
バイクのタイヤの溝の深さ、数についてです。車のタイヤは市販のハイグリップといわれるものでも結構溝がありますし深さもあります。しかし、バイクのタイヤはハイグリップになればなるほどすじのような溝しかなく溝の深さも余りないタイヤも出てきます。例えば、パイロットパワーのようなすじがあるだけのタイヤです。そして、車のタイヤは溝がタイヤの横まで貫通していることが多いですがバイクはツーリングタイヤ以外はあまり溝が貫通していません。(溝の貫通とはタイヤの中心から外側に向けての溝の出口があるということです)接地面積の問題かもしれませんがなぜなんでしょうか?
他にも、一周にわたってのストレートグルーブ、何本ものストレートグルーブというのもあまり見かけません。(グリップのなさそうな昔の純正装着タイヤでは見たことがあります ダンロップのK505のような)
溝の深さもフロントは特に新品で5mmほどしかないです。対して車は大体8mmくらいあります。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
バイクのハイグリップタイヤと、車のハイグリップタイヤでは、同じ「ハイグリップ指向」であるのは確かですが、想定される使用条件が大きく異なっています。
車の場合、路面コンディションがウェットであろうが、ドライと比較して極端なグリップ力の低下は許されません。
走りの性能を謳い文句にする車であっても、通勤や買い物など、あくまで日常の生活の足として使われる事を想定せずに作られる事は有り得ません。
あくまで、万人向けの、万能性が求められる乗り物です。
また、車の場合は好みでインチアップを図る事で、乗り心地の悪化やランニングコストの低下などと引き換えに更なるハイグリップを得る、という選択肢があります。
それに対してバイクには、車のようにインチアップやタイヤ幅の変更でグリップ力を向上させる方法はありません。
更にバイクという乗り物には、元々車のような万能性は持ち合わせていません。
雨が降ればライダーはカッパを着る必要がありますし、そのカッパを車体の中に収納するスペースすら無いものも多くあります。
そういうバイクという乗り物のハイグリップタイヤというものは、あくまでドライ路面でのグリップ力の高さを求めており、その為にはライダーの側もウェット路面でのグリップ力の低下の犠牲は仕方ない事、と考えています。
溝が多ければドライグリップが低下するのはもちろん、溝のせいでタイヤのコシがなく、グニャグニャなフィーリングになってしまいます。
ハイグリップタイヤを履いたバイクでウェット路面を走る際は、タイヤのグリップ力を当てにした走りはしないものです。
ウェット路面でのグリップを維持したいと考える場合は、ツーリング指向のタイヤを選択すれば良いのです。
しかし、さすがに完全なスリックでのウェット路面走行は危険すぎます。もちろん、車検も通りません。
ウェット路面での最低限の排水性を確保し、なおかつ、最も効率的な溝のパターンを追求していった結果、現在ではあのような溝のパターンになっているのです(各社とも非常に似たパターンになってしまっています)。
バイクのハイグリップタイヤというものは、車で言うレース仕様タイヤにより近い考え方で作られた物、と認識した方が良いと思います。
なるほど、非常にわかりやすい回答をありがとうございます。バイクの方がいろいろと納得の上で乗っているというのは非常にわかります。半年で交換して減りすぎだと文句言いながらもハイグリップに交換したりしますもの。お礼が遅くなりましてすみませんでした。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
バイクのハイグリップタイヤは「本当に公道走れるの?」なんてのがありますね。
バイクのタイヤにはじめてラジアルが出た時にその懸念は当時から指摘されていました。
ラジアル発売当初はバイアスタイヤと同じようなグルーブでしたが4,5年でスリックに申し訳程度の溝を切ったタイヤが発売されました。
バイクその走行特性からタイヤのサイドを使います。
タイヤ全周のグリップを向上させると、おのずとどんなタイヤがいいのか推測できますね。
グリップを向上させると・・・やはりスリックですよね。やはり懸念は昔からあったのですか。お礼が遅くなりすみません。ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
車のタイヤと比較しているので、不思議に思われるのかもしれません。
水の上に浮かんだ「いかだ」と「ボート」を想像してみてください。
いかだは、進むには水を大きくかき分けないとダメです。
ボートは、進むのは抵抗が小さいですよね。
4輪用はトレッド面を広く接地させるので、太いストレートグルーブや左右に排水するための溝が多くあります。
二輪用は、縦長の楕円でしか接地しませんし、それも細いですので、排水に関しては4輪用より有利です。
接地面の中心ほど接地圧が高く、周辺部はボートの船底のように丸くなります。
したがって太いストレート溝はバイクに関しては接地面積を減らすだけでなく、溝によって直進安定性が損なわれてしまいます。(接地圧の一番高いところが接地しなくなるし、ブロックのエッジで強度が落ち、トレッドがゆがむ)
左右への逃げの溝は、二輪用は比較的勝手に左右に排水されやすいので、あまりありません。
公道の濡れた路面ではあまりバンクさせませんしね。
溝の深さですが、タイヤが磨耗したときの接地形状の変化が大きいので、減ったときにすぐ交換するためです。
4輪の場合は多少減っても接地形状は大きく変わりません。
悪くなるのはトレッドの厚みが減るのでタイヤの強度が減ったり、溝が浅くなることでの排水性の低下です。
二輪の場合、たいていは均一に減ることはなく、センターだけとかサイドだけとかが減ります。
そうするとトレッド形状がいびつになり、バンクさせたときのバイクの挙動が悪くなります。
これは操縦安定性に大きく影響しますので、溝をあまり深くできない(→トレッドが減ったらすぐに交換する)
ということなのです。
深い溝は強度を低下させる要因にもなります。
また、重さもあるでしょう。
あまりトレッドを厚くすると重くなるので、二輪の場合はその影響が大きくなります。
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