No.1
- 回答日時:
居合は大抵の場合、無双英信流といわれる流派が多くその他の流派でも現代居合と併習のところが多いですから流派で選ぶメリットはよほどの独自性を持っているところ以外は流派のメリットはなさそうです。
なので、見学して先生の技量、人柄に納得されるところであればどこでも良いのではないでしょうか。
この回答への補足
A1さんとA2さんのお答えを拝見し、先生で選ぶほうが良いということは納得できました。
ありがとうございます。
それでも、あえて質問させていただきます。
独自性を持っている流派の場合ですと、先生云々を抜きにして、どのようなメリットがあるのですか?
No.2
- 回答日時:
アメリカで使えなくてはならないとする伝統空手を教えています。
(詳しくは私のプロフィールを見てください)と書きながら、これとは直接の関係はない回答になります。
空手や護身術は「使えるものでなくては意味がない」という考えを私は持っています。 しかし、居合い道の場合は、必ずしも使える技術を持たなくてもいい、と思っています。
私の教えているものと習っている居合い道とはまったく違う次元に私は置いている、と言う事なのです。
つまり、観念だけでも十分「自分のものとして空手の考えを支持する」とまで言われることに(多くのことの一つとして)、どれだけ早く抜刀しどれだけ早く相手を「一つの生き物から二つの物体に変えられるか」と言う事があります。
奇麗事ではないこの非人間的実力を高めることによって人間的実力を高めるという逆説的トレーニングをする居合い道ではそれだけ、武道的知識の深さを必要とせざるをえません。 つまり、本やインターネットなどで「記憶した」知識ではとても弟子には教えられない物を先生に期待する、と言う信念を私は持っています。
武道は「流派ではなく先生」によって習うことが出来るという現代的観念を持っています。 空手もしかりと信じています。
私が習っている居合い道は居合いをしていれば誰でも知っている流派ですが、その流派を選んだわけではありません。 教えていただける先生を選んだ為にその流派になってということだけなのです。
私の直接の先生はこの流派の9段です。 ものさしを持ち一センチでも動きが間違っていればやり直しをさせる先生です。 私自身高い水準というものがない限り実力につながらないという考えていますので、技術的なことは「まず、流派としての高い水準の動き」を身につけ、それから、「二つの物体にすることの出来る刀の動きができる世界に自分をもって行く」わけです。 そして、一つの動きに関して少なくとも30-40の事柄について1時間でも2時間でも流派と自分の考えを引き出せる先生を見つけることが出来たのです。
動きだけを教えられる先生では居合い道を私に教えることは出来ないという前提がここにあるわけです。 空手でもダンスを教えない私は居合い道でダンスを学びたいとは思わないのです。
型どおりに刀を動かせるだけで居合い道だという「もぐり」は私には先生を呼べないということでもあります。
>居合道を習うにあたり、どの流派にするかというのは、どういう風に決めるものなのですか?
教えられる先生の流派を「継ぐ」という道のりを歩ませてくれる先生を見つける、当為事になるのですね。
生きている人間の腕を切り落とし、内臓やはらわたが体からはじけだし、頭が愛護の皮膚だけで体につながっている状態にする、事を刀ならなんとも思わない動きをするのに包丁でこれをやろうと考えるだけでげろを吐いてしまうような教え方では、居合い道と刀、刀と命、生と死、一瞬のうちに他人の命を奪い取る精神、などを心から教えることは出来ないのです。
人の死を、自分の死を、感じそして感じるだけで生きる、奇麗事で居合い道を正当化するだけの偽善者としてではなく、事を出来るようにさせる先生を見つけなさいと私は言います。 そしてそのアドバイスは事実は空手に関しても同じなのですね。
参考になりましたでしょうか。 理解しにくいところは今の時点ではたくさんあると思います。 追加質問がありましたら締め切る前にまた書いてくださいね。
この回答への補足
参考になりました。
とても奥の深い武道なんですね。
気軽には始めらないように感じてきました。
でもこの武道の本髄を少しでも知ることができたように思います。
ありがとうございます。
信頼できる先生をしかも、アメリアで見つけられて、運のいいことです。
因みにその先生はアメリカ人なのですか?日本人なのですか?
>人の死を、自分の死を、感じそして感じるだけで生きる、奇麗事で居合い道を正当化するだけの偽善者としてではなく、事を出来るようにさせる先生
「事を出来るように」とは、具体的にどういうことなのでしょうか?
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
Gです。
先週は日本にいましたが今週は中国の広州というところにいます。来週にはアメリカに帰ります。>信頼できる先生をしかも、アメリアで見つけられて、運のいいことです。
いいえ、この先生は日本に住んでおられる方です。 アメリカで武道公演の時にちょうど日本から幾らかの師範の方々(伝統空手も含めて)も出席していただいたときにお会いしたのです。
>因みにその先生はアメリカ人なのですか?日本人なのですか?
100%日本人です。
>人の死を、自分の死を、感じそして感じるだけで生きる、奇麗事で居合い道を正当化するだけの偽善者としてではなく、事を出来るようにさせる先生、「事を出来るように」とは、具体的にどういうことなのでしょうか?
奇麗事で居合い道を正当化するだけの偽善者としてではなく、人の死を、自分の死を、感じそして感じるだけで生きる事を出来るようにさせる先生
と言う事なのですが文節を挿入してしまったので意味の通らない文章になってしまいました。といいながらも、この文章もよく分からないですね。
説明しなおしますね。
今の日本人の中で、時代劇を見て」吐き気がする」と感じたことのなる人はまずいないと思います。 そうですね。
居合い道を真剣で(真剣に、ではなく)相手を想定して方をやるときに、動きだけを教える先生につくと、時代劇を見るのと同じようにまったく問題を感じないままに動きを覚える事になってしまいます。 そしてそれが正しいと思わされてしまうでしょう。
動きではなく、居合い道を教えてくれる先生の下であれば、いつか必ず吐き気を模様したり、真理的・精神面での「挫折」が来るのです。
これを経験したことのない「自称」居合い道家に聞いてみてください。 なぜ居合い道は武道なのでしょうか、と。 生きている人間を、自分の判断で、二つの物体に変化させる一番効率のいい方法を身につけるのは何が目的なのでしょうか、と。
自称居合い道家は説明できないでしょう。 しても、それは奇麗事でしかないのです。
空手と同じく、一瞬にして「人の命」を奪うのです。 空手は相手を一番不利な状態(無防備にして)殺します。 居合い道は相手が自分を殺す前に、時には、動く前に殺すのです。 この基本的観念はお分かりですね。
卑怯ともいえる状況をいわゆる「磨かれた技術と精神力」で相手を死に追いやるわけです。
後ろを向いている人間を後ろから「気がつかないうちに」殺すことはいけないことであり卑怯なやり方である、というのであれば、居合い道も空手道も非常に卑怯な。非人間的な行動をするということなのですね。
しかし、実際に相手の命を奪うために空手道や居合い道をしているんだという認識を植えつけない物は「もぐりだ」と私は言うのです。 植え付けない先生はいつまでたっても自称先生なのです。
私の流派の私の有段者は初段で「人を殺せる」実力を持たせます。 その実力を持っていなければ初段にはなれない、と言う事なのです。 つまり、一段ではなく初段(段の始まり)なのですね。 武道としての段階の一段目を踏める実力が殺せることであり、この殺せるという実力なしには2段以上は上がれないとするわけです。
ブロックを一撃で割れるということは人間の頭蓋骨をも砕けるということなのです。 (ただ、頭蓋骨は砕かれる前は体の一部として当然ながらブロックのようにじっとはしてくれませんが。)
今度時代劇を見て、暴れん坊将軍でもいいです、吉宗の詐欺の言葉で二人の「殺人者」が「悪役」を斬りますね。 読み流さないでください。 「斬り殺す」のです。 この悪役がどういう状態で「地面に」伏していると思いますか? マスコミの放送倫理によって「死体」は見せませんね。 立ったままごつい顔をして、いかにも痛みが激しいということを見せて、そして、死んで行きますね。
殺された側の親兄弟が死体を引き取りに来たときどんな死体を見ることでしょう。 もうお分かりですね。
このような無残なことを私たち居合いをするものは刀で「うまくなろう」としているのです。
言い換えれば、きちがい沙汰ともいえるのです。 死刑執行を自らして、一番無残な死刑執行をするわけですね。 「悪いやつだから」という理由があればまだ大義名分になるのかもしれませんが、それでも、これをテレビの画面でやっているわけです。
しかし、居合い道ではこれを「奇麗事で観衆を誘導させるのではなく」実際に一振りで肉が裂け、血が飛び散り、骨が切れ、、、、、、、、る事を私たちはやっているわけです。
型一つするにしても、一振りで死刑一件執行しているわけです。 親兄弟、恋人、友達、「人生の相方」の悲しみを自分が自分の「磨かれた」技術で作り上げる事をしているのです。
この心理的、精神的な苦しみをとことんまで感じることで、「人の命とは大切なものだ」と感じることが出来るのです。 宗教的な「知識の下でも倫理」からの「たわごと」ではないわけですね。 心の底から「命の大切さ」を感じるということはすなわち「朝目がさめることでもう一日生きられることへの感謝と責任」が今日一日を大事にし、明日のために自分を磨くことができ、自分のすべてを出し切るがんばりをするようになるわけですね。
武道の「精神的メリット」がただ「部活的しつけ」を見て精神的なものを得られるというのであれば、武道なんていらないのです。
これらの武道のほんの一部でさえ分かっていないで自分は武道を教えていると人たちはかわいそうだと私は感じるわけです。
生きることへのがんばりを植え付けてくれる先生に出会えることを心から願っています。
私の早とちりで…。
先生はアメリカに住んでいらっしゃるのではないのですね。
失礼いたしました。
「命の大切さ」を学ぶことのできる居合道。
素晴らしいと思います。
Gさんの回答で、居合道には、そういった精神的なものが根底にあることがよく分かりました。
自分がある程度成長していないと、Gさんの先生のような立派な先生に出会っても気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。
とりあえず今は、いつかそういう先生と出会えることを信じて、
どの流派に…などとは考えず、ひたすら技術を学ぶつもりです。
(本当は、Gさんに教えていただきたいところですが…)
今回は、本当にありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
↑
こちらの先生は以前にガチンコという番組で出ていた人ですが、この先生の流派で私が気に入っているのは
「闘剣は、フルコンタクトである。
闘争を肯定しながら闘争を否定する境地を目指すのが闘剣である。」
という事を表明しているところです。
この流派での刀剣はそのとおり、実際に相手に竹刀のようなものを相手に当てて倒しあう、ケンカ、戦い、殺し合いに勝つための稽古になっているというところが今の剣道との大きな違いであるように思います。
この稽古を積んでいれば、フルコン空手と同じように実際にケンカにも殺し合いにも勝つための稽古として理にかなっているでしょう。
そこから居合いに入れば更に実践的に役に立ちます。
居合いも同時に稽古ができるようになっています。
このように正しく、HPにその指導方法を紹介していたり、どこに道場があって、どんな名前の流派なのかをはっきり名乗っている道場に行きましょう。
中には道場の所在も明らかにせず、流派の名もなく、技も実力も見せない詐欺師同然の口先だけの口だけ先生もいますので、実力をよく見てから決めましょう。
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