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 ペットの餌ようとして、カイコを100匹購入したんですが、法律でカイコの繁殖は禁止されているということを知りました。どうしてだめなんでしょか?
 また、現在使われているカイコって誰が繁殖させてるのでしょうか?養蚕業社の人?国でカイコを遺伝子的に管理してたりするのでしょか?教えてください。

A 回答 (2件)

 現在は、蚕糸業法が廃止され、蚕の交尾・産卵・孵化を一般人が行っても罰せられなくなりました。


 お訊きの理由として、昔、ヨーロッパで養蚕が盛んだった頃、微粒子病という経卵伝染する病気が蔓延し、壊滅するほどの被害を受けたことがあります。そのため、被害に遭ってない日本では輸出量が伸び、養蚕は外貨獲得の最有力品目となりました。日本でも、微粒子病の蔓延を防ぐため、法律が制定され、微粒子病検査で合格した卵以外の流通を禁止しました。
 よって、微粒子病検査の設備、技術のない人が蚕の産卵まで行うことができなかったのです。
 以上のことから、蚕の増殖・配布事業は、微粒子病検査が可能な蚕種製造業者、国・地方自治体等の公共研究機関に限られていました。
 しかし、今は養蚕農家も少なく、微粒子病(原虫)は自然界に多数いるものの、禁止を解いても影響が少ないことから自由になりました。
 現在は、養蚕が盛んでないため蚕種製造業者も数少なくなり(あることはあります。一般への小口販売もしています)、都道府県の蚕業試験場、農業試験場等でも製造しているところは数少なくなっています。
 養蚕研究をしている機関では、継代飼育をしているところも少ないもののありますし、遺伝子保存のため継代保存をしている機関もあります。
 機関、メーカーについては、蚕 卵 製造 もしくは蚕種製造で検索してみてください。
 ひとつ余計なお節介を。
 もし、あなたが今いる蚕を交尾・産卵させて餌を確保したいというのであれば、餌の桑を大量に確保しなければいけません(人工飼料もありますが、高い)。また、蚕は通常年1世代で、卵で越冬します。人工孵化により任意の時期に孵化させる方法もありますが、技術と設備が必要です。さらに、販売されている蚕は交雑種なので、病気にも強く、体も大きいですが、それらを掛け合わせても親の形質が戻って出てくるので、大きさも丈夫さもバラバラになり、非常に飼いにくくなります。
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この回答へのお礼

すごくよく分かりましたありがとうございます。
病気の広がりを防ぐためだったんですね。
 繁殖も簡単に考えていたけど、かなり難しいようですね。やはり一度、寒さに当てないと孵化しないんですか?
 私が買った人工飼料は500gで1000円でした、やっぱ、結構割高ですね。

お礼日時:2002/07/11 21:25

Googleでキー:カイコ 繁殖 禁止 累代 を検索すると、近年解除された記述がありましたが、


他のサイトで確認が取れませんでした。

確認は養蚕試験場などで聞くしかないようです。
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この回答へのお礼

 私が禁止のこと知ったのは、1996年出版のペットの飼い方の本の記載なので、解禁になったのはその後なのかな?検索して調べて見ます。ありがとうございました。

お礼日時:2002/07/11 21:29

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