電子書籍の厳選無料作品が豊富!

救世主とはどういった存在なのでしょうか?(キリスト教に限定しておりません。あらゆる思想の面からです)

A 回答 (2件)

No.1に張ったリンク先の内容とだぶる部分がありますが、、、、



ペルシャに「宇宙が崩壊するとき、高徳者を救う為に然るべき時に姿を現すことになっている仏陀の最後の化身カルキ・アヴァターラ」が現在とらえられている救世主の概念の源だと思えるんですね。

ペルシャ人はときには、処女から生まれた予言者ゾロアスターをメシアと同一視した。
ゾロアスターは「光の神」と「闇の神」(アフラマズダとアーリマン)の戦いの直前に自ら再生するか、あるいは「息子」となって再生し
この世に戻ってくる者を救世主としていた。

ユダヤ人はその概念を拝借し、マシアックと呼び、予言者エリアをメシアと同一視した。

タルムードは二人のメシアについて述べていた。
メシア・ベン・ダビデ。 ベンは息子・子孫って意味。
それと メシア・ベン・ヨセフ。



で、エッセネ派という集団がユダヤ教にいた。
彼らは太陽崇拝のペルシャの隠者から出た。
彼らは世間から離れたところに住んでおり、極端な自己否定を実行することにより、奇跡を行うと公言するジャイナ教のヨーガ行者にならって、自分達の制度を発展させていった。

最初のキリスト教徒の大半はこの派から形成されていったと言われる。(エピラニウスはキリストを信じた人たちは、キリスト教徒と呼ばれる以前はエッセネ派と呼ばれていた」と言っていたそうです。)


で、このエッセネ派。
おそらくこのうちの一派がクムランを宗団を作り、荒野で隠遁生活をしていたようですが、彼らはペルシャからの隠遁者でもあったので、光と闇の戦いを主な教義としていた。
そして二人のメシアを想定していた。(死海文書により確認)


紀元前110年から西暦70年のエルサレムの陥落までクムラン洞穴を占拠していたのですが、紀元前31年ー4年の空白の期間がある。
ヘロデ大王が統治していた時代の紀元前31年 大きな地震が起こり建物が崩壊し、そこを放棄しなければならなかった時期があった。


この地震でエノクが予言したことがついに起こること思った。
いよいよ 世紀末が起こり、救世主がやってきて自分達を救ってくれると確信した。
それで外に出て「悔い改めよ」と説いてまわった。
世間は終末の到来だとてんやわんやになった。

多くの人が「我こそはその救世主だ」と言った。

初期のマンダイズム派のキリスト教徒たちは、本当の予言者はぱバプティスマのヨハネだったとして、自らを聖ヨハネのキリスト教徒 または ナゾラエ あるいはナザレ派と呼んでいた。

クムランから外に出た集団の一つで、彼らがクムランから出て集団で定住するようになり、大工の仕事を始めた。
ここから大工(najjar)に由来するnazorenesの同業組合ができ、それにちんで町の名前がつけられた。

1世紀のキリスト教会側の人々の中には、この時代には「キリスト教徒たちは全部ナザレ派nazorarenesと呼ばれていた」と書いている人もいる。

東洋で起こった大工の比喩だったものが、福音書においては石工の比喩にかわってしまった。


2千年前、終末お祭り騒ぎにより、多くの人が「我こそ救世主だ」「我こそ神だ」と言ったわけです。

つまり、仏教からエノクに伝わり、クムラン宗団が煽ったため、20世紀に起こったことと同じことが、2千年前にも起こったわけです。

パレスチナは終末お祭り騒ぎだったので、キリスト教の出現に関心を持たなかった。
同じようなことを言う人があまりにも多かったので。


そのお祭り騒ぎの中で大スペクタル物語を作れたキリスト教が勝ち残ったわけです。


で、そこから2千年間 終末はもうくる もうくる もうくる とひっぱっているわけです。
(救世主は今くる イエスはもう来る と)


まるでそば屋の出前のようですが。。。。。
(もう出ました って、、、2千年前に店を いえ 天を出たんでしょうか。 神ですら2千年たっても地球にやってこれない距離って。。。 アブラハムのように迷子になってしまった? 道聞けばよかったんじゃないかと私的には思うんですよね。 全知全能だから聞くわけにはいかないって見栄張らずに。)



神が出前を地球に届けたときは伸びちゃってマズーになっているというか、、、、そばも原型をとどめられないというか。。。。 ねぇ・・・。



で、高徳な人を救うというのが仏教から出た救世主ですが、これが民を救う為に犠牲になる王 という古代の話と合体したことで、終末に贖罪になるという思想もできたんですね。


イエスの誕生日は12月25日ですが、ミトラの誕生日がそうだから。
何故ならその日は冬至だったので、一年で一番日が短くそこから長くなっていくので。
それが復活になって、蘇るってなった。

ただし3日後ってのは月の概念から来るらしいです。


でさらに、メシアは油を注がれたも 聖別されたものって意味ですが、仏教からきている。

救世主とはちょっと違うんですが、ダビデもメシアなので、ダビデ物語を作ったときから、メシアの概念にもう一つ意味が含まれるようになったのかもしれません。


ちなみにダビデは羊飼いで、一番兄弟の中で小さい者でしたが、ゴリアテ(巨人)に石をぶつけて倒して国を救ったって第二代目の王になったって物語です。
これもベースは神殺しで、初代サウロ王を殺して王になったという物語です。
王は力が弱まると新しい王に殺されていたんですね。
王が弱ったから力を復活させるために殺すって思想が古代にあった。
新しい王は前の王の息子と呼ばれた。 血が繋がっていなくても。
これが新しい王が古い王を殺して民に豊穣をもたらすという思想で、恐らくバビロンの思想からきていると思います。

で、バビロンでは王は女神と結婚するということになっていて、その聖婚の儀式として油をナニに塗られていたんですね。
そして女神の地上の体現者とナニをやり、女神の力を与えられたとしていた。
女神の栄光を得られないとなると、もう用なしなので、新しい王に殺されていたわけです。
だけど 王は死を免れるため 身代わりを立てるようになったんですね。
その王の身代わりとして贖罪の儀式に参加する時の仕来たりが、イエスの贖罪話に反映されている。
(俺ですか? どうこの杯を私から取り除いてください って逃げましたが、説得されたのか観念したようです。)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、キリスト教もめぐりめぐって興っているのですね。私のような素人から見ると、救世主=キリスト教と考えてしまいます。質問の仕方からバレバレですね。

しかし確かに終末は遅いですね。この調子だと、もしかしたら注文間違えているかもしれませんね・・・。にせ救世主とか。やたらめったら人が救世主を注文するのがいけないのかもしれませんが・・・

お礼日時:2007/06/06 11:34

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%91%E4%B8%96% …

<救世主思想の発祥> のところも面白いですが、<救世主(になりたがる)思想>も興味深いです。


さらに<救世主を自称した人物>も面白いですね。
<救世主(になりたがる)思想によって自称したのでしょうか。


日本サッカー連盟のシンボルマーク。
これも救世主思想によりそうなったと思えます。
デザインを提示した人はそれを否定しているようですが。


日本の救世主思想は。。。。
最初の天皇を救った鳥。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%92%AB% …

『八咫烏と金鵄は、しばしば同一視ないし混同される。』

八咫烏を統率しているのが金鵄だとすれば、混同とはちょっと違う気がします。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

<救世主(になりたがる)思想><救世主を自称した人物>ともに興味深いです。

しかし救世主を自称した人物はうさんくさいに尽きます。実際下半身の管理がおろそかな人物も多いようですね。

お礼日時:2007/06/06 11:19

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!