎類の他の仲間、メクラウナギ綱の動物が出現するのは石炭紀後期(約3億年前)、コノドント綱の動物が出現するのはカンブリア紀中期(約5億2千万年前)です。

一方、顎のある顎口類が現れたのがシルル期(約4億3千万年前)です。

つまり、現在知られている最古の脊椎動物(脊索動物ではありません)は、無顎類の一種であるコノドント(オドントグリフス、パラコノドントなど)ということになります。
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この回答へのお礼

いろいろ詳しい解説ありがとうございます。

最初に現れた脊椎動物は無顎類ということですね。

「硬い甲らを持った無顎類が最初の脊椎動物だけれども、今いるウナギなんかとはずいぶん形の違う生き物だったんだよ」こんな説明で小・中学生には大丈夫ですよね。

助かりました、ありがとうございます。

お礼日時:2006/06/15 18:36

#1 さんへ:


ピカイアは「脊索動物」に分類されていたと思いますが, 「脊椎動物」まで確定してましたっけ?
まあ「脊椎動物」も「脊索動物」も似たようなもの (というか「脊椎動物」は「脊索動物」の一部) ですが....
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。

私もあまり詳しいことは分からないので、参考になります。

お礼日時:2006/06/15 18:37

先カンブリア期にピカイアという生き物がいました。


こいつは脊椎のようなものがあったようです。
わたしはピカイアが最初の脊椎動物といわれていると思っていましたが、、、、。
参考URLを見てみてください。

参考URL:http://rd.search.goo.ne.jp/click?DEST=http://www …
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この回答へのお礼

ありがとうございます、たしかにNHKの「40億年 生命はるかな旅」でも、脊椎動物の祖先に当たる動物といったような紹介のされ方をしていたような・・・

お礼日時:2006/06/15 18:29

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