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CDの音質について質問です。最近、オークションなどで20年ぐらい前の初期のCDに高値が付いたりしています。新旧のCDで同一アルバムを聴き比べた場合に、初期のもののほうが音が良いということがあるのでしょうか。自分でネット検索した結果では、デジタルリマスター版のほうが初期のものより圧倒的に音が良いという人が大多数でした。本当のところどちらのほうが音質が良いのですか。
Mobile Fidelity Sound Lab(だけ)からゴールドCDがでていますが、これは、DRCを使わないから音が良いのだと思いますが、金を使う目的は耐久性のためですか。それとも金は、音質に何か関係があるのですか。また、デジタルリマスター版のCDと旧音源のゴールドCDではどちらのほうが高音質ですか。
最後に、音質が一番良いディスクは、ガラス製ですよね。
わかる人いたら、お願いします。

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A 回答 (3件)

はじめまして。


CDのプレス設備をもつ会社で数年前まで企画営業をしておりました。
「何をもって音が良いか」は主観的な内容になりがちな部分ですので、
そのことを一度、横に置いて、工業製品としてのお話を少し…
※技術的な説明は短く分かりやすくするため、少々、強引な表現になることご了解願います。

90年代後半をひとつの境に、アーティストがスタジオで録音しCDソフトとして我々エンド・ユーザの手元にに届くまでのプロセスが大きく変わりました。
録音時のマスタリング方法はもちろん、量産用のプレスマスター(俗にスタンパーと呼ばれる成型用の金型)を作成する方法、CDそのものの原材料の変化がありましたし、CDプレイヤーのD/Aコンバーターの進化も音質には大きく影響しています。

一般的な音楽CD(CD-DA)が16bit動作44.1KHzサンプリングという規格に基づいていることはご存知だと思います。当初、16bitをきちんと使い切ってCDを制作するのはとても難しい作業でした。現在は16bit以上で収録してから改めて16bitに戻すというプロセスを経て、その能力をフルに使えるようになっています。このことで音質でいうところの、S/N比の改善と収録したソースの音量レベルを高く設定することが出来るようになりました。古いCDで音量が小さく感じられるものがあるのはヘッドマージンの考え方と処理方法の違いによります。

CDはポリカーボネイトを高音高圧で射出成し透明な盤を成形しつつ、信号面にはアルミを蒸着してピット(凹凸)を刻み製造されます。ある時期からポリカーボネイトの品質が上がり透明度が格段にあがりました。おかげでレーザー光線の屈曲率が下がりピットの読み出し精度が随分向上しました。一時期もてはやされた24Kはアルミに比べてピット(凹凸)を克明に描いてくれるので読み出し精度が高く高音質とされていましたが、現在のCDであれば読み出し精度のデータ誤差はほとんどなく、大半の片が聴いただけでは識別できないであろう数値の差に収まっています。

他方、我々の手元にソフトが届いた後ですが、
CDプレーヤーのD/Aコンバーターもやはり10年前とは様変わりしています。マスター制作時とは逆に16bitを24bitの信号に置き換え、よりなめらかなアナログ曲線の波形で再生出来るようになりました。CDが出現した80年代初頭と比べればより自然な音(音波・波形)で再生できるようになっています。

製造するモノとしては技術的に、随分と進化したことはご理解いただけたでしょうか?
技術が進歩したから必ずしも音が良くなったかといえば、否です。「何をもって音が良いか」となると一元的な比較が難しいと思います。あくまでも技術的に高音質化できる可能性が増し受け皿が大きくなっただけでしかありません。

そこでソフトのタイトル毎に事情が異なると理解されては如何でしょうか。あるタイトルはリマスターが良く、あるものはCD化された初版が良くといった具合です。少なくともリマスターが「絶対」ということはありません。

・リマスターが必ず良い音か?…
→リマスタリング・エンジニアの技量しだいです。
 事情により品質の悪いマスターテープを使用していることもあります。

・リマスターに使用するマスターは全てオリジナルか?
→オリジナルが紛失していたり損傷して使えないケースもあります。
 オリジナルであれサブであれ必ずしもコンディションが良いものが使用されているとは限りません。

・アナログ・マスターは音が悪いのか?
→アナログも究極の高音質の追求という技術的な(むしろデジタルよりも長い期間の)積み重ねを経ています。
 また今日のオーディオの技術の多くはアナログ技術を基礎にしています。

アーティストがリマスターを監修したタイトルもあれば、レコード会社が単独でリマスターに踏み切って、オリジナルのバランスが崩された(恐らくアーティストの意図とは異なる仕上がりになる)悲惨なCDも多数あります。
私は「ケースバイケース」と考えております。
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No.1の回答者です。


少々、補説と私見を追記させて頂きます。

成形レベルやピット・データ等、工業製品として出荷可能な状態かどうか判断するためのチェック・データを、あたかもCDの音質の善し悪しを説明する根拠にしているオカルト的な通説が山ほどあります。
製品としてふさわしい状態とは20を超えるチェック項目の数値が、ある一定の基準を満たしているかどうかで判断しています。チェック・データの数値が良いにこしたことはありませんが、「チェック項目Aの数値が良いほどS/N比が良い」など、各チェック項目と音質の因果関係が証明された事象はほとんどありません。
因果関係が推測されそうな事象は恐らく2項目です。ひとつはジッターについて、もうひとつはピット・データの読み取り精度についてぐらいです。それとて「音質に何らかの影響がありそう」「ノイズが増えるかもしれない」程度の推測です。代表的なオカルト的通説に「レーベル面の色の違い」「CD盤の側面への着色」がありますが、工業製品としてCDを熟知している者は一笑に伏す話です。CDピックアップは赤色レーザーを使用しているため、レーベル面が緑色だと赤色光線を吸収しやすいから読み取り精度があがる、側面を黒く塗ることで
CD盤の中を通るレーザー光の乱反射が減り読み取り精度が上がる、ゆえに音質が改善する、との説明がなされます。チェック・データの数値は変化しますが必ずしも数値が改善されるわけではありません。まして高音質に繋がる根拠は皆無です。むしろCDのメカニズムを物理的に改善する方が、そのCD個体が有するデータ値に近い数値で読み出せるようになる可能性が高いです。TEACやSONY等のCDプレイヤーで採用されている高速回転時の面振動の制御抑制などは、本来そのCD個体が持っているポテンシャルを引き出しやすくなるという意味では、音質改善に寄与する可能性があります。

>音質が一番良いディスクは、ガラス製ですよね
はっきり申し上げるとこれは事実誤認です。スタンパー(成型用金型)を作成する際にガラス・マスターを使用しますが、音質とは全く無関係です。スタンパーに正確にピットを刻むためにクリスタル・ガラスを使用しているだけであって、信号面にアルミを蒸着した場合は工業製品として出荷できるチェック項目をことごくクリアしません。音質うんぬん以前にCDと認められる最低限の基準を満たさないということでご理解頂きたいと思います。

CDの音質とはある意味では工場に届く「マスターの音質」でほぼ決まってしまっています。「ほぼ」というのはある一定基準を満たした上での工業製品としてのバラつきがあることです。

CD-DAとは中身が音楽なわけですから、各人に好みの音楽ジャンルがある様に好みの音質があります。ある方は高音域が強調されているものが好きであったり、反対に低音域が強調されているものが好きな方もいらっしゃるでしょう。いかに安価なオーディオ機器であってもその装置のポテンシャルを引き出すべく丁寧にセッテイングされたものは、時としてただ並べただけの高価なオーディオ機器より、多くの人を感動させることもあります。No.2の回答者の方のお話に準じますが、アーティストや制作スタッフが心血を注いで制作したものは、おざなりな環境で作成されたものとは、まったく次元の異なる「良い音」「心と気持ちのこもった音楽」としてCD化されているのではないでしょうか。ご質問者さんが、カタログ・スペックや数値、ましてや風評などに惑わされることなく、数多くの「良い音」「素晴らしい音楽」と出会われることを祈っております。
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技術的な回答は、No.1の方の答えを指示します。



オーディオ&音楽好きの点から、ちょっと補足を…

> 同一アルバムを聴き比べた場合に、初期のもののほうが音が良いということがあるのでしょうか。

聞いた限りですが、ありえないと思います。
90年代の前半を境に、その前の通常盤の音質はかなり疑問符がつくものです、
中には、高音質のモノもあったかも知れませんが、残念ながら聴いたことはありません、

この点で、ファーストブレスの音質(特に英盤)が良いとされる、
アナログ盤との状況とはまったく違うものです、
もしかすると商売に利用されている可能性もあるのでは?と勘ぐりたくなりますね。

中古CDショップなどで、たまに安さに負けて購入しますが、今までの経験上、
音質に感心したCDはありません…残念なことに、レコードの方が数段優れた音質で楽しめます。
余談ですが、特に85年以降の国産のレコードは、特に高音質を謳わなくても音質が良いので大好きです。

 ※CDの音質のお陰で、初めてCDを導入したのは91年頃ですし、音楽が楽しめるようになったのは、
  CDの進化とDAC(D/Aコンバーター)を導入した90年代後半です。

また、モービルのゴールドCDも、持っていますが、音質はアーティストによって、
ピンきりで、マスタリングの所為か音質的には買って失敗したと思うCDもあります。

> デジタルリマスター版のCDと旧音源のゴールドCDではどちらのほうが高音質ですか。

この二つは、ちょっと方向性が違うように思います、
リマスターは音楽性に関わることが多く、ゴールドCDは、音質の優位性かなと思います…
しかし、今のCDならゴールドCDの音質とほぼ同等かと思われ、
ブラインドテストでは区別がつかないかも知れません。
ましてや、良いDACを入れると、余りゴールドCDの意味は感じません。

 ※個人的には、CDの材質ならAPO盤の繊細さが好きです。

また、デジタルリマスター盤も、初期のアナログをやっつけ仕事でCD化した、
通常盤に比べて、最初の頃は、(オリジナルの)レコードに近づいたなぁと感じていましたが、
このところ、(音質面ではなく)レコードとの音楽性が違うマスタリングも出て来ていて、
近年は一概に、リマスターだから良いと言えなくなっています。

同じ結論で申し訳ないですが、結局、自分の耳で確かめるしかないですね。
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