悪女について研究(?)中です。
おすすめの悪女についての小説や文献がありましたら、是非ぜひ教えてください☆
わたしが今まで読んだ悪女の本は
有吉佐和子の『悪女について』…題がそのままですが。
鹿島茂の『悪女入門』…フランス文学大好きになりました。
姫野カオルコの『ツ、イ、ラ、ク』…ある意味早熟な悪女の物語です。
瀬戸内寂潮の『花芯』…無意識の悪女。とっても魅力的です。
などです。あとはcyoucyoの小悪魔ハウツー本です。
ちなみに私が思う悪女とは、一般的に小悪魔やファンファンタルといわれる、人をひきつけてやまない魅力的な女性です。
ぜひ、あなたの悪女を教えてください☆
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
専門的でなはないですが、桐生操さんはいかがですか?「世界悪女大全」というドンピシャな題名の本があります。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31716073
桐生さんの本は「やんごとなき姫君」シリーズが好きで、何冊か読んだのですが、広く浅くサックリと読めますが、専門的に歴史を学んでる方や、詳しい方ですとちょっと物足りなく思うかもしれません。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30668880
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30834828
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31071005
小説では有吉佐和子さんの「香華」です。母親の郁代の天然の悪女っぷりがスゴイです。それに振り回される朋子がかわいそうで、もう放っておけばいいのに!と何回も思いました(^_^;)。プリプリ怒りながらも最後には結局許してしまう朋子に、最後の最後まで迷惑をかける郁代が最後は微笑ましくなります。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/06781673
浅田次郎の「天きり松闇がたり」シリーズに出てくる、スリのおこん姉さんも、気風の良い口調と態度でとってもカッコいいです。啖呵を切るセリフは胸がすっとします。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30978788
良かったら参考にして下さい。
回答ありがとうございました☆
桐生さんの本を立ち読みしたことがあります。世界に名立たるお姫さまたちシリーズですよね。
有吉さんに登場する女性ってなんだか素敵ですねー。「香華」読んだことがないので是非読んでみたいです。
浅田次郎さんははじめて知りました。表紙が渋い感じがいいな。大正時代というのがそそられました。
MAY1814さん、たくさん教えてくださってありがとうございます。
No.10
- 回答日時:
エミール・ゾラの小説で『ナナ』(新潮文庫)は読みましたか?
『居酒屋』の続編ですが私はいきなり『ナナ』から読んでしまいまして(内容理解の上では大丈夫でした)、『居酒屋』をまだ読んでいません。
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』に出てくるグルーシェニカもなかなか困った女性です。いじらしいところもあるのですが・・・・。
マノン・レスコーなど出ていますが、メリメの『カルメン』は?
マンガ『ベルサイユのばら』には、デュ・バリー夫人、ジャンヌ・バロア、シャロン・ド・ポリニャック伯爵婦人などの強力な脇役が出てきます。
この3人は全て実在の人物ですが、実際よりは脚色してあるみたい。
デュ・バリー夫人は他の本によるとベルばらの中の様子ほど強烈な人ではなかったようです。
東洋の有名人だと『西太后』とか。
1980年代に映画になりましたが、映画は史実とは異なる部分があるそうです。
映画ではかなーり悪女でした。綺麗な女優さんが演じていた。ライバルの手足を切り落として壺に入れちゃったとか。しかしこれは史実ではないらしい。
皇帝の妃の一人を井戸に投げ込ませたことはあったらしいです。
残っている写真が年を取ってからのものしかないので、小悪魔っぽくないところがちょっとあれですが。
ところで小野小町って悪女だったんですか?
回答ありがとうございました☆
『ナナ』は途中まで読みました。まだ全部読んでませんが、金髪で豊満な肉体美の大柄な女性をイメージしています。性格はおおざっぱでどーんとしているような。
『カルメン』は原作は読んでないです。鹿島さんの本を読み、フェロモンたっぷりでまっすぐな女性のイメージして、ああ素敵だなと思いました。また原作も読んでみたいですね。カルメンの曲も大好きです♪
ドストエフスキーは『罪と罰』を読んでから辛くて他は読んでません。
でも悪女がでてくるなら読んでみようかな思いました。
私の中の想像の中で、小野小町は美女でモテモテのイメージです(すみません勝手なイメージでした)。でも『卒塔婆小町』をよむと若さとは儚いものだなっと思ってしまいます。まだ観たことがないのですが、美輪明宏さんの『卒塔婆小町』の演劇いつかみてみたいですね。
after_8さんありがとうございます。
No.9
- 回答日時:
私が興味深く読んだのは、
文春文庫 「世界の悪女たち」駒田信二
42人分の実在した悪女の歴史人物論です。
ネロの母、クレオパトラ、
楊貴妃、則天武后、などなど。有名どころも満載です。
扶桑社ノンフィクション文庫 「世界を凍らせた女たち」テリ-.マナーズ
これは、女性の連続殺人犯9人のノンフィクションです。
連続殺人犯は男性が多いのですが、あえて女性の連続殺人犯をあつめて解析している本です。
どちらも、悪女といってもどこか魅力がある部分もあったりして(特に上記のほうのクレオパトラや楊貴妃なんかはファムファタルな感じで)実在の人物で悪女といわれた人たち、という意味では面白かったです。
あとは、マゾの語源にもなった有名な本、「毛皮を着たヴィーナス」マゾッホ、河出文庫。
サドの語源であるマルキ.ド.サドの「ジュスティーヌあるいは美徳の不幸 」は、ジュスティーヌの姉妹であるジュリエットが悪女です。サドの本では、よく究極な感じの悪女がでてきます。
大変な美貌だったりして、なかなかやっぱり魅力的で運命の女、的な感じの人たちです(近くにいると困りますが)。
どこかはかなげで凛としたお姫様で悪女、というので魅力的だった 文春からでている皆川博子 「妖櫻記(ようおうき)」もお勧めです。
など...
回答ありがとうございます☆
「毛皮の着たヴィーナス」がすごく気になりました。読みたい!
究極の悪女っていい響きですね。
「妖櫻記」の題名からして、なんだか妖しげで素敵です。
楽しみに読んでみます♪
gardensmayさんありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
宮部みゆき「名もなき毒」
本当に嫌な、毒をもった“フツー”の若い女性が出てきます。
悪いことはしません(?)が、何しろ“毒”を持っていて、
家族の人生をジワリと狂わせていくのです、だから、怖い。
これに近い毒をもった人が、たくさん街中を歩いているような気がします。
回答ありがとうございました☆
宮部さんの本は、レベルセブンを以前読んで、推理サスペンスのイメージがあったので意外でした。
なんだかリアルに怖そうですね~。でも読みたい気がする。
warabegamiさん、ありがとうございます。
No.7
- 回答日時:
No.5
- 回答日時:
澁澤龍彦の「世界悪女物語」河出文庫をお奨めします。
澁澤先生の名文で悪女。たまりません。また、同じ澁澤龍彦訳でマルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」もいいですね。悪女が主人公です。
サドって一般的には誤解されていると思うのです。ぜひご一読いただけたらと思います。
回答ありがとうございました☆
澁澤さんの「世界悪女物語」読みました。文章がいいですよね。
個人的にはクレオパトラが好きです。印象に残っているのは吸血鬼とよばれたエルゼベエト・バート。大きな瞳の美しい肖像画と彼女にまつわる恐ろしい話が印象的でした。
「悪徳の栄え」面白そうですね。サドとはなんでしょう?是非読んでみます。
ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
永井路子著の「歴史を騒がせた女たち」という本があり、日本編と世界編があります。
市井の悪女ではありませんが、、今まで学んできた歴史も、生々しくドロドロした人間が起こしたものと、歴史上の人物が興味深いものになります。
未読でしたら、是非図書館で(販売されていない可能性もありますので)チェックしてください。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31132169/mi …
回答ありがとうございました☆
日本編と世界編があるんですね。世界の有名な悪女はなんとなくわかるけれど、日本の悪女は、小野小町くらいしか思いつかないので、誰があがっているのか気になりました。
是非チェックしてみます。
RAKUDAMAMAさん、ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
鹿島茂さんの本に出ているかもしれませんが
(チェックしていないもので)
とりあえず――
・プレヴォ『マンノ・レスコー』のマノン
・アレクサンドル・デュマ『三銃士』のミレディ
・モーリス・ルブラン『カリオストロ伯爵夫人』の
ジョゼフィーヌ・バルサモ
それから「ファンファンタル」じゃなくて,
「ファム・ファタル」femme fatale です。
回答ありがとうございました☆
鹿島さんの悪女入門を読んでから、マノン・レスコーを以前読みました。
男性目線で、マノンという女性を描かれていてとても面白かったのを覚えています。
balkisさんが教えてくださった本、是非参考にさせていただきます。
そうですね、ファム・ファタルでした。(はずかしい^^;)
ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
私は小池真理子さんの本が好きで、かなり買いあさっているのですが、「悪女と呼ばれた女たち(集英社文庫)」という文庫本がおすすめです。
初版が1986年の古い本なんだけど、その中に登場する実在の人物が私も知っているような名前があり、興味深く読んでいます。
小池節というか、小池さんの主観の部分がちりばめられていて、同感できるもの、そうじゃないものいろいろあるんだけど、時代背景とその当時生きていた女性の壮絶さがなんともいえない切ない話になっていて、自分の中の女の部分と重ねて考えさせられます。
もしその時代に生きていたら私はどういう人生を送ったのだろうと。
実在の人物のお話なので、イメージがわきやすいかもしれません。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087490734%3f …
回答ありがとうございました☆
小池真理子さんの本を今まで読んだことがなかったので、nami5539さんのレスをみて、これを機会に是非読んでみようと思いました。
小池真理子さんは今話題の大臣ですよね。
なんかわくわくします♪
ありがとうございます。
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