天使と悪魔選手権

F-X(空自次世代戦闘機)ですが、結局どれに決まるのでしょうか?
候補で有力なのがF-15EストライクイーグルかF-18E/Fスーパーホーネットだとか?

A 回答 (4件)

 正直まだだれにも分からないというのが実情だと思います。

防衛省のタイムスケジュール通りに行けば、次期FXはほぼ決定しているはずですが、どうも最近のアメリカと日本の関係機関の動向を見ていると、FXの選定期限が都合よく先延ばしにされそうな気配ですね。

 端的に言って、次期戦闘機の選定はF-22しか考えられないと、個人的には思います。F-15やF/A-18の最新機種やユーロファイタ・タイフーンをいくらそろえたとしても無駄な浪費でしかないと思います。

 去年沖縄にラプターがやってきたとき、周辺国、中国、韓国、北朝鮮、ロシアの国々は、日本の次期戦闘機のお披露目だと感じたことはまちがいありません。もちろんメーカーであるロッキードの思惑も充分込められていることも含めてです。

 ただご存知のようにアメリカ議会は日本へのF-22の情報提供を2009年まで認めないと発表しています。しかし同時に最近の報道ではロッキードが本来ならもう生産が終了していたFー22の生産ラインを、たった4機の追加発注によってあと2年伸ばすことに成功しましたことを伝えています。つまり、対日情報提供の凍結の期限が切れる翌年までということです。
 たった4機のために莫大な維持経費がかかる生産ラインを保持する事には、だれが考えても無理があります。あの利に聡い軍需産業メーカーがそんな無駄をするはずがありません。どう考えてもこれは政治的な匂いがプンプンしてなりません。

 ロッキードは日本をアメリカ以外の最大のF-22ユーザーと捉えていたことは周知の事実です。なんといってもアメリカ国内でのラプターの調達機数が当初の目論見より大幅に削減されたことが、いっそう日本へ熱い視線を注ぐ結果になっています。
 昨年のイージス艦の機密漏洩事件で日米に多少の軋轢は起こっていますが、現在のアメリカ議会の反応は、いわゆる輸出反対勢力に対するポーズ的なものであって、決して本気でラプターをアメリカ国内でだけで飼い殺しにするつもりなどこれぽっちもないことは明白です。アメリカ以外にあの馬鹿高いおもちゃを百機単位で注文できる国など、日本以外にあるはずもありませんからね。

 日本にしても防衛庁内では複数の幹部たちが、FX選定期限にこだわることなく、本当に必要なそして費用対効果に優れたものを手に入れることが大事だ、などとのたまっているくらいですから、これはもう日米の利害関係者たちががっちりと手を組んでいることは明白です。

 事実次期戦闘機の機種選定は、やはりF-22しか考えられないことは周辺国の事情を見ても分かります。
 
 中国は現在第5世代に近いステルス戦闘機の開発を宣言していますし、韓国はすでに去年ステルス機の導入を60機という機数まで明らかにして告示しています。ロシアにしてもF-22であっても迎撃が困難な最新爆撃機の開発に着手すると言っています。もっとも、北朝鮮はほっとくしかありませんが(^_^;)

 つまり周辺諸国の軍事的長期展望は日本がF-22を導入することを織り込み済みなんです。そこまで期待されているのに、いまさらやっぱりイーグルやホーネットにしましたなんて言えないでしょ。ここは期待に応えるためにも、なんとしてもF-22を手に入れて欲しいですね。なんといってもそれだけの価値があるアイテムですからね。調達費用は確かに莫大な金額になりますが、それに見合うだけの買い物だとは私は思います。たとえ5兆円を仮想敵国にばら撒いても、日本への悪意は変わることはありません。でもその同じ金額で、ちょっとでもこっちにちょっかいを出せば痛い目に遭いますよという、確たるメッセージを出せるならよほどこの方がいい金の使い方ではないかと思います。

 回答がちょっと本道からそれましたが、お許しください。

 

 

 
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2007年の時点でF-22Aを除けば最終的に候補に残っていたのはEF-2000タイフーン、F-15FXストライクイーグル(空自仕様)、F/A-18E,Fスーパーホーネットの3機種ですね。


ただし、空自はF-22Aラプター以外はもうアウトオブ眼中でして、「選定の参考にしたいからラプターの情報をくれ」とアメリカ政府に頼んでいたりします。ただ、アメリカ議会はラプターの情報を海外へ提供することを2009年まで禁止する法律を可決してしまいましたので、その影響からF-Xの選定は2010年以降に先送りされるとすら言われています。
今のところは選定を続けて、F-15Jの近代化に力を注ぐことにしているようですね。

なお、他の機体が候補から漏れた理由は以下のようになってます
・F-35ライトニング2(アメリカ)
購入できるのは少なくとも2015年以降。計画でトラブルが発生しているので、実際はもう少し後になる。
・ラファール(フランス)
フランス製兵器にこだわりすぎ。日本の国産兵器を搭載できるのか疑問。
・JAS39グリペン(スウェーデン)
機体が小さい分、搭載できる兵器が少なく、航続距離も短い。基地を多く持てないし人員も多くないのに、防空圏がやたら広い日本には致命的(特に沖縄周辺)。地方空港全てを自衛隊が使えるようにすれば何とかなるか?
・ロシア機(ミグやスホーイ)
工業規格も運用思想も異なる兵器なんて導入できてたまるか。

まあ、日本の防衛に関する考え方が変わらない限り、F-35以外は「そんなん買う位ならF-2増産するわい」といったもののようです。んなこといったらスーパーホーネットもそうじゃん、と言われそうですが。
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ちょっと前の某軍事専門誌で「現時点で決定するとなると”ユーロファイター タイフーン”が最有力候補」という分析もありましたね(因みに「あり得ない話なれど」として「MIGやスホーイなどのロシア機も俎上に上げて良いのでは」との趣旨の話もありました)。



空自の本音は「一番欲しいのはF-22」。でも「単価も高いし、今のところは議会が輸出を承認してくれないけど、オーストラリアなど購入希望国が少なからず存在するので、(輸出型は機能制限仕様になりそうだけど・・・)可能性は捨てきれない」らしい。

次善の策はF-35。共同開発参加国が多く輸出に支障はない・・・でも、米英軍の配備が進んでから輸出仕様が出てくるんで、F-X選考には間に合わない・・・

F-15Eは”今更”の感があるし、F-18Eはステルス性を持っているモノのF-22、F-35には及ばないうえ”海軍機”に引っかかりが・・・。

ということで、ここでF-18Eで妥協するのもシャクなようで、F-22の輸出許可に希望を残しつつ、F-35の出方を伺いながら、国内開発に期待 などの諸事情により「決定延期」となったようです。 

個人的には、「SAAB JAS39 Gripen」が、狭い国土における専守防衛という運用形態に向いた設計だし、単価も安いから、良いと思うんですがねぇ。
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たぶん、F-22の輸出規制がどうなるかということでしょう


F-15EもF/A-18も爆撃機に重点を置いた戦闘爆撃機なので
純制空戦闘機のF-15C(J)のリファインのほうが国防上は
いいと思いますが
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