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『やがて発光するかと思うまで夕べ追いつめられて白猫膨る』  
永田和宏

永田和宏の歌です

いま高2の国語で学習しているんですが、
情景がさっぱり思い浮かびません。。。。

古語ではないのでどなたか推測できる方はよろしくおねがいします!

A 回答 (3件)

 当てずっぽうですが、ジョジョのノリでいきます。



夕方の民家。薄暗い台所の中を一匹の白猫が魚をくわえてつっ走る。
それを追いかける貧しい男。手に包丁を持っている。「待てッ」
      ドドドドドドドド
戸は全て閉まっている。暴れまわる猫。汗だくで追い回す男。
猫、とうとう一隅に追い詰められる。二つの壁を背に立ち止まり、身を低くして全身の毛を逆立てている。
対峙する両者。
男「この泥棒猫ッ! オレの晩飯かえせッ!」
白猫(断るッ!)と、魚をくわえたまま心の中で叫ぶ白猫。真剣である。

       ゴゴゴゴ……

白猫の毛が更に逆立ってゆく。薄暗い台所の中、猫がどんどん膨張してゆくように見える。
たじろぐ男「こいつッ!」包丁で猫を襲いかかる。
  
   ゴ ゴ ゴ ゴ

しかし男は動けない。
男「なんだこの迫力はッ! このオレが……動けないッ!」
全開になった猫の両目が男を見据える。猫の膨張は更に続いている。
額から脂汗を流す男「てめーッ、怒ってんのはオレだぜッ! その魚はオレのモノなんだからよおおッ」
白猫がますます膨張する。鬼気迫る姿。
猫(この魚はオレが食うッ!!
くわえた魚から血が滴り落ちている。
男「これがこいつのッ……! このちっぽけなメス猫のッ! 『生存本能』だというのかッ!!」
白猫、わずかに差し込む残照を浴び、いよいよその毛が輝きを増す。
男の手から包丁が滑り落ちる。

   ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ

男「ひ、光るのかコイツはッ! 猫のクセにッ! こいつはッ! 発光しつつあるッ! 」

男「いや、ありえん! これは錯覚だッ 膨張もッ 発光もッ! だがこの強力な『生』への欲求、『生』への意志はッ……! う……美しいッ!! 」
男、包丁を再び握り、自らの生存欲求を発動させ、猫から魚を奪い取る。
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私の学生時代には見かけない作者と作品ですので、推測で述べます。


季節は春、恋に狂ったオス猫に追い詰められたメスの白猫の、オスを拒んで怒り体を膨らませて威嚇し抵抗している様子と思います。恋猫」という春の季語からそう推測しました。
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>『やがて発光するかと思うまで夕べ追いつめられて白猫膨る』  


永田和宏

「夕べ」とありますので、夕方薄暗くなった時の出来事だと思われます。
白猫が何かに追い詰められて毛を逆立てて威嚇する様子が、体は膨張し白い毛はますます白く鮮やかに見えて、暗い中でも(白く)発光しそうな程だ、という事ではないでしょうか。
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