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紫外線や赤外線が見える動物も存在するそうですが、どんな動物なのですか?

A 回答 (3件)

#1です。



先の回答で「昼行性の昆虫には・・・」と書きましたが,
「誘蛾灯」を思い浮かべればわかるとおり,
夜行性昆虫も紫外線を感知でき,かつそれに引き寄せられます(正の走光性)。

昼行性,夜行性に関わらず,多くの昆虫にとっての可視域は
ヒトの可視域に比べて短波長方向にズレており,
感度のピークは波長360nm(ナノメートル=10億分の1メートル)あたりの紫外域にあります。

ミツバチの可視域は300~650nm程度とされており,
ヒトの可視域とされる380~780nmに比べて広いとは言えません。
チョウのほうは長波長側が700nmあたりまで見えているようで,
可視域の幅はヒト並みか,それを超える可能性があります。
ただし,ミツバチもチョウも
色彩の弁別能力に関してはヒトよりずっと劣るようです。

爬虫類の可視域はヒトとほぼ重なっていますが,
感度のピークを異にする4種類の錐体細胞を持つため,
3種類の錐体細胞を持つヒトよりも優れた色覚を有する可能性があります。
ただし,ピット器官を有するヘビは基本的に夜行性で,
視覚への依存度が低いことから視力は弱く,
色覚も昼行性のカメレオンやイグアナほどには発達していないようです。

この回答への補足

もし可視光域が180nm~680nmの人が存在したら、普通の人より便利だと思いますか?

色彩の弁別能力に関しては、普通の人と同じです。
180nm~380nmの紫外線域は、特殊な紫外線色で見えて
380nm~680nmの可視光域は、普通の人と同じ色で見えます。

補足日時:2007/10/01 07:34
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脊椎動物は哺乳類を除いて多様な色受容器を持っています。


鳥類はカラフルな羽を持っていますが、紫外線で見るとさらに多様性が増すようですね。爬虫類も鳥類と同様の色覚を持っています。

http://www.jinrui.ib.k.u-tokyo.ac.jp/kawamura/st …

ヒト以上の色覚を備え、さらに赤外線まで受容できるのがマムシの仲間でしょう。

この回答への補足

なぜ哺乳類だけ色覚が少ないのですか?

鳥類の多くは4色色覚なのに対して、哺乳類の殆どが2色色覚(人間と猿は3色色覚)らしいです。

補足日時:2007/10/01 07:30
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モンシロチョウやミツバチなど,


昼行性の昆虫には紫外線を感知できるものが結構いるようです。
モンシロチョウの場合,
羽の紫外線反射率の違いによって交尾相手を認識しているようです。
http://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/science/denken/p …

赤外線を感知できる動物としては
マムシ,ハブ,ニシキヘビなど夜行性のヘビ類が知られています。
「目で見る」のではなく,
ピットと呼ばれる専用の器官で感知するのですが。
http://www.maff.go.jp/nouson/mizu_midori/yougo/p …

この回答への補足

モンシロチョウやミツバチなどは、紫外線が見える代わりに
赤が見えないそうですが、人間より可視光域が広いのですか?

マムシやハブやニシキヘビなどは、赤外線が見える代わりに
人間が見える色の一部が見えないのですか?

補足日時:2007/09/28 10:31
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