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こんにちは、下記につきまして教えてください。

{γi, γj}=γiγj+γjγi=2δij
の反交換関係を満たすγ行列はn個のパウリ行列の直積として次にように与えらるらしいのですが、
(「群と物理」 佐藤光先生著  P182より)
γ1=δ2(1)δ3(2)・・・・・δ3(n)
γ2=-δ1(1)δ3(2)・・・・・δ3(n)
γ3=δ0(1)δ2(2)δ3(3)・・・・δ3(n)
γ4=-δ0(1)δ1(2)δ3(2)・・・・δ3(n)
・ ・・・
γ2n-1=δ0(1)・・・・δ0(n-1)δ2(n)
γ2n=-δ0(1)・・・・δ0(n-1)δ1(n)


これは、取りあえず置いておきまして、
{γi, γj}=γiγj+γjγi=2δij
を満たし、かつ
γ0=ββ
γ1=α1α1
γ2=α2α2
γ3=α3α3
γ4=α1α2
γ5=α2α1
γ6=α2α3
γ7=α3α2
γ8=α1α3
γ9=α3α1
γ10=α1β
γ11=α2β
γ12=α2β
γ13=βα1
γ14=βα2
γ15=βα3
の条件を満たす16個のγ行列は存在するのでしょうか?
(この行列は少なくとも、256×256行列になるはずです。)

A 回答 (2件)

書くのを忘れていましたが、下の回答の様に構成したΓは256×256行列ではなく、16行16列行列になります。

物理学者はテンソル積のことをしばしば直積と呼びますが、数学ではテンソル積と直積は別のものです。
参考URLの本間泰史:「スピン幾何入門」等が参考になります

参考URL:http://surgery.matrix.jp/topologynotes.html

この回答への補足

お返事ありがとうございます。

>書くのを忘れていましたが、下の回答の様に構成したΓは256×256行列ではなく、
>16行16列行列になります。

γiγj+γjγi=2δij  (i,j=0,1,2,3)を満たす16組の行列は、間違いなく256×256行列以上になります。下記の本には、

(「群と物理」 佐藤光先生著  P182より)
クリフォード代数の次元は、
N    r N
ΣC N =2 (6.82)
r=0


であり、従ってNが偶数、N=2nのとき、γ行列は2^n×2^n行列になり、、、

と記載されております。
従いまして、γiγj+γjγi=2δij  (i,j=0,1,2,3)を満たす組み合わせは、16×16行列では8組、4×4行列では4組しかないということになります。


また私は、上記を知らずに、γiγj+γjγi=2δij  (i,j=0,1,2,3)を満たす16組の行列を、16×16行列だろうと予想して、mathematicaを使用して探したのですが、2年間計算して見つけられませんでした。間違いなく、256×256行列以上になります。
参考までに、γiγj+γjγi=2δij  (i,j=0,1,2,3)を満たす16組の256×256行列のmathematica プログラムを記載します。

但し、γ0=ββ、γ1=α1α1、γ2=α2α2、γ3=α3α3・・・・等の条件は満たしてないです。

demoteRank4to2[y_]:=Flatten[Map[Flatten,Transpose[y,{1,3,2,4}],{2}],1];
pauli8times[g1_,g2_,g3_,g4_,g5_,g6_,g7_,g8_]:=demoteRank4to2[Outer[Times,demoteRank4to2[Oute
r[Times,demoteRank4to2[Outer[Times,g1,g2]],demoteRank4to2[Outer[Times,g3,g4]]]],demoteRank4t
o2[Outer[Times,demoteRank4to2[Outer[Times,g5,g6]],demoteRank4to2[Outer[Times,g7,g8]]]]]];
g[1]={{0,1},{1,0}};
g[2]={{0,-I},{I,0}};
g[3]={{1,0},{0,-1}};
g[0]={{1,0},{0,1}};

e256=IdentityMatrix[256];

gu[0]=pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[2]];
gu[1]=-I*pauli8times[g[1],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]];
gu[2]=-I*pauli8times[g[0],g[1],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]];
gu[3]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[1],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]];
gu[4]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[1],g[3],g[3],g[3],g[3]];
gu[5]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[1],g[3],g[3],g[3]];
gu[6]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[1],g[3],g[3]];
gu[7]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[1],g[3]];
gu[8]=-I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[1]];
gu[9]=I*pauli8times[g[2],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]];
gu[10]=I*pauli8times[g[0],g[2],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]];
gu[11]=I*pauli8times[g[0],g[0],g[2],g[3],g[3],g[3],g[3],g[3]];
gu[12]=I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[2],g[3],g[3],g[3],g[3]];
gu[13]=I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[2],g[3],g[3],g[3]];
gu[14]=I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[2],g[3],g[3]];
gu[15]=I*pauli8times[g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[0],g[2],g[3]];


For[x=0,x<16,x++,
For[y=0,y<16,y++,
If[x==y,Print[x,y,gu[x].gu[y]+gu[y].gu[x]==-2*e256]];
If[x=!=y,Print[x,y,gu[x].gu[y]+gu[y].gu[x]==0*e256]];
]];



{γi, γj}=γiγj+γjγi=2δij
を満たし、かつ
γ0=ββ、γ1=α1α1、γ2=α2α2、γ3=α3α3等の条件を満たす16個のγ行列は存在するのでしょうか?



追伸
「光と電子のコンプトン散乱と同程度の計算について」では、基礎的な事項からご親切にご教示頂きましたにも関わらず、私の力不足により途中で挫折してしまい、申し訳ございませんでした。何卒、今後ともよろしくご指導頂きましたら幸いです。

補足日時:2006/08/06 09:36
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この回答へのお礼

{γi, γj}=γiγj+γjγi=2δij
を満たし、かつ
γ0=ββ
γ1=α1α1
γ2=α2α2
γ3=α3α3
γ4=α1α2
γ5=α2α1
γ6=α2α3
γ7=α3α2
γ8=α1α3
γ9=α3α1
γ10=α1β
γ11=α2β
γ12=α2β
γ13=βα1
γ14=βα2
γ15=βα3
の条件を満たす16個のγ行列は存在しませんし、存在しても、満たすことを確認する方法は無いかもしれません。すっきりしませんが、締め切らせて頂きます。再度、質問するかもしれません。

お礼日時:2006/08/26 15:37

大変重要なご質問です。

まず
 γiγj+γjγi=2δij  (i,j=0,1,2,3)

を満たす4行4列の行列をとってきます。もちろんこれは通常のγ行列です。次にこれらのテンソル積によって次の16個の行列を定義します。

Γ0=γ0×γ0
Γ1=γ1×γ1
Γ2=γ2×γ2
Γ3=γ3×γ3
Γ4=γ1×γ2
Γ5=γ2×γ1
Γ6=γ2×γ3
Γ7=γ3×γ2
Γ8=γ1×γ3
Γ9=γ3×γ1
Γ10=γ1×γ0
Γ11=γ2×γ0
Γ12=γ3×γ0
Γ13=γ0×γ1
Γ14=γ0×γ2
Γ15=γ0×γ3

ここで×はテンソル積を表わします(通常は×のまわりに◯の記号で表わされるもの)。するとテンソル積の性質より
 ΓiΓj+ΓjΓi=2δij  (i,j=0,1,…,15)

が成立します。これらはClifford代数と呼ばれ、現代数学および物理学で大変重要なものになっています。
http://arxiv.org/abs/hep-th/0506011
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