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来月母の一回忌です。法要を考えているのですが、菩提寺がありません。近隣の寺に個人的に相談にいったところ檀家になるのが条件といわれました。私としては、檀家になっても、行事に参加ができないと思うので、法要だけとりおこなってくれるところを探しています。
葬儀や四十九日は葬儀屋さん、石屋さんのつてでご紹介いただいたお坊さんにお願いしました。
一回忌の件について仏具屋さんに相談したところ、近隣のお寺(浄土真宗)のお寺でも頼めるとのことでした。(我が家や日蓮宗です)
宗派が違う寺に頼むことについてなにか考えられる悪い点があればコメントお願いします。そちらのお寺さんは歩いて1分ほどなので、できればそちらでできないかと思っているのですが、日蓮宗の方でないとご先祖様に悪いような気もします。そして、宗派が違うお坊さんも日蓮宗の法要は行えるものなのでしょうか。

A 回答 (6件)

なるほど、無責任なお坊さんが葬儀をしたものですね。

葬儀を受けた以上、このような困りごとが生じないようにするのは僧侶として最低の義務です。

本題に入ります。

ほとんどの寺院は“檀家制”で運営されており、家の宗派は菩提寺の宗派によります。しかしこれは百年以上も前に廃止されたわずか二百年ほど続いた檀家制度(寺請け制度)の名残に過ぎません。
この檀家制は葬儀、法事法要、各種行事参加等、一連の寺檀づきあいを通して檀家を“教化(きょうけ)”することが目的です。一連の寺檀づきあいをすることが檀家教化の手段ですから法要だけ執り行ってもらおうとするのは違います(すべてのお付き合いが出来るとも限りませんが)。

檀家ではない一般の方々を自身を持って教化するお坊さんもいますが、檀家以外の法事を受けるお坊さんのほとんどは無責任にも何も考えていません。
ですから檀家以外の“(檀家としてではない)葬儀や法要だけをとりおこなう”お寺さんは信頼できないことが多々あります。葬儀と四十九日忌のお坊さんがいい例です。法事だけでも受けた以上、今後のこと(今後どうするか等)も責任を持つべきです。

また、一般の寺院は檀家以外との仏事のかかわりを嫌います。檀家には寺の方針を強制することが出来ますが、檀家でなければそれは出来ません。
お寺さんは閉鎖的なんです。

さて、貴家には菩提寺が無く、察するところ日蓮宗の教義を特に信奉しているわけでもなさそうなので、厳密には“本家(祖父母まで?)は日蓮宗だったので、母親も日蓮宗で葬儀等行った”という表現が適切です。
そこで貴家の場合はやはり菩提寺を定めるべきです。日蓮宗の教義を特に信奉しているわけではなく、分家なので、日蓮宗である必要もなく、先祖に失礼になることもありません(もちろん日蓮宗寺院でもかまいません)。

ところで、行事に参加できなくても檀家を教化する手段はたくさんあるはずです。行事等には参加すべきですが仕事が忙しくて参加できない人もいます。
ちなみに行事に参加できない者を檀家と認めなかったり、檀家以外とは一切かかわらないお坊さんは僧侶として失格です。

“檀家になるのが条件”と言われた近所の寺は行事に参加しなくては入檀を認めないといいましたか?
行事に参加できないことだけが檀家になれない理由ですか?
その寺が浄土真宗なんですか?
行事に参加しなくていいのなら浄土真宗寺院の檀家になってもかまわないのですか?

>宗派が違うお坊さんも日蓮宗の法要は行えるものなのでしょうか。

これは浄土真宗のお坊さんに日蓮宗徒の法要をしてもらえるか?ということかと思われます。
“日蓮宗の菩提寺の檀家だけれども菩提寺が遠くて近くに日蓮宗寺院もなく、浄土真宗寺院しかない”という場合なら、受けてくれる浄土真宗のお寺さんもあるかもしれません。
しかし歩いて1分ほどだからとか、「菩提寺は無いけれど絶対に日蓮宗である」との考えならば浄土真宗に限らず他宗で供養することは理に適わないと思われます(天台宗は除く)。

それに、単純に浄土真宗は“南無阿弥陀仏”、日蓮宗は“南無妙法蓮華経”ですから、浄土真宗のお寺が日蓮宗徒の法事をするかどうか・・・
※法華経の精神ではおかしくありませんが。

一周忌は、また石屋に紹介してもらうしかないかもしれません。

もっとも、お坊さんでなければ供養できないということはありませんし、回忌法要だけが供養の方法というわけでもありません。




今後変わっていくと思いますが、以上が現在の仏教界のやりかたです。

いい供養ができますように・・・

合 掌
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この回答へのお礼

代表しまして、こちらのコメントにて皆様にお礼を申し上げます。本当に丁寧なご回答ありがとうございました。家族と相談した結果、四十九日の法要を行っていただいたお坊さんに頼むことにいたしました。
まだまだ、お布施や行い方などわからないことだらけですが、こちらのサイトでまた勉強させてもらいます。

お礼日時:2006/11/26 16:10

お坊さんは通常、自分の宗派の法要しかできません。


同じ「職業:高校の先生」でも国語の先生が数学を教えることはできませんよね。
それは持っている免許が違うからです。
お坊さんも同じです。
自分の宗派の勉強をして、資格を取っているんです。

一周忌はAのお寺でやって、3回忌はB、7回忌はC・・・とその都度変えるおつもりでしょうか?
そうでないなら一つのお寺の檀家になるのがスジだし、今後を考えると楽でもあると思います。
実も蓋もない言い方ですが、お寺を維持するのもお金がかかるんです。
建物がいたんだら直したり、道具類を整えたり、行事の準備をしたり・・・。
檀家の人は普段からそういう「お寺維持費(労働力)」のようなものを払っています。
そういう負担をせずに、必要なときだけ使おうというのはちょっといいやり方じゃないように思います。
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葬儀の時にお願いしたお寺さんは、日蓮宗ですか?


もし日蓮宗ならこれからも法事をお願いする事が有るので檀家になるべきだと思います。
行事に参加するしないは別として日々のお勤めや祥月命日に参ってもらうなどお寺さんは必要だと思います。その場限りで普段はほったらかしなら法事をしてもお母さんが浮かばれません。
出来る限りは、同じ宗派のお寺さんで今後もお付き合いされると良いと思います。
貴方のお父さんが分家なら先祖は本家で祭っているのでそちらに行けば良いので貴方のお母さんが無くなって初めて仏壇を求められたのなら今後貴方が仏壇のお世話をして行くのにお寺さんの助言が必要です。
何処のお寺でも良いと言うのなら貴方がもし亡くなって自分の子供が適当に頼んで適当にお経を上げられたら如何思うか考えて下さい。
お母さんが迷わず成仏出来る様お勤めをしてあげて下さい。
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坊さん@浄土真宗です。


> 来月母の一回忌です。
一周忌の間違いではありませんか?一回忌はありません(しいて言えばお亡くなりの日)。1年後は1周忌、2年後が三回忌です。
お寺はお店ではないので飛び込みでというわけには通常はいきません。また、檀家組織といういわば入会金・毎年会費的な護寺費も納める会員制クラブ的な運営形態ですので、メンバーのみの寺院も多いです。(宗派内の他寺院からの依頼は代理として受け入れます)
また、ビジターも受け入れてくれる寺院もあるかもしれませんが、葬儀時の事情や所属寺状況を聞かれたうえでの判断になります。
通常、転居等で遠方になった場合などは、所属寺(ご質問者さんの場合には葬儀を行った寺院)が同じ日蓮宗の宗派寺院なら近隣の寺に依頼をします。ですから、お寺の常識から考えると、葬儀や四十九日を行った寺院さん経由で無ければおかしいのです。

> 檀家になっても、行事に参加ができない
檀家が行事にでるのは義務的ですからね。

> 宗派が違うお坊さんも日蓮宗の法要は行えるものなのでしょうか。
行えません。浄土真宗の寺院で日蓮宗の法要は行えません。ただ、浄土真宗の法要でよければ行って差し上げるという寺院はあるかもしれません。もちろん筋違いだと受けない寺院も当然あるでしょうし、改宗してからと条件がつく場合もあるでしょう。そして、あくまで浄土真宗としての法要になります。

> 宗派が違う寺に頼むことについてなにか考えられる悪い点があれば
親族間での批判、トラブルは別として、浄土真宗側からは特段問題は無いと思います。日蓮宗側からわかりません。
ただ、宗派というのは、お釈迦様が説いたそれぞれの教えで分かれており、喩えるなら、お医者さんが患者さんの病状に合わせて薬を出すようなものです。どの薬もすばらしいが自分に合っていなければ意味がありません。宗派が異なるということは、頭痛の患者さんに下痢止めを出しているようなもので、どちらも良い薬であっても症状に合わなければ意味が無いというものです。

通常仏事は菩提寺が責任もって行う(菩提寺が無い方は葬儀のときに縁のできた寺院)というものです。ただ、ご質問で「葬儀や四十九日は葬儀屋さん、石屋さんのつてで」が気になります。葬儀と異なる寺院で49日を行ったのでしょうか?だとすると葬儀した寺院と縁を切った形ですし、寺院側から離壇扱い(縁の切れた扱い)なので相手にされないと思います。
早いうちにきちんと軌道修正しませんと後々困りませんか?とりあえず葬儀寺院と49日寺院に相談してはいかがでしょうか?
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近所にセレモニーホールは無いのでしょうか。


もし在ればセレモニーホールに頼んだ方が早いです。
同じ宗派の僧侶も呼んでくれます。

ただ日蓮宗の方が浄土真宗で法事をされるのは如何なものかと・・・。
第一お経が違うでしょう。
僧侶も自分の宗派の法要しか出来ないと思いますよ。
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お寺や宗派は祖先を供養するための手段であります。


故人の供養とは残された人の安心感・満足感であると思います。
貴方が安心・満足できる方法で行うのが最良の方法です。

宗派に拘る必要は無いと思います。
宗派が異なってもお経を上げられる僧侶も居ります。

当方は父の葬儀の折り僧侶がお経を上げ始めると本家が
「宗派が違う」と言い出しましたが、そのまま続けました。
 現在はその時のお寺にお世話になっております。
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