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劇場公開してる所が極端に少ないにも関わらず、
非常に好評な本作品ですが、私もようやく最近観れました。
感想はとてもいい映画で、大好きな映画のひとつになりました。

観た方はとても少ないと思うのですが、どうしても最後のシーンで分からない所があり、
皆様の解釈で私の足りない理解力が補えればなと思ってます。

ずばり質問は最後の最後で千秋と真琴が
「未来で会おう」って約束しているシーンなのですが、
これが自分としては「?」なのです。

これはセリフの通り未来に二人は再会するとの事でしょうか?
だとしたらどうやって?
それともこれがやっぱり最後の別れなんでしょうか?
だとしたら実に切ない・・・。

どうにもこの部分が理解できてなくすっきりしません。
某サイトでは「後になってじんわり分かってくる」
なんてありましたが、自分はわかりませんでした(汗)

わかった人いましたら、どうか教えてください!

A 回答 (2件)

私の個人的な感想で宜しいでしょうか。



ところで質問者さんは原作を読まれたでしょうか?
(以下、原作のネタバレしてます)

原作の『時をかける少女』も主人公の女の子1人、男の子2人の組み合わせでした。
そして男の子のうち1人は未来から来た、というところも同じです。
理科準備室でタイムリープの能力を身につけるところも同じ。
未来から来た男の子と、主人公の女の子がお互いを好きになるのも同じ。
そして原作のラストは未来から来た男の子がみんなの記憶を消して未来へ帰ってしまう、というものです。
大雑把に端折ったあらすじですが、映画のあらすじとほぼ同じです。
違うのは、未来から来た男の子の目的と、ラストで記憶を消さなかったことなどの細かい部分です。

原作の主人公は「芳山和子」、つまり映画の主人公「紺野真琴」のおばさんです。
和子は映画の中で「いつか会いに来るって言ってたけど……」と真琴に話していましたが、それが原作の話です。
和子が待っているのは未来に帰った男の子です。
「いつか会いに来る」という別れ際の言葉を忘れず、30代になるまで独身でいるという設定なのが、原作を読んでいる私としてはちょっと辛かったです。
原作の頃は高校生だったはずですから、もう十数年待ってるって事ですから。

ここで映画の話に戻りますが、千昭も結局未来へ帰ってしまいます。
原作と違うのは、男の子が「いつか会いに来る」と女の子を待たせるのではなく、「未来で会おう」と男の子の方が待っているところでしょうか。
あと数日待てば見たい絵が見られるのだから、真琴に別れを告げた後、すぐに未来に帰らず数日待って絵を見てから帰っても良かったはずです。
(真琴に見つからないように注意しなくてはなりませんが)
ですが、真琴の言葉を信じてそのまま絵は見ずに帰ったのでしょう。
一度別れた後にわざわざ戻ってきて「未来で会おう」と言い残したのは、千昭と別れて泣く真琴を励ます意味もあったのだろうと思います。
千昭が未来で待っている、と思えば真琴は頑張るでしょうし。
実際、泣き叫んでいた真琴があの言葉を聞いてからは笑顔でした。

「やることが見つかった」と真琴が言ってましたが、千昭の見たがっていた絵を未来に残すため、おそらく叔母の和子と同じ絵の修復や保存に携わる仕事を目指すんじゃないかな、と思ってます。

>それともこれがやっぱり最後の別れなんでしょうか?
実際に会えるのはこれが最後じゃないかなー、と思います。
原作の主人公だった和子も、結局は未来から来た男の子(深町くん)とは十数年経った今も会えていないようですし……。


本当に良い映画なのに上映している映画館が少ないのはもったいないですね~。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

丁寧な説明で本当に恐れ入ります。とても参考になります!
私は実は「時をかける少女」の関連は本作品が初めてです。
なので原作は知らなかったのですが、お陰さまで原作のおおよその概要を知ることができ、
とても感謝しています。ありがとうございます。

ある程度原作をモチーフにしている部分もあるみたいなので、
やはり2人が再会する事は無さそうな印象がありますね。
だとするとやはり切ない映画なんだなと感じます。

この映画は本当にいいですよね。
自分の中でもベスト3には確実に入ったと思ってます。
現時点で13館でしか上映してないのはあまりにも少ない!
東京でも1館でしか上映してないの本当にひどい状況です。
でもいい映画ですから拡大上映を是非してほしいですよね。

ご回答、本当にありがとうございました!

お礼日時:2006/08/01 20:25

 あくまで私見ではありますが…


 別れ際に真琴は、千昭の見たがっていたあの絵を必ず後世に残しておく、と約束しましたよね。
 未来に帰った千昭にとっては、真琴が残してくれたその絵を閲覧することが「未来での真琴との再会」ということになるのではないかと思います。
 なのであの台詞を意訳してしまうと、「あの絵を必ず残しておいてくれよ」といった具合でしょうか?でもそれだとあまりに直截的で身も蓋も無いので、洒落た言い回しにしたのではないかと…
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

本作品は色々な設定があるにも関わらず、それを意識させない
とても素直な気持ちで作品に入っていけるのが魅力かなと感じています。
すごい事だと思います!

そう意味でもあまり深く考えずに素直に画面を見ていれれば良かったのですが、
涙で目が潤みながらもどうしても気になりまして・・・(笑)

絵を残す事への解釈も確かに考えられますね。
でも他にもいろんな解釈がありそうなんで、なかなか深い作品だなと思います。

回答本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/08/01 20:14

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