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磁場侵入長より薄い薄膜超伝導体において、どの程度の磁場まで超伝導が破壊されないかを示せという問題がるのですが、これはどのように考えればいいでしょうか?
侵入長より、十分厚い超伝導体であれば、侵入磁場は指数関数的に減少することはわかるのですが、厚さが薄くても同じように減少すると考えていいのでしょうか?そして、その減少していく磁場の最小値(厚さdの地点)が臨界磁場だという風な考えでよろしいのでしょうか?

これぐらいしか考えがおもいつかないのです。なんか単純すぎて違うような気がするのです。(もはやこれは超伝導ではなくなっているようにも思えます)
アドバイスがあったら少しでもいいので教えてください。

A 回答 (2件)

第2種超伝導体を考える必要はありません。


この問題では,London理論を使った場合と
Ginzburg-Landau理論を使った場合とで
2つの答えがあります。おそらく設問では
どちらを使えという指示があったはずです。
なければ両方を答えるか,たとえばLondon
理論を使うという明記が必要です。ちなみに,
この問題の答えはまともな超伝導の教科書ならば
両方とも書かれています。
例えば,ローズ・インネスやティンカムの教科書
を読んでみて下さい。

答えを知ると驚かれると思います。というのは
薄膜の場合には熱力学的な臨界磁場よりも高い
臨界磁場となるからです。ちなみにLondon理論
では,磁場侵入長を膜厚で割った値に3の平方根
を掛けたものを,熱力学的な臨界磁場に掛けた
ものとなります。薄いほど大きくなるのです!

磁場侵入長は温度が超伝導転移温度に近いと
とても大きくなりますので,この場合の薄膜の
臨界磁場はとても大きくなります。
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磁場が侵入してもすぐには超電導状態が壊れない


第二種超電導体(酸化物)があります。

それを考慮して、論じろということではないでしょうか。


http://www.material.eecs.kumamoto-u.ac.jp/super2 …

参考URL:http://www.material.eecs.kumamoto-u.ac.jp/super2 …
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