一回も披露したことのない豆知識

いつもお世話になります。

今回は価格面からオーディオ選びのコツを教えて頂きたいと思います。

1) たとえば、ここに100万円あるとします (実際にはそんなにないですが ・・)。

この100万の内、まずスピーカーにはどれくらいの予算を当てるのがバランス面でいいでしょうか?
そして、プリメインアンプにいくら、CDプレーヤーにはそれぞれいくらの予算がいいでしょうか?

また、各割合は仮に予算が半分の50万になっても同じでいいですか?

2) 各メーカーの音響製品のカタログを見ると、大体アンプのグレードに合わせて、同じようなサイズで同じようなデザインのCDプレーヤーが用意されていますよね。 で、ほとんどがアンプと全く同じ値段。

たとえば20万のアンプなら、それに見合うCDプレーヤーも20万になるわけです。 これって、やはり20万の価値がありますか? というか、たとえば1~2ランク下の、全く別のメーカーの10万以下のCDプレーヤーに切り替えた場合、「最初のプレーヤーと比べて、何だ、この音は!」 とモロに感じますか?

恥ずかしい話ですが、たとえばアンプの20万は理解できます。 隙間から見ても中には機器類がビッシリと、それにズッシリとした重量感もあります。 でもCDプレーヤーなんて、中はスカスカ、重さもカルガル。 20万の値打ちはありますか? 何となく 「エッ、これで20万もするの?」 と感じるのですが ・・

3) CDプレーヤーと、SACDプレーヤーの2種類がありますが、実際にはどちらが良いのでしょうか? SACDのアルバムなんて多分、家にはないと思います。

4) 今、使っているスピーカーは買ってから10年近くなります。 ま、そこそこ気に入っています。 でも聴くのは月に1回程度、1回につき1~2時間程度です。

よくスピーカーのエッジ(?)とかが経年劣化して、交換しないと本来の性能が発揮できないと聞いた事があるのですが、ウチの場合はどうでしょうか? やはり時期的にみて交換修理しないとダメでしょうか? 耳が肥えていないので、本来の性能を発揮しているのかどうか、全く分かりません。

宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

1. 2にも関係しますが、おおむね均等配分を基本として、気に入ったなら何にいくらかけようが自由です。



工業製品である以上、10万円のものよりは20万円のものの方が良いことが期待できます。また、いかにスピーカーが良くてもCDプレーヤーがヘボい音しか出さなければ宝の持ち腐れです。そういう意味で、またその限りで、およそ均等に配分することには理由があります。

しかし、もちろん、好みの問題もありますし、20万円よりは高い確率で良いでしょうが、40万円アンプの方が30万円のものより絶対に良いとは言いきれないので、たとえばスピーカーに40万円、CDプレーヤーとアンプに25万円ずつ、ケーブル等に10万円というのは、決して不合理な配分ではありません。

2. 日本のオーディオ機器メーカーは、特にそうですね。

しかし、必ずしも価格だけが唯一の指標でないことは明らかですし、A社のアンプにB社のCDプレーヤーを繋いだいけない理由はありませんから(あるなら、もちろんダメですよ)、どういう組み合わせが良いか自分で確かめられない人向けの、メーカーからの「ちょっとした気配り」でしょう。A社の20万円のCDプレーヤーより、B社の10万円のものの方が良いことがないわけではありません。

3. CDしか聴かないなら、あえて余分な、しかも使いもしない回路に金をかける意味はありません。

CDプレーヤーしかなければ、今後もSACDを買うことはないでしょうし、SACDを買わなければ、今後もSACDプレーヤーを買う必要はありません。SACD・CDのハイブリッド版は、CDだけ、あるいはSACDだけのディスクより音質面で劣るので、あるならCD版を買った方が得です。

SACDなど、CDに比べればないに等しい数しかリリースされておらず、そこに欲しいタイトルがなければ意味がないので、よほどSACDのタイトルが増えない限り、SACDを選ぶ積極的な理由はないでしょう(そして、買う人が少ない以上タイトルが急増することもないので、結局CD主流の現状が当面続くと、個人的には思っています。いくら音質が良くても、聴きたいタイトルがなければ買う意味がありませんから)。

4. かつて、発泡ウレタンが多用されていた時代がありましたが、これは10年~20年程度でボロボロに朽ちてしまい、こうなると貼り替える必要があります。指で軽く触れて何事もなければ、とりあえず問題ありません。

なお、貼り替えるといっても、まったく同じものに替えるわけではないので、完全にオリジナルの音になるわけではありません。セーム革に貼り替えるというのをよく見かけますが、これなど、もはやまったく別の音になってしまいます。仮に同じものに替えたとしても、ほかの部分が経年変化しているので、購入当時の音には戻り得ません。

それより、10年も経っていると、ネットワークのコンデンサの容量抜けや、重力でユニットのセンターがズレている可能性の方が問題かと思います。
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この回答へのお礼

質問のひとつひとつに、とても詳しくアドバイスを頂き、感謝します。 有難うございました。

予算配分ですが、自分としては、スピーカー1組に5割、アンプに3割、残る2割くらいをCDプレーヤーにと漠然と考えていたのですが、「絶対このスピーカー!」 といったコダワリが無ければ、少しスピーカーの比重が大きすぎるかも知れませんね。

恥ずかしながら、CDプレーヤーについてはよく分からないところが多いです。 勿論、モーターやレンズの性能が全体の音質に少なからず影響があるとは思うのですが、昔のLP時代のカートリッジのように、変えた瞬間 「これは全く違う!」 と感じるのかなと心配しています。 一応デザイン性も重視していますので、アンプと同じメーカーの同じグレードがベストかなと思うのですが、これも予算の問題もあるし、実に悩ましい限りです。

それと最後のスピーカーについてなんですが、コンデンサの容量抜けや、ユニットのセンサーのズレなど、どうやれば自分で判断できるでしょうか? 10年も経過していますので、最初の音がどんなだったか、この痩せた耳には記憶していません。 何かアドバイスがあれば、再度お願いします。

お礼日時:2007/12/11 16:11

私の経験から、



プリメインアンプ:CDプレーヤー:スピーカー
=10:5:10(5×2)(円)
以上は普及型の場合。

すなわち100万の予算では4倍して
プリメインアンプ:CDプレーヤー:スピーカー
=40万:20万:40万(20万×2)

更に予算が半分になったとして
プリメインアンプ:CDプレーヤー:スピーカー
=20万:10万:20万(10万×2)

このあたりが実際の製品でもバランスが良いのではないかと。

あと、システムの要は何と言ってもアンプとスピーカーです。
CDプレーヤーは確かに高級機には高音質なものも存在しますが、極論、ピックアップから内蔵のラインアンプを通さずダイレクトに光ケーブルで送り出してアナログ信号に変換してもよい訳で、そう考えれば機械的なメカニズムや操作性がしっかりしたものを買えば十分でしょう。
予算的に大手S社の10万クラスの製品を買っておけば操作性・音質共に申し分ありません。

私はSACDソフトや専用CDプレーヤーも持ってはいますが、はっきり言って現行CD盤や普通のCDプレーヤーで十分です。
アンプやスピーカーほどに音質の差は出ない?といったのが正直な感想ですね。それより、少しでもCD購入の方にお金を使いより沢山の音楽を聴いた方がよっぽど幸せです。

スピーカーのエッジは貴方所有のものが一体どのような状態なのかが具体的に記されていないため不明ですが、書かれておられるようなリスニング時間程度では10年はもとより20年は安泰ではないでしょうかね?
エッジの材質や置かれている環境にも左右されますし、目で見て明らかに破れていたり穴が開いてたりボロボロであれば交換は必要でしょうね。
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この回答へのお礼

有難うございました。 どのアドバイスも大変参考になります。
店頭にSACDプレーヤーとCDプレーヤーが両方並んでいるのですが、CDの方で充分なんですね。 その差額でより1枚でも多くのアルバムを買うことにします。
スピーカーに関してですが、今使っているものは見た目には何の異常もありません。 表面的には新品同様の状態と言っていいと思います。 ただ、10年近く経過してしまったので、何か時間的な劣化があるのか心配でした。 でももう少し使えそうですね。 取り敢えず用意した予算をSP以外に割り当てる事にしました。
とても参考になりました。

お礼日時:2007/12/12 13:56

1)100万円での予算配分ですが、以前ならばプレーヤー・アンプ・スピーカーに「30万・30万・40万」と言われていたものです。

しかし、昨今では低能率で駆動力を必要とするスピーカーも増えていることから、プレーヤー・アンプ・スピーカーに「30万・35万・35万」ぐらいになるのでしょうか。とにかく、スピーカーとほぼ同価格(場合によってはそれ以上)のグレードを合わせることが多くなったように思います。

2)アンプと同じようなサイズで同じようなデザインで全く同じ値段のCDプレーヤーが用意されているケースは少ないと思いますけど(DENONぐらいじゃないですかね)。また、20万円のCDブレーヤーと10万円のCDブレーヤーとでは、たいていの場合は音がワンランク違います。まあ、アンプとプレーヤーを同じメーカーで揃えなきゃならない義理はないので、試聴によって気に入ったものを合わせればいいと思います。

また「中身ぎっしりでズッシリ重い」ということが音の良さには繋がりません。CDブレーヤーだけではなくアンプでも、中身スカスカで軽いものが数十万円もするケースがあります。かといって音は決して「スカスカ」ではなく、低価格帯の製品に明らかな差を付けます。とにかく「迷ったならば重い方を買え!」というのは昔話になりつつあります。

3)SACDを所有しておらず、今後も購入する御予定もないのなら、SACD対応プレーヤーを買う必要はありません。CD専用プレーヤーの方がコストパフォーマンスは高いです。余談ですが、SACDは近い将来なくなるという噂も流れているようです。

4)ユニットが劣化していることが明らかに分かる。。。たとえばウーハーがヘタって「お辞儀している」ような状態になっていたり、雑音が入ったり。。。ということでなければ、大丈夫です。ただし、スピーカー部門も確実に技術進歩はあるようなので、折を見て店頭で現行製品を試聴してみてはどうでしょうか。お持ちのスピーカーと比べて確実な質的向上を感じられたのならば、買い替えを検討してもいいと思います。

まあ、結論としては、オーディオシステムの購入には、まず試聴です。ろくに試聴しないでデザインとか重さとかで決めると、失敗しますね。特にCDプレーヤーについては、店員にも「どれを買っても一緒だ」と言うのがいますので、しっかりと現物(サウンド)をチェックすることをオススメします。
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この回答へのお礼

ご丁寧なアドバイス、感謝します。有難うございました。
アンプの重量なんですが、たしかにスカスカの軽いものでも数十万円もするのもある一方、同じ価格帯で30kg 近いヘビー級もあります。 昔の先輩から高級アンプはでかいトランスを積んでいるので重いのが当たり前と教えられました。 当時はたしかに入門級のアンプはとても軽かった記憶があります。 でも最近のアンプは重さで判断してはいけないようですね。 とても参考になります。

近いうちにCDプレーヤーとアンプを買い換える予定なんですが、教えられた項目をベースに試聴を繰り返し、後悔しないオーディオ選びをしたいと思います。
本当に有難うございました。

お礼日時:2007/12/12 13:49

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