飛行機の離陸後の旋回について

タイトル通りの質問なのですが、飛行機って離陸後必ず？旋回していますよね？？

あれってどういう意味があるのですか？

No.5 ベストアンサー 回答者： fatpigs 回答日時： 2006/09/02 19:56

滑走路ってのは当たり前ですが固定されていて、方角が決まっていますよね？風の向きによってどちら向きの滑走路を使うかが決まるのですけど、目的地に行くにはまっすぐ飛んでいたのでは到着しない場合も当然あるわけです。

で、なぜ大きく旋回することが多いかというと、いわゆる定期便の航空機というのはIFRというルールの下で飛んでいまして、決められた航路上を飛ぶんです。その空の道へ乗っかるために旋回して飛んでいくためです。高速道路でも一般道から乗るときにグルリと回って乗っかっていくことが多いですよね？あれと同じようなもんです。
とうぜん、直進してその「道」に乗れるときは管制官から特に指示が無い限り、直行することだってできます。
ちなみに、この空の道ですが、イチイチいつもいつも管制官があっちへ飛べ、こっちへ飛べ、と言っているわけではありません。必要なときだけ指示されます。この空港へ飛ぶときはこういう空路を飛ぶ、ってのがはじめから決められているのです。
ちなみに、VFRというのはそういう飛び方をせず、目で見たとおりに飛びます。しかし、これもはじめからどうやって飛ぶか、とあらかじめ決めて計算して飛びます。
また、飛行してはならない区域などもあり、そういう場所は当然迂回して飛んだりします。

以上、ヘリ、飛行機操縦士の一人として。

この回答へのお礼

はじめまして。
回答ありがとうございました。
飛行機が好きで、よく地上から飛んでいる姿を眺めています。

お礼としてポイント発行致したいと思います。
また質問させて戴いた際は、よろしくお願いいたします。

お礼日時：2006/09/05 21:29

No.4 回答者： aero2000 回答日時： 2006/09/02 19:33

空港・使用滑走路によって異なると思います。

特定の空港の特定の使用滑走路かつ特定の目的地（空港）の場合、ほぼ必ず決まった方向に旋回しますよね。
目的地がその方向だからという理由が多いとは思いますが、そうではない例もあります。

夏季・南風のとき、新千歳空港から羽田空港へ向かう場合、新千歳空港を離陸すると旋回せずまっすぐ上昇を続けます。逆に冬季・北風の時は北に向かって離陸した後、目的地の方向・南へ旋回します。
同様に、冬季・北風のとき羽田空港から新千歳空港へ向かう場合、３４Ｒ滑走路から離陸（北北西）した場合でも大きく右旋回し、その後左旋回します。また、北風で大阪方面へ向かう場合でも右旋回し、ほぼ南に機首を向けた後、さらに右旋回し、富士山方面へ飛行します。

羽田の離陸は特徴的で、北風であれば必ず右旋回します。理由は、地上への騒音を最小限にするためです。北に向かって離陸し、右旋回するということは、東京湾上空を飛行するということです。直接、品川方面に飛行しては、地上の騒音がすさまじいので、一旦、東京湾上空を旋回して高度を上げてから陸地上空を飛行するように、航路が定められています。（東京タワーがあるのも一因らしいです）
羽田から新千歳に向かう場合、右旋回上昇し、高度をかせいでから左旋回しＴＤＲの真上を通過します。大阪方面へ向かう場合、右旋回を繰り返し、ほぼ羽田空港の真上を通過します。その真下では別の飛行機が離発着をしています。

その他、神戸空港の場合、羽田便であっても、東へ向かって離陸しても必ず旋回します。まっすぐ飛んだ方が早いにも関わらず。海上空港なので騒音は無関係です。理由は、東へ直進すると、伊丹の着陸ルートと交差し危険だからです。
西風で、羽田発神戸行きの便が着陸する時も、北から回り込み一旦東から進入し、滑走路上空を通過した後、１８０°急旋回して着陸するという面倒なことをせざるをえません。

新千歳のように周りに何もない空港は最短ルートで目的地へ向かえます。
空港ごとに、理由は様々です。

No.3 回答者： poioro 回答日時： 2006/09/02 19:00

目的地の飛行場を目指して飛ぶためです。

ですから、仮に目的地が滑走路の離陸の延長上にあれば、旋回する必要はありませんので、そのまままっすぐに飛ぶはずです。

でも、目的地が滑走路の延長上になることなどまずありませんから、結果的には離陸後旋回するということになるでしょうね。

No.2 回答者： KGS 回答日時： 2006/09/02 18:50

原則として向かい風に向かって離着陸するため目的地と風向きが逆の場合は、離陸後に旋回して目的地に向かいます。

目的地方向から風が吹いている場合は、当然旋回せずにそのままです。

No.1 回答者： asuca 回答日時： 2006/09/02 18:49

飛行機は自由に飛べるわけではなく管制塔と飛び立ってからは管制センターとでやりとりをしてその指示に従って予定の高度まで旋回しながらあがっていきその後で空路に沿って書く中継点をたどりながら飛行をします。

ですから旋回しているときは管制センターの指示に従って高度を上げている状態かと思います。

http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/%B9%D2%B6% …

参考URL：http://www.transport-pf.or.jp/sky/route/route3.h …