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対義語についての質問が過去多かったのでいままでに誰か質問したかもしれませんが、お聞きします。対義語はまさしく反対の意味の言葉ですが、「絶対」の反対は「相対」というのはわかります。「対(つい)にならない、できないもの」と、「対になるもの、比べられるもの」という関係でわかります。しかし「手段」⇔「目的」、「原因」⇔「結果」、「時間」⇔「空間」とかがピンときません。どういった意味で反対になっているのでしょう?自分でも考えましたが、例えば上の例、前中2つは時間的に「過去」⇔「未来」という意味で反対なのでしょうか?昔から気になってたので知りたいです。どなたかハッキリとわかられる方教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

・「手段」⇔「目的」,「原因」⇔「結果」


 時間的・論理的な前後関係・相互関係があると考えることができます。

・「時間」⇔「空間」
 時間軸は空間軸それぞれに対して垂直関係にあります。
 また、四次元を考えるとき、時間を除いたものが空間であり逆もまた然り。
 全体集合における部分集合と補集合の関係です。

…などと、いろいろリクツをつけることはできますが、
対義語だと言われるからあえてそんなふうに考えるのであって、
対義語は何かを考える場合にはあまり実用的な考え方ではありませんね。
(「対義語である」という前提にあわせて「反対」という概念を拡張しているからです)

「対義語」の辞書的な意味は、もちろん「反対の意味の言葉」で正しいのですが、
雑学的に取り上げられる場合には、

「意味や字面や慣用の点で、同一の場面で対比して用いるときに取り合わせが良い言葉」

といった程度の意味合いで使われることが多いようです。
「反対語」・「反意語」などとしてある場合も同様です。

例えば、「支出」と「収入」は明らかに対義語です。
一方、「収入」の類義語として「入金」があります。
なかにはこれらを「同義語」として扱っている本もあるかもしれません。
では、意味が反対である言葉「支出」と「入金」は対義語と言えるでしょうか?
「支出」の対義語は「収入」であって「入金」は対義語とされないのは、
意味だけでなく字面や用法が対応しているかを考慮するからです。

この「対比して用いられる言葉」という観点から考えると、

・「手段」⇔「目的」
 →「手段と目的を取り違える」とは言いますが、
  「方法と目的…」,「手段と目標…」などとはあまり言いませんね。

・「原因」⇔「結果」
 →「因果関係」という言葉があります。しばしば対応する概念として用いられます。

・「時間」⇔「空間」
 →「時空」と言いますよね。
   物理学だけでなく社会科学の分野でも、「時間的」・「空間的」と対比して用いられます。
  (その場合はそれぞれ歴史的・地理的といった意味ですが、
   対比を強調する場合や、未来を考慮する場合、客観的な雰囲気を出したい場合などに用いられます。)

なお、 大辞泉(提供:JapanKnowledge)には、「対義語」の語義として、

>2 広く1に加えて《対照的な関係にある語》、例えば「天地」「北極南極」などをも含めていう。

とあります。(二重山括弧回答者)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。「意味や字面や慣用の点で、同一の場面で対比して用いるときに取り合わせが良い言葉」の言葉が気に入りました。特に読点以下の説明がけっこうしっくりきますね。「雑学的に取り上げられる場合には、」とありましたが、どこかにこのように書いてある本があったのでしょうか?日本語の専門家さん達はどのような見解をもっておられるか知りたいところですね。ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/30 21:24

対義語とは「意味が反対の語」ではありません。


それも含みますが、語義が対(ペア)になっているものも
対義語と呼びます。

この回答への補足

回答ありがとうございます。しかしある本では「反対語」として「時間」⇔「空間」として載せています。また別の本では「反意語」として「目的」⇔「手段」としてあります。「原因」⇔「結果」はわかりませんが。また「語義が対(ペア)になっているもの」と言われますがいまいちよくわかりません。「組」で覚えるべきものということでしょうか?よろしくお願いします。

補足日時:2007/06/24 21:03
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