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数字の単位(桁の名前)で無量大数というのがありますが、文献やサイトによって10の68乗としているものと88乗としているものがあります。
解釈の違いでしょうか。

A 回答 (1件)

時代により異なります。



日本では、江戸前期の和算書として有名な『塵劫記』の寛永8年の版で「無量大数」が初めて登場します。この版では、「載」までを万進、「極」以上を万万進としていたため、「無量大数」は「不可思議」(10の80乗)の万万倍で10の88乗となります。
『塵劫記』の寛永11年版で「極」以上も万進に統一されましたので、「無量大数」は「不可思議」(10の64乗)の万倍の10の68乗となりました。

面白いことに、『塵劫記』では、版を重ねるごとに「無量」と「大数」の間にできた傷の間隔が広がり、後の版では「無量」と「大数」という別の数と誤解されるようになったようです。この場合は、「無量」が10の68乗、「大数」が10の72乗ということになります。現在でも「無量」と「大数」が別の数として紹介されることもあるようですが、「無量大数」で一つの数とする方が一般的です。
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