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抗体や抗原の標識に使うペルオキシダーゼは、ほとんどが西洋わさび由来ですが、なぜ他の生物種由来のペルオキシダーゼは使われないのでしょうか?安定性が良かったり、非活性が高かったりするのでしょうか?

もうひとつ、微生物を使った大量生産されてる例などは聞いたことがないのですが、西洋わさびからはそんなに効率よく取れるのでしょうか?

どなたかご存知でしたら教えてください。

A 回答 (2件)

他の生物由来のものでも問題ありませんが、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)から換える必要もないからでしょう。



HRPはかなり昔から研究されてます。酵素反応を実験に用いる際は基質濃度や至適pH等の反応条件を最適化しなければなりませんので、その点において知見の蓄積が豊富なHRPが選択されたのではないでしょうか。

またHRPは大腸菌で大量発現させて巻き戻す系も確立されています。先人の努力の甲斐あって、現在では巻き戻り効率もかなりいいようです。
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・初めてperoxidase (PO) 結晶化されたのがhorse-radishからで、よく性質が調べられてもいる、という歴史的な理由(後に、ほかのアブラナ科の植物からも結晶化されたりしているが多少性質が違うらしい)。



・POは植物ではメジャーだけれど、動物ではごく限られた細胞、組織でしか見られない(たとえば、白血球)。よって、動物由来は実用的でない。

・糖鎖、鉄イオンなどが構造に含まれるので、リコンビナントを微生物で大量発現して活性のあるものをとるのは難しいでしょう。

ただし、精製したPOを改変したものいろいろあるみたいです。安定性を高める修飾や、活性に関係のない部分を切り離して小さくしたもの(浸透性が向上する)など。
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この回答へのお礼

鉄イオンが必要なことには考えが及んでいませんでした。確かにリコンビナントは難しくなりますね。
初めて結晶化されたペルオキシダーゼが西洋わさび由来ということも初めて知りました。貴重なアドバイスありがとうございました。

お礼日時:2006/09/16 23:23

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