ギリギリ行けるお一人様のライン

突然なんですが、1匹だけ(めだかが)上にあがってこれません!
理由は不明です。
大きい水槽に何十匹か飼っているのですが、
2~3日前にふと水槽をのぞいてみたら、1匹だけ上に這い上がろうと必死になっている子がいました。
気のせいかと思ったんですが、昨日みてみたらやっぱり必死になっていました!まるで浮き袋におもりが入ってるみたいです・・。(頭を上にして、尾が下がっている状態です)
めだかは長年飼っているのでこのメダカが何年経っているかははっきりとはわかりませんが、約3年で体長は3cmくらいです。
今までにこんな症状はみたことがないので困っています。
元気に泳ぎ回ってはいますが、単に老化が原因なのでしょうか??
どなたかご回答よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

補足というか、余談ということで、お願いします。


回答を得ることを半ば諦めていたとのことでしたので...差し出がましくも横から入りました。

私は、繁殖を目的とした魚の飼育をあまりやりませんので、ベリースライダーはほとんど経験がありません。
魚種によっては、ベリースライダーの発生は避けて通れない場合もありますが、
それについては、卵目についてお詳しいご専門家様にお任せすることとして、別の一般的なことを書かせて貰いますね。


> 水換えを2週間にいっぺん、半分位するようになった(以前はほとんどしませんでした)のですが、

水替えをしない水槽の水というのは、当初の飼育水(水道水?)から水質がかけ離れていきます。

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まず、濾過バクテリアが有害物質を無害化した際の最終生成物である硝酸(硝酸塩)の蓄積によるpH(アルカリ度)の低下がその1つです。
魚は緩やかな水質変化に関しては、かなりの耐性を示すのですが、限界レベル以下になると、やはり不調を訴え出しますし、
例え問題なかったとしても、pHの低い水(+水質の低変動状態)に慣れてしまっています。
※こういった状況下で飼育された魚は、水質変化に対する適応力が低く育つことがある。

小型魚の飼育の場合、水草を大量に入れることで、硝酸(硝酸塩)の蓄積をある程度緩和する,もしくは抑えることも出来るのですが、
「初めての水草」とお書きのことから、飼育水のpHはかなり低かったのかもしれません。
この状態で、多量の水替え(水道水のpHは弱アルカリ側のことが多い)をすると、
急激な水質変化によるストレスを魚に与えることとなり、病気や頓死の原因になります。

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次に、硬度(水中に含まれるカルシウム,マグネシウムの量)の問題です。
底床に用いることの多い砂利は、完全に硬度に影響しないものは珍しく、
徐々に予想しないほど高硬度(硬水)に傾いていったのかもしれません。
日本の水道水は軟水ですので、水替えにより大きな硬度変動を与えた可能性があります。
高硬度→低硬度 への変化は、魚は比較的慣れやすいとはいえ、あまりに差があると、やはり急激な水質変化によってショックを受けます。

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そして、浸透圧の問題もあります。
日々与える餌によって、少量ずつではありますが、飼育水中の分子量が増加していきます。
そこに、(分子量の低い)綺麗な水道水を多量に入れると、魚が浸透圧の差を調整しきれず、機能障害を起こすことがあります。

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あと、水替えなどで、底床をかき混ぜ、底床に入り込んだヘドロ(浮泥)を撒き散らすと、
病原菌(主に嫌気性)の眠りを呼び覚ます?ことになります。
底床は水の浄化に重要な役割を担っているのですが、汚れた底床にはこういった危険な側面もあるのです。
底水をかき混ぜないで底床の汚れを吸い出すことは、重要な技術なのですが、
アマゾンソードのような大きな水草を植えられたとのことですので、誤って底床をかき混ぜてしまったのかもしれません。

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水温の変化も可能性としてあります。
ベリースライダーは低水温がどうのこうの...と述べられているサイトもあるようですが、私には真偽の程は分かりません。
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飼育法には、頻繁に水替えをする方法と、水替えをあまりせずに引き延ばす方法があります。

頻繁に水替えをする飼育法は、水質浄化サイクルを担う微生物にショックを与えやすかったり、
魚に余計なストレスを掛けるデメリットはありますが、上記のような問題は避けやすくなります。
また、ある程度、水質が変化するので、その中で育った個体はそれなりに環境変化に慣れることが多いようです。

水替えをしない飼育法は、比較的安定した環境を作りやすいことや、管理が楽になるメリットがあります。
日本産の目高は別ですが、熱帯魚の小型カラシンなどには、弱酸性を好む種類も多く、
pHの高い水道水での水替えを負担と感じる魚もいるのです。
しかし、上記のような問題に注意していないと、ある日突然、バタバタと死にはじめ、手が付けられない状態になることがあります。
底水を掻き回すなどという人為的なミスも、致命的事故になりがちです。
水替えで対応しようにも、源水(水道水)からかけ離れた水質になっていたため、別の水槽に避難させることすら難しいです。

良くある話が、最初の頃は週1回1/3などという水替えをマニュアル通りにやっていたが、
面倒臭くなって水替えを滅多にしなくなったら、逆に調子が良くなったので そのまま維持...というものです。
1回の水替えの負担が大きくなったり、ヘドロ(余剰浮泥)の蓄積し過ぎによる底床の貧酸素化による大崩壊などの落とし穴が
後ろ(1年後位~)に控えていて注意が必要にも関わらず、これで正しい管理だと誤解しがちです。

つまり。
換水しない維持手法だったのにも関わらず、1/2もの大幅換水を行い、頻繁に換水する方法に移行してしまったわけで、
非常にトラブルを招きやすい状態だったと言えます。
その結果として、ベリースライダーになったのかもしれませんね。


取り敢えず、こういうことも知識として知っておけば役に立つのでは...と考え、書かせて頂きました。
水替えは...と一括りに語られたりするので注意が必要です。
どういう維持手法にするかは、魚種やそれぞれの事情によっても異なってきます。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。

ANo.2の方の説明は多少難しく感じられるところはありましたが、私が行った水替えが悪かったということはよーくわかりました。
ご回答を頂いた後、水替えは控えていましたが、何の問題もなく、めだかも水草も元気です。これからも注意してお世話しようと思います。
またひとつ、ベリースライダー という知識がふえました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/12/23 17:25

卵生メダカを長く飼育していますが、水質悪化と適正水質を外れた時に老化が重なるとこの様な症状になります。

俗にベリースライダーと言い、卵から孵化したての稚魚は、乾燥期間の長短や水温、ピートの湿り具合で当たり前に発生します。

殆ど治癒することは稀ですが、繁殖能力には影響が無いことで、次にその種類が手に入らないケースでは必死に育て繁殖される方もいます。

エサが取れなくなるので次第に体力が落ちてきますので注意が必要です。

この回答への補足

難しい質問だと思い、回答は得られないと半ば諦めていましたが、とてもわかりやすいご回答をありがとうございました。
めだかが上にあがれなくなってから深い水槽→浅い容器に移したところ、なんとかエサは食べられているようです。
今まで屋外で飼育していたのですが、事情があって室内で飼育しています。そして、初めて水草(アマゾンソードなど)を入れた為、水草のことを想い、水換えを2週間にいっぺん、半分位するようになった(以前はほとんどしませんでした)のですが、これが1つの原因でしょうか?

補足日時:2006/12/13 18:18
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