単二電池

などのように「ありがち」「オーソドックス」という意味で「ベタ」「ベタベタ」「ベッタベタ」という言葉を使いますが、この言葉の語源は一体何なんでしょうか?
専門用語が一般化した言葉なんでしょうか?
外国語から派生した言葉なんでしょうか?
当てはまる漢字とかあるのでしょうか?
どこかの地方の方言なんでしょうか?

分かる方、回答よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

「ベタな質問」といった表現をDaxingさんの質問で初めて知りました。



そこで、「検索」で実例を探してみましたら、いくつか拾うことができました。
  1、前フリ系問題にありがちな問題、つまりは少々ベタな問題が出題される大会。
  2、ベタな質問だけど、好きな俳優誰よ?
  3、市販のクイズ本に良く載っているような、ベタ問を出題する大会。
  4、ベタ質問ですが、定額プランのこと。
  5、難問ベタになっているような既出の問題を避け、
こんな例を見ると、Daxingさんのおっしゃるとおり、
「ありがち」「オーソドックス」という意味であるようですね。

語源には踏み込まないというのが私の基本的な立場なのですが、今回は少し考えを述べてみようと思います。

小学館の「日本国語大辞典」をひきますと、
 「べた」(形容動詞)
   すきまのないさま。
   一面に広がっているさま。
   すっかりその状態になっているさま。
という説明があり、江戸時代の洒落本の例があげられています。
(国語辞典・古語辞典では、形容動詞は語幹を見出しにする習慣があります)

「一面に広がっているさま」「すっかりその状態になっているさま」などは、
「ありがち」「オーソドックス」にけっこう近いニュアンスです。
「ベタな」は形容動詞連体形の形ですから、品詞論的にも一致しています。

「ベタ」とカタカナで書くと、
なにか新しいことばのような、または外来語っぽい感じがしますが、
意外と、古くから使われてきた形容動詞「べたなり」「べただ」あたりがルーツなんじゃないでしょうか。

形容動詞「べたなり」「べただ」の語源についてはもう踏み込みません。

「下手(へた)」と関連付けた回答がありましたが、
  1、少々下手な問題が出題される大会。
  2、下手な質問だけど、好きな俳優誰よ?
       (以下省略)
では意味が通りません。「下手(へた)」と関連付けるのは無理でしょう。
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「口べた」というような場合は、「下手」という意味で、多分、関西的な表現ではないかと思います。

他方、「べた一面」という言い方があります。これは関西とは限らないと思います。「べったっり」とか「べっとり」という擬声語的表現と関係があり、多分、この擬声語から来たものだと思います。

ただし、「べっとり」というといかにも液体が濃く付着している感じですが、「べったり」となると、液体以外のものでも使います。「男は畳にべったりと座り込んだ」というのは、別に液体に関係ありません。「印鑑をべったりと書類に押した」だと、印肉の液体感がありますが、少し感じが違います。

「座り込んだ」と「印鑑を押した」の場合の用法だと、「密着感」と「平面感」があります。密着して押す結果、平面的な状態になるというような感じです。

「平べったい」というのは、何がどうなっているのかよく分かりませんが、「平たい」と「べったり」が合わさったような言葉です。「平たくてべったり」している状態が「平べったい」ではないでしょうか。

「平べったい」だと、「平べったいひらめ」「平べったい顔の男」「平べったい屋根の家々」などがあります。これらは、単に「平ら」というより、更に、「押されて平ら」という感じがあります。

「べた一面」というのは、「べた一面の雪の野原」という風に使い、平たく、べったり、一面に雪が覆っている様です。ここで、「平面での充填」というニュアンスになるのだと思います。

「べた惚れ」とか「べた誉め」というのは、「べったり」のニュアンスを引いて、密着的に、隙間なく惚れる、誉める、というような感じではないでしょうか。「べた惚れ」も「べた誉め」も、感情か何かの次元での親密さ・馴れ馴れしさ・密着感があるのであり、「心底完全に惚れる」「手放しで誉める」というのとは、少し違ったニュアンスがあります。

こういう言い方は何となく、関西的な感じがします。

「べた」というのは、絵などの場合、同じ色で、一面塗りつぶすことです。新聞の「べた記事」というのは、紙面を同じような感じで隙間なく埋め尽くす・塗りつぶす記事でしょう。

絵などの場合、特徴的な事物の形があって、その背景などが「べた」なのです。新聞の場合も、見だし記事があり、何段抜きというような特徴のはっきりした記事のあいだに、その隙間を埋めて、紙面を埋める小記事が「べた記事」になるのだと言えます。(また、「平べったい」ということに「べた」があると言いましたが、「平記事」が「べた記事」だとも言えます。見だし記事は、平でなく、突出しているからです)。

「べたな質問」は多分、大見出しにもならない平凡な埋め草的な話題を扱う質問というような意味・ニュアンスではないでしょうか。スクープ的な話題でない、という意味から、「平凡・オーソドックス」というニュアンスが出てくるのだと思います。

「べたべた・べったべた」については、どういう風に使うのか、用例が思いつきません(実は、「べたな質問」もわたしは、使いません。言われてみると、何となくそんな気がするという状態です)。「平凡」の「べた」の強調としてあるか、または用例では、他の「べた」の意味かも知れませんし、「口べた」の「下手」まで意味が広がっている可能性があります。

おそらく、擬声語の「べったり・べっとり」が語源だと思えるので、そこから、色々な展開があるのだと思えます。

「口べた」の「下手」自身、「下手」というのは当て字で、「べったり・ぺったり・べちゃり・へたり」などのような擬声語から起源しているのではないかという感じがします(確認していませんが。「上手(じょうず・かみて)」と「下手(げしゅ・しもて)」を考えると、「下手」が何故「へた」と読むのか、よく分かりません)。
 
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推測ですみません、


関西の芸人さんなどの楽屋や稽古場で使う、隠語(?)の類からきたのではないでしょうか???
「ベタ」のベタは「ベタ塗り」などのベタではないでしょうか???
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よく分かりませんが外来語や専門語ではないと思います。



粘り気のあるものが他のものにくっつく様子をあらわす言葉として
べたべた、べとべと、ねばねば、などがあります。物から人にも使われるようになり男女がべたつく、異姓にまつわりつく事をべたつくとか言いますので昔からある表現でしょう。「べた」は次にくる名詞によって少しずつ意味を変えながらよく使われます。「べたなぎ」(風がすっかりやんだ状態 「べた足」足を地面に密着させて歩く様子、「べたほめ」「べたほれ」などのように、全て、まったく、完全になどの意味もあります。しかし、質問のような意味で使った経験はないので若い人が更に意味を拡大して使用しているのか、違う言葉が語源かもしれません。
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下手→ベタ だと思っているのですが、多分語源は関西か、業界用語が一般化したのでは?



漫才など:ひねりがない、平凡の意
建築:平ら、地面の意(ベタ基礎など)
美術、映画・写真:全面などの意、ベタ塗り、ベタ焼き など
新聞:ベタ記事(15、20行程度の解説の少ない記事)

業界用語にとくに多いですが、「ベタな質問ですが・・・」の場合は漫才などではないでしょうか。
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Daxingさん、こんばんわ。



私は、以前から、ベタは英語のベターbetterと関連しているのではないかと、勝手に思っていました。

で、辞書で調べてみると。

ベター
[better]
(形動)(比較して)よりよいさま。最善とはいえないが、比較的よいさま。「 A 案より B 案の方が―だ」

と出ましたので,Daxingさんが、言っておられる「ありがちだ」「オーソドックス」と言う意味と遠からずだと思うんですが。

って、あくまで,推測ですので,信憑性に欠けますが。。。。

こんな考え方は、どうでしょうか?
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私の経験では、関西人に「ベタ」を用いる頻度が高いような気がします。

関西弁が由来なのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

そうですね、関西出身者なんで映画やドラマの展開に「ベタやなぁ。」とツッコんでた会話が一番に思い出されます。
「ベタだよね。」と東京弁で言われるとピンときません(僕だけでしょうか?)。
テレビ見てても関西の芸人がよく使ってる気がします。

お礼日時:2002/08/16 00:40

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