No.5ベストアンサー
- 回答日時:
出典は忘れてしまったのですが、『直感』がすぐれている人は、ノーヒントで正解を当てているのではなく、わずかな情報を無意識のうちに拾って自分でも気づかないうちに正解を導くのが得意な人だ、というのを心理の本で読んだことがあります。
例えば、「彼氏の浮気にすぐに気がつく勘のいい女性」は、実はその女性も自分で気がつかないうちに、彼氏の行動パターンや持ち物や果ては体臭まで、ほんのわずかな変化に気づき、「この人は浮気をしている」と言う結論を無意識のうちに出すらしいです。
また、選択問題でも、「勘で当てる」と言う人は、はっきりと思い出せなくても、実は答がわかっていて、でもそれが言語化して思い出せるほどはっきりした記憶ではないので、「なんとなく」正解を選ぶ、ということになるらしいです。
心理学の「再認検査(過去に見たことがあるかどうかだけを答える記憶の検査)」も、「直感」を測る検査といえるかもしれませんね。
参考になれば幸いです☆
参考になりました!
わずかな情報を無意識に拾ってるのですね!
確かに敏感なのかもしれません。
「もしかしたらこれってこうなんじゃない?」と思うと
(多くがマイナスイメージなのですが)
やっぱり。。。というケースが多くって
No.7
- 回答日時:
こんにちは。
「直感」と「直感的判断」では意味が違います。
既に説明が成されていますが、「直感的判断」には脳内に判定規準というものがあります。ですが、「直感」といいますのはそもそも「当たる理由のないもの」を指します。
「何となくそう思ったら当たってしまった」
当たるはずのないものが当たったのですから誰だって驚きますよね。このようなものが印象深い記憶として残りますので、「私の直感は不思議と良く当たる」ということになります。
では、ここで「何となく」というのはいったいどういう意味なんでしょうか。既に様々なご意見が出されていますので、これが私の回答の主旨となります。
「何となく」というのは「特に理由もなく」ということですから、この時点では「当たる理由」というのは思い当たりません。
「何となくコーヒーを飲んだ」
この場合は何となくですから原因と結果の関係は自覚されていません。
ですが、後で考えれば、
「喉が渇いていたから」
「気分が少し疲れていたから」
このような説明がきちんと付けられるのは、我々の意思決定といいますのは脳内に発生した「欲求・動機」に基づいて行なわれるものであるからです。
これは、
「本能行動:喉が渇くと水を飲む」
「情動行動:コーヒーが好き」
我々の脳内にはこのような遺伝情報や生後体験に基づく判定規準というものが予め備わっているからです。
ですから、このような機能を使うならば「何となくの無意識行動」でも常に正しい結果を選択することができます。
ですが、ここで混同してはならないのは、直感的な判断が当たったからといいましても、それは「決して未来の結果を予測しているわけではない」ということです。
与えられた状況に対して発生する反応の結果は全て予め脳内で決まっています。ですから、ドアに指を挟まれた経験があれば咄嗟に引っ込めますが、それはただ過去と同様の反応を再現しているだけであり、指が挟まれることを予測しているわけではありません。
「直感的な判断」には理由がありますが、「直感」には根拠がありません。本能行動や情動行動といいますのは「今現在の状況」にしか判定を下すことができませんので、このようなものを使って未来の結果を予測することはできません。そして、未来の結果といいますのは予測を行なわない限り絶対に言い当てることはできません。従いまして、当たったものは全て偶然ということになり、直感が当たるというのは基本的にあり得ないということになります。
見通しの悪い交差点で何となく立ち止まった。
これは向こうが見えないという情報の不足に対して不安状態が発生するからであり、我々の脳に備わった「感覚的な判断」のひとつです。そして案の定、目の前を乗用車がノー・ブレーキで通過していった。
ですが、我々の脳は見通しが悪いという「今現在の状況」に判定を下しただけであり、決して未来の結果を予測していたわけではありません。従いまして、果たしてこれは嫌な予感が的中したというわけではなく、自動車が現れたのは全くの偶然ということになります。そして、何も起らなければ立ち止まったことさえ忘れてしまいますので、こちらの偶然の方だけが記憶に残ります。
伏せたトランプ・カードが「赤」か「黒」か、と言われて「何となく赤だと思った」。では、ここでどうして「何となく」が出てくるのでしょうか。
「何となくそう思う」ためには、このためには何らかの「欲求・動機」が発生していなければなりません。ですが、我々の脳内には赤か黒かを判定する基準というものは何処を探してもありません。ならば、これには何の欲求も発生しないのですから、意思決定を行なうことはできないはずです。
ところが、このような場合、我々の脳は「早く決めて楽にしてくれ!」という要求を出します。これは、脳は辻褄の合わない状態を排除し、情報の不足を穴埋めしてでも結果を出そうとするからです。
このとき、「何となく」はこれによって成立します。我々はこの要求に従って判定を行なったわけですから、それは何の根拠もない全くの当てずっぽうということになります。ところが、そのとき脳内ではこの「何となく」が意思決定の動機として使われているため、あたかもそれが「未知の結果を導き出すための仕組み」のように思えてしまいます。
「何となくそう思ったんだけど、これって直感?」
そして、ゲームやギャンブルなどではこれが希望的観測によって大きく左右されます。
「何となく閃いたんだ、大当たりだぜッ!」
我々の脳はしばしば都合の良い判定ばかりを行なってしまいます。そして、このような学習が繰り返されますと、仕舞いには「ギャンブル依存症」にもなりかねません。
とても詳しいご説明ありがとうございます。
普段みんながつかっている「直感」という言葉は
本来の直感とは違うのですね。
「直感的な判断」には理由があり
「直感」には根拠がない。
なるほど、参考になりました。
ありがとうございます。
No.6
- 回答日時:
いわゆる直感はヤマ勘とは違います。
goo辞書によれば「感覚的に物事を瞬時に感じとること」が直感ですから、過去の経験や記憶が瞬間的にほとんど無意識に呼び出されて使われるわけです。ですから、十分に経験を積んだ人の直感が当たるのは当然です。一例ですが、将棋の一流のプロ棋士は直感で浮かんだ手をそのまま指しても、ほとんど最善手になります。
これと違って、いわゆるヤマ勘は乱数で選んだのと同じで結果になるはずです。これが当たると思うのは全くの勘違いですね。
回答ありがとうございます。
「過去の経験や記憶が瞬間的にほとんど無意識に呼び出されて使われるわけです。」
これはなんとなく理解できます。
だいたいの予感って、そういう流れだと思います。
悪い予感だとしたらある種の防衛本能なのかもしれませんね。
No.4
- 回答日時:
たとえば10回「直感」で予測したとして、その1回が偶然にでも当たった場合、
「私の直感って当たるのよね~」と思ってしまうものだと聞いたことがあります。
この場合残りのはずれた9回というのは忘れてしまっています。
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