プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

はじめまして。
海外旅行の換金について質問させていただきます。

今週末よりドイツ、イタリアに旅行に出るのですが、
円をユーロに変えるのはどこで換えるのがいいので
しょうか。
日本でしょうか?ヨーロッパでしょうか?
またヨーロッパでユーロと円を換金できるのでしょうか。

また帰国時ユーロを円に換えるのはどこで換えるのが
良いでしょうか。

私が今考えているのは
・出国時、成田空港で円をユーロに換金
・帰国時、成田空港でユーロを円に換金
ユーロを円に換えるのはヨーロッパのほうが率が
いいらしいのですが、なかなか換えてくれる銀行
は見つからないのでは(円をユーロに換金は
容易にしてくれるらしいですが)、と懸念があるからです。

旅慣れた方おられましたらお教えいただきたく思います。

A 回答 (8件)

円→ユーロの両替、ユーロ→円の再両替とも日本で行うのが有利です。

ただし両替する金融機関を選ぶ必要があります。

両替法の有利不利は銀行間レートからいくらのマージンが上乗せされているかで整理すると分かりやすいです。
銀行間レートとはその名の通り、外国為替市場での銀行間の取引に使われるレートです。新聞やテレビで報道されているレートは特に断りのない限り銀行間レートです。一般の顧客はこのレートでの取引はできず、売るにしても買うにしてもいくらかのマージンを払います。
銀行間レートは常時変動しているため、実際には銀行はこれに代えて「公示仲値(TTM)」というものを定め、一日を通して取引の基準として使います(*1)。銀行間レートと公示仲値は厳密には一致しませんが、多くの場合は同一視して支障ありません。
銀行間レートと公示仲値のどどちらを基準に考えてもよいのですが、いずれにしても上乗せ幅が小さいほどお得な両替法ということです。

1. 日本でユーロ現金に両替
日本でユーロ現金に両替する際のレートは、1ユーロ当たり公示仲値+6円~7円50銭に設定している金融機関が多いのですが、三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行、郵便局(外国為替取扱局に限る)は1ユーロ当たり公示仲値+4円と有利なレートです。両替商の「トラベレックス」も+4円です。
現在のレート(公示仲値で1ユーロ=157円程度)では2.5%上乗せということになり、レートと手間のバランスでは最善解だと思います。なお成田空港内の出張所でもレートは市中支店と同じです(*2)。「成田のレートが一番悪い」というのは何かの勘違いでしょう。
もう少し手間を掛けられるなら金券ショップを利用する方法もあります[1,2]。上乗せ幅3円40銭が私が今まで調べた範囲で最小です[2]。他に為替業者で上乗せ幅3円というところまで見つけています[3]。
再両替も三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行、郵便局は公示仲値マイナス4円のレートで有利です。金券ショップはマイナス3円40銭~4円[1,2]、為替業者で最安3円です[3]。

2. 日本でユーロ建てトラベラーズチェックに両替
トラベラーズチェック(以下TC)の両替レートは現金より優遇されていて、公示仲値からの上乗せ幅は1円40銭~1円50銭です。このほかに発行手数料が加算されます。発行手数料は標準的には1%ですが、通販業者で0.5%というところや[4]、特定のクレジットカードを持っていると無料になるところ[5]もあります。盗難や紛失に強いのもご存じの通りです。
ただしヨーロッパに行かれる場合は現地での換金手数料に注意が必要です。ヨーロッパではTCをそのまま使える店は少ないので銀行や両替商で換金して使うことになりますが、1~3%程度の手数料を引かれます。しかも手数料には最低額があり「最低5ユーロ申し受けます」などと定められているため、「使う分だけこまめに両替する」と割高につきます。かといってまとめて両替すると盗難・紛失対策にならないので悩ましいです。

換金手数料を回避する方法もNo. 2のご回答のようにあることはあり、「アメリカンエキスプレスのTCを作り、提携の現地金融機関で換金する」が有名です。この場合提携金融機関を自分で探し、英語(や場合によっては現地語)で換金依頼できることが前提になります。
上の1.で述べたように、今は日本でもそこそこ良いレートでユーロ現金が手に入りますから無理してまでこの方法を使うことはないでしょう。参考までに、TCを使って極力有利なレートで両替する方法については[6]で触れています。

3. 現地で日本円からユーロに両替
これははっきり申しあげて最悪の方法です。ヨーロッパにおける日本円の両替レートは一般に悪く、銀行間レートに1ユーロ当たり7~10円くらい上乗せされます(もっと乗せるボッタクリ両替商もいます)。しかもこれに加え1~3%の手数料を徴収するので踏んだり蹴ったりです(もちろん2.と同様に最低手数料の設定もあります)。日本円建てTCを両替する場合も同様です。
再両替のレートも銀行間レートから7~10円マイナスと悪く、また日本の紙幣の最小単位(1,000円)以下の端数は再両替不能です。手数料もしっかりとられます。再両替も日本に帰ってからが正解です。

4. クレジットカードでショッピング
クレジットカードで払えるものは極力それで払うのが簡単で有利です。ただしJCBは通用度が落ちるので、少なくとも1枚目はVISAかMasterを選ぶことをお勧めします。
クレジットカードの引落し額は「クレジットカード会社が定める通貨間換算レートに、海外利用に伴う手数料を加算」で計算されます。
「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」は、銀行間レートや公示仲値と一致すると考えて頂いて結構です。私が調べたデータでは通常は±0.4%、為替相場が大きく動いたときでも±1.0%くらいの範囲に収まっています。また「海外利用に伴う手数料」ですが、VISAやMasterは1.63%、JCBは1.60%です(一部のカードでは異なる設定があります)。この手数料分だけ銀行間レートと差異が生じます。
本題と外れますが、「トラベラーズチェックとクレジットカードのレートが同じ」は一般には正しくありません。前者は銀行間レートに1円50銭上乗せ、後者は1.60~1.63%上乗せですから一致すると限らないのは自明です。また

5. クレジットカードでキャッシング
クレジットカードでのキャッシングは使い方によっては有利です。レートは上の4.で述べた「クレジットカード会社が定めるレート」で、これに引落し日までの利息が加算されます。(ショッピング利用の1.63%/1.60%の手数料は加算されません。加算されると主張する人もいますがそれは過去の計算法です)
利率は年15~25%、利用日から引落し日までは25~55日くらいが標準ですので、利息として1~4%の額を支払うことになります。両替の際の目減りとこの利息の値を比較すると、そう不利な方法でないことがお分かり頂けると思います。
キャッシングにご興味があれば、[7,8]などを参考にお使いのクレジットカード会社にて利用法を確認ください。再両替はもちろんできませんので、1.に準じて日本でどうぞ。

キャッシングをより有利に使う方法として「繰り上げ返済」があります。帰国後すぐに返済すればその分利息が少なくて済むという道理です。ただし繰り上げ返済の際に銀行振り込み手数料がかかるカードもあるので、条件によっては繰り上げ返済せず定例の引落し日に払ったほうがお得になることもあります。キャッシング+繰り上げ返済であれば、三井住友カードの各種カードやセゾンカードをお勧めしておきます。提携ATMから手数料なしで繰り上げ返済できます。

6. 国際キャッシュカード
新生銀行やシティバンク銀行が出していますがレート的にはさほど有利でありません。銀行間レートに対し例えば新生が4%、シティバンクが3.8%、三井住友が3%+200円の上乗せです。クレジットカードでキャッシングする方がまだ有利です。

【結論】
ユーロの現金なら日本で両替していくのが有利です。ただし金融機関によるレート差があるので両替する場所は選ぶ必要があります。レートが良い(=マージンが小さい)のは三井住友、三菱東京UFJ、郵便局などです。再両替の場合も同じです。
盗難・紛失対策であればトラベラーズチェックも良いのですが、ヨーロッパでは換金手数料に注意が必要です。

[1] http://www.igami.co.jp/currency.html
[2] http://www.ticketzone.jp/gaika/index.html
[3] http://www.btgp.org/BTG%20CashForex.htm
[4] http://www.cecile.co.jp/travelers_cheque/
[5] http://www.jtb.co.jp/jtbcard/kaiin/otoku.html
[6] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2317598.html
[7] http://www.nicos.co.jp/hp_trvl/overseas/os_cash. …
[8] http://www.dccard.co.jp/useful/money/o_atm.shtml

*1 よほど大きく相場が動いたときには一日のうちでも再設定することがある。普段から複数回の設定を行う銀行もある。
*2 特定の店舗や出張所で特定の通貨に限って他の支店より有利なレートを出している銀行もあるが、三井住友と三菱東京UFJでのユーロ両替であれば市中の支店もレートは同じ。郵便局でも、市中の局と空港内郵便局のレートは同じ。
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この回答へのお礼

こんにちは。
うひゃー、すごいお詳しいんですね!!!
この回答は一生もの、素晴らしい詳しさですね。
明日よりの旅行、楽しく過ごせそうです。

本当に有難うございました。
御礼がおそくなりまして申し訳ありませんでした。

お礼日時:2007/02/01 17:24

海外での換金って結構悩みの種ですね。


私も以前海外に行くときに色々と格闘しました・・・。
一般的にはトラベラーズチケットを銀行で帰るのが一番のようですが、ヨーロッパの銀行はなかなかサービスが悪く換金に手間取ります。

そこで便利なのが、クレジットカードによるキャッシングか、日本の銀行が発行している海外で引き出しできるキャッシュカードの利用です。前者は上手く使うと得をしますが、キャッシングなのでお金を借りるのに抵抗のある人はやめた方がいいでしょう。

後者はヨーロッパ内でも日本のATMのように自分の口座からお金をおろすカードです。多少手数料が高いですがとても便利で、私はこれを利用していました。

海外ではクレジットカードが使えない店が結構あるので、やはりユーロの現金を引き出せる銀行の海外用キャッシュカードが便利だと思います。

http://www.amoitalia.com/money/index.html
このサイトに銀行の手数料金比較が載っていますが、スルガ銀行のカードが一番お得なようですよ。

参考URL:http://www.amoitalia.com/money/index.html
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この回答へのお礼

こんにちは。
回答ありがとうございます。
旅行は先週行ってきました。
成田でUFJで換金という方法を取りました。

海外で使えるキャッシュカードというのは
聞いたことはあったのですが、今度行くときには
是非活用してみたいと思います。
ありがとうございました。

御礼遅れましてすみませんでした。

お礼日時:2007/02/13 12:16

こんにちは。

ご旅行楽しみですね♪
先月下旬にイタリア周遊+パリと行ってきましたので
参考になれば幸いです。

今、ヨーロッパ現地でのレートはかなり悪いです。
170円台が当たり前で、パリの空港なんて174円でびっくりしました(笑)
イタリア各地(フィレンツェ・ヴェネツィア・ミラノ)も170円台でした。

私は成田で両替してから行きました。
ちなみに出国日、成田での銀行レートは
三菱東京UFJが159円・みずほ銀行が161円でした。
成田に入っている銀行は、HP上で当日のレート情報を公開していますので
事前に調べて、レートの良い方で両替された方が良いと思います。

又、ユーロ→円の換金は、やはり成田がとくですが
ヨーロッパ・成田、共にレートも悪く、あまりお勧めできないのが
現状だと思います。(きっと他の方も書かれていらっしゃると思いますが)

なので、質問者様の日程でどの程度必要かを計算されて
成田で両替なさった方が、断然お得?だと思いますし
ヨーロッパもカード決済できるレストラン・スーパーもとても増えましたので
カードOKの場所は、全てカード支払にしておいて
現金は最小限に抑え、なるべく残さないよう使い切ってしまうのが
一番!と思います。

私も支払の殆どをカードで済ませました。
スーパーでお水・ジュース類だけでもカードで支払ってました(笑)

ユーロ高なので、少しでもお得なご旅行をされて下さいね♪
参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

こんにちは。
丁寧な回答ありがとうございました。
回答者様の実体験!本当に参考になりました。
それでは明日より旅行に行って参ります!

御礼がおそくなりまして申し訳ありませんでした。

お礼日時:2007/02/01 17:11

既に詳しい回答がされていますね。

実例報告がありましたのでご参考まで。
http://france-tourisme.net/cgi-bin/ippan02/ippan …

ユーロは、現金なら日本で両替、現地ではクレジットカード利用です。

>・帰国時、成田空港でユーロを円に換金
余ったユーロを円に両替するのは損ですよ。余らせないように上手に使ってきてくださいね。

参考URL:http://france-tourisme.net/index.htm
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この回答へのお礼

こんにちは。
回答頂きありがとうございました。
URLありがとうございます。
ご助言に従い『ユーロを余らせずに!』
行って参ります。

御礼がおそくなりまして申し訳ありませんでした。

お礼日時:2007/02/01 17:27

現金への両替なら、日本でユーロの現金に換えるのが一番有利です。


空港も市中の銀行も同じレートです。

現地での円→ユーロの両替は非常にレートが悪くなります。

トラベラーズチェックにすることを薦められる方もあるのですが・・、
トラベラーズチェックはそのままで使用できるところは限られています。
アメリカならトラベラーズチェックが便利なのですが、ヨーロッパでは銀行や両替所で現金化しなければ、お店で使用できないところがほとんどです。

クレジットカードはほぼ何処でも使用できます。tabizaruお薦めの利用方法が最も効率的です。
レートも銀行間レートとほとんど変わらないので一番有利です。
ICチップ付きのカードでないと使えないところがあるので、暗証番号は必ず確認しておいてください。
JCBも大抵のところで使用できますが・・・・ビザかマスターカードならほほ何処でも使えます。
 

 
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この回答へのお礼

こんにちは。
回答頂きありがとうございます。
本当に参考となりました。
旅慣れた方の意見、さすがに説得力!です。

御礼がおそくなりまして申し訳ありませんでした。

お礼日時:2007/02/01 17:21

円をユーロ及びドルを現金に換えるのは日本国内がベストです。


銀行によっても違いが有るので比較してが好ましい。
と言う事は空港が楽です。

市内の銀行でも良いのですが待たされ面倒です。
又大都市ならトラベックスと言う両替所が良いですね。

現金の場合欧州で換えるより日本での方が10円程得します。

クレジットカードを持っているなら支払いはカードをメインに
現金は最小限で使う事です。

TCは現地で両替時に通常手数料をとられます。無料のところも
有りますが探すのが面倒です。

TCとCC(カード)のレートは一緒です。
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この回答へのお礼

こんにちは。
回答頂き有難うございました。
旅慣れた方の意見は本当に参考になります。
御礼がおそくなりまして申し訳ありませんでした。

お礼日時:2007/02/01 17:18

あくまで私の場合ですが、日本でユーロ建てのT/Cを買って、現地の空港で現金に両替するのが一番有利かなと思います。


AMEXのT/Cなら無料で現金に換金してくれる所もちょこちょこあるんですが、最初の到着地はフランクフルトですか?そうすると空港には手数料無料のところがないので、手数料が3%位取られます。
でもフランクフルト市内のCitiBankに出向けば、確か5000ユーロまでは無料で換金してくれたはずです。
ただドイツ語か、所によっては英語も通じるんで英語で話さないといけないので、そういうのが面倒だというのなら日本で現金かT/Cに両替をして、そのまま現地で使ったほうがいいと思います。

帰国時にもしユーロが余ったら場合、空港で両替してかまわないと思いますよ。でもそれも結構もったいないので、もし無駄にユーロを使い残したくないというのなら、現金はそこそこにしてクレジットカードで決済されるのもひとつの方法です。
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この回答へのお礼

こんにちは。
回答頂き有難うございました。
旅慣れた方の意見はさすがに・・・
うなりますね。なるほど。
参考とさせていただきます。

御礼がおそくなりまして申し訳ありませんでした。

お礼日時:2007/02/01 17:15

成田で円をユーロに換えるのはやめたほうがいいですよ。


一番レートが悪いですから。
レートや防犯的な観点から言って、成田でトラベラーズチェックを
購入して現地で使う分だけユーロに換金するのが良いと思います。
もしくは円を持っていって現地で両替です。
24時間ATMで円をユーロに交換できる機械がそこらじゅうにあります。
使う分だけ両替してあまったユーロは残さずに空港などで使い切って帰ったほうが良いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

こんにちは。
回答頂きありがとうございました。
旅慣れた方の意見、非常に頼もしく
参考とさせていただきます。

御礼がおそくなりまして申し訳ありませんでした。

お礼日時:2007/02/01 17:13

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