No.5ベストアンサー
- 回答日時:
3さんの書かれているとおり、将棋の言葉ですよ。
「枚」は将棋の「駒落ち」(ハンディキャップ戦)の枚数ことで、意味としては、勝負事や交渉で互角の条件ではまともに勝負にならないほど実力差のある相手に対して、自省的に使います。
将棋では実力に明らかな差があるときにハンデをつける事があります。これを「手合割」といいます。
ハンデ戦の上位者を「上手」といいます。
実力が段位で1段違うときは下位者が先手になります。
2段以上差があるときは上手の駒を1つ減らします。これが「一枚落ち」で2段差なら左の「香車」3段差なら「角」4段差なら「飛車」を落とします。
5段以上差があるときは上手の駒を2つ減らします。これが「二枚落ち」で5段差なら「香・飛車」6・7段差なら「飛車・角」の2枚を落とします。
8段以上差があるときは「飛車・角」に「香車」2枚をあわせて「四枚落ち」、10段以上(初心者とプロとか)差があるときは「香・桂馬」をあわせた6枚を落とします。
「上手に一枚落としてもらわないと勝負にならない」場合、2段から4段の実力差があることになります。
小さな差ではありません。下手の者は指導を受け研鑽し、奇策を使うなど対策をとる必要があります。
勝負事に関しては将棋起源の言葉が結構あります。「王手をかける」「後手に回る」「待ったなし」とか。
まあ恋愛に関しては女の方が「一枚も二枚も上手」でしょうね。
研究にかけている時間も情熱も男とは桁違いですから。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/06/28 23:30
丁寧な解説、有難う御座いました。なるほど、将棋の言葉でしたか。誇張して「三枚も上手」、という言葉は有りませんが、となればおかしい訳で、「四枚上手」な訳ですね。
No.4
- 回答日時:
自分は博打から生まれたのではないかと思います。
サイコロ博打でなく札=カードを使った博打で、お互い出したカードの強さや役で勝敗が決まる類の博打から、札が強い=相手が強いと言うイメージから来ていると思います。
また、この手のギャンブルでは「最弱の札が最高の札に唯一勝てる」なんてルールがあったりします。このルールをつかってハッタリ等も絡めて勝負に勝つ。なのでカードの使い方が巧い=1枚上手。と言うイメージも出来ると思います。

No.3
- 回答日時:
芝居の役者名の看板の順位のことかなと考えましたが、広辞苑によれば将棋用語のようです。
腕が明らかに落ちるものと対局するとき、上手が駒を一枚落として指すことを「一枚落ち」というので、下手な人から見れば相手が一枚上ということになります。一枚上だから一枚落として条件を平等にしてから戦う事です。実際に戦ってみたら相手が自分(達)より技量が優れていた場合に「相手の方が一枚上手だった」と負けを素直に認めるときに使います。
No.2
- 回答日時:
よく「女のほうが、役者が一枚上手だった」のようにも使われていますね。
江戸時代、歌舞伎などの芝居小屋には役者名を書いた看板を掲げていました。
その内、主役クラスの役者名は庵看板などのメインの看板にドーンと書かれます。そしてそれ以外は、看板も字も小さくなって右上から左下へ順に役者の位が下がるようにならべられました。番付表のような感じです。
江戸や上方の人は、この上下配置を見て「やっぱり彦十郎より菊五郎のほうが一枚上手だったかぁ」などと語り合っていたわけです。
No.1
- 回答日時:
いろいろ説があると思うのですが、
おそらく昔の武士が
刀を交わすときに、「相手の刃が自分の刃より上にあった」
ということからきているのではないでしょうか?
昔からある日本語は剣術とか囲碁とかからの言葉が語源に
なっているのが多いですよ。
例えば、反りが合わない(刀を鞘に収めるときに曲がり具合が会わず
入れることが出来ない)など
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