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古来、権力者(公家武士政治家学者など)には、権力だけでなく、金も集まるという風習のようです。これがどうもすんなりと納得いきません(もちろん例外もあって、江戸時代の下級武士などは貧しかったのですが、権力を持った高官はとても庶民の比ではない)なぜ、権力だけでなく、金も集まるようになっているのでしょうか。
言い方を帰ると、昇級するとまた自動的?に昇給という具合に流れていくのはなぜなんでしょうか?年功序列といえばそれまでですが、なぜ高い地位が、高い報酬につながらなければならないのか?です。
もっとも疑問なのは、皇族(今はもうその面影は薄れていますが)で、戦前戦後のしばらくなどは、どうして贅沢を約束された人がいていいのだろうか?という疑問を持っていました。そして、それをありがたがる人たちもいるのですが、私は子供時分から納得いきませんでした。もちろん文化の担い手ということである程度余裕を持った生活を約束されるのもいいでしょうが、何せいきすぎではないか。あの豪邸は何なのか。

そういうわけで、権力と金の関係についてお願いします。

A 回答 (3件)

> なぜ高い地位が、高い報酬につながらなければならないのか?



 報酬を決めるのは第三者ではなく、まさに権力者その人です。
だから自分の報酬を高く設定するのは当たり前のことなのです。
権力という力には、財布の紐を握る権利も含まれていますからね。

 なかには、トップ自らが自分の報酬を抑えているような企業も
あります。森ビルの社長が生涯、年収 1000 万円だったような
ケースですね。ただそれは財産を持っているから可能なのであり、
社長より下の経営陣=サラリーマンは、存分な報酬なくしては
仕事の意欲がなくなるので、高給を食むわけです。

 また、公家がお金持ちといった理解をされているようですが、
江戸時代の公家は生活苦こそなかったものの、決して贅沢は
出来ませんでした。実質的にすべての権力を握っていた徳川
幕府が、公家や宮家が不要な力を持たないよう、わざと低めの
禄高にしていたからです。

 そのため、公家のなかには半ば公然と幕府批判を唱える人も
少なくありませんでした。大政奉還の陰には、こういった公家の
不満をうまく掬い上げた人たちの暗躍もあったのです。

 皇族については、とくに戦後はまったく贅沢はしていませんね。
国家元首としての対面を保つのに最低限の収入こそあるものの、
たとえば英王室とは違って自分の自由に出来る財産はありません。
正直なところ、中小企業の社長のほうがよっぽど贅沢な暮らしを
していると言っていいでしょう。

 また、戦後は皇族の範囲が狭まり、皇族を離脱させられた家が
たくさんあります。これらの人たちは財産の切り売りを余儀なく
され、財政的に苦しんだ人が少なくありません。西武グループの
創始者だった堤康次郎氏が竹田宮や北白川宮の邸宅や敷地を買い
取り、プリンスホテルを建てていったのは有名な話です。

> あの豪邸は何なのか

 豪邸なんてありませんよ。国家元首やその一族が住むにしては
世界的基準から見るとあまりに質素だと言われています。
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この回答へのお礼

大体分かりました。
しかし、やはり、権力を持つと、財産をも確保できるから、確保してしまおうという強欲な姿勢を是としているという事のように思えました。また、それも仕方がない、それが人間として自然であるというコンセンサスがあるのかもしれません。

お礼日時:2007/07/29 22:28

まあ大体のところは#2さんの回答が的を射てるのですが、権力者に金が集まるのではなくて、金の集まるところに権力が集まるという人生の真理もあります。

また仮に権力を持っているなら、金がなければ金を集めることは出来ますよね。例えば、なんでもいいんですが業界に大変な影響力を持つ人物がパーティを開くと。するとその人に逆らうと大変なことになるからパーティ券は売れるという寸法です。
権力を持てば金を集める方法はいくらでもありますし、金が集まればそのマネーパワーで権力を手に入れるのも容易です。
また皇室についてですが、既に指摘の通り天皇家は武家政権の時代は非常に貧しい生活を強いられました。江戸時代は食事もロクにありつけませんでしたが生活の格式を落とすわけにはいかない。仕方がないから食器の上に「鮑」とか書いた紙を乗せてそこに鮑がいるつもりになったりしていたそうです。公家となるともっと生活は大変で、あの岩倉具視は若い頃画を描いて生計の足しにしていたのですが、その画とは花札の画で、公家だったので自宅内がある種の治外法権だったので賭博場として自宅の一部を貸し出して、その使用料が主な収入源だったのですよ。
あと現在皇族で派手な暮らしをしている人なんて皆無ですよ。西武グループの総帥堤康次郎氏がえげつない方法で皇族の土地を買い占めたのは有名な話。これは東急グループの五島慶太氏なんかもそうですね。西武グループなんて高輪プリンスホテルの土地を元の所有者の皇族には数千万円しか代金を払っていないとか。
英国の貴族なんて今でも立派な豪邸に住み、使用人も雇っているんですから。故ダイアナさんの実家なんてすんげえんだから、もう。
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この回答へのお礼

金が集まる=人が集まる=権力が集まる
そんな図式であって、決して人間はイデオロギーやら理想を中心にしては回らないということなんでしょう。それを認めないと何事も分かってこない。
江戸時代の公家はそれ相応の規制を受けていたようですね。戦前皇室はどうも分かりません。薩長関係でしょうかね。

お礼日時:2007/07/29 22:31

例えば総理大臣や会社の社長、権力のある人はたくさんいます。

その方が普通の庶民と同じ収入だったらどうなるか想像つきますか?
国や会社の運営という重大な責務を負わされ、万が一なにか失敗があったら責任を負わされますよね?
そういう方達が庶民と同じ給料だったら、だれがやりますか?
権力には責任もついてまわり、それに見合った収入が約束されるべきなのです。
皇族についても、国を代表する方がみすぼらしい住まいだったら諸外国に低く見られてしまいます。外国などではいまでも王室を敬う国は多いです。そんな国の人々が、安い家に住んでいる皇族を見たらどう思うでしょうか?そういった理由もあるかと思います
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この回答へのお礼

私がやります(笑)でも、報酬と責任ある職業は、直接的な関係をどうも認められません。例えば戦国大名は、ああいう暮らしをしていたから、責任を取って腹を切るのか?外国の皇室がそもそも裕福であるという必要性はなく?その合理的意味合いも浮かび上がりません。

お礼日時:2007/07/29 22:26

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