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焦げるとはどういうことですか?科学的に教えてください。

A 回答 (3件)

パンが焦げる、魚を焼いていて焦がしてしまったというように使っています。

「加熱によって炭化する」ことを表しています。
炭化したといっても焚き火の跡に残った炭に対して「木がこげている」とは言いません。魚を焼くときに燃やしてぱりぱりの黒いものになってしまえば「炭になった」とは言いますが「焦げた」とは言いません。パンを焼くとき焦げたといえば食べるのに適当な状態から少し炭化が進んだ場合に対して使っています。燃えて炭になるのは行き過ぎです。そういうときには「焦げているなんてレベルではない」と反論されてしまう事もあります。「焦げる=炭化」ではなくて「部分的な炭化」です。

砂糖を加熱するとキャラメル状にすることが出来ます。白い砂糖がだんだんと褐色になって来ます。加熱を続けるとこげ茶色になり最後には炭になります。このこげ茶色(焦げ茶色)と言う言葉にはどの段階で焦げるというのかの判断が含まれているように思います。(この色の変化全部を濃硫酸と砂糖で起こすことが出来ます。)

「結果として炭素になっていれば全て焦げていると言うのではない」のです。鳥を火であぶるという調理方法から来ている言葉ですから燃やすという過程の一部分ではありません。燃やすのが目的ではないのです。タバコの火で服が焦げてしまったという場合には「燃やすつもりはなかったのに」という反省、後悔の気持ちが含まれています。服をゴミとして燃やす途中に同じような状態が実現しても服を焦がしたとは言いません。

焦げるという漢字の中の点々が4つは「れんが」と言います。火を表している部首です。上にあるのは鳥を表します。ふるとりと言う部首名で呼ばれている事にもともとは鳥だったという意味が残っています。

昔は加熱以外の方法で炭化ということが起こることはなかったというのは納得できるはずです。濃硫酸を使った反応の例は一般的な用語の使い方から外れた特殊なものです。加熱で起こることと同じような変化を化学薬品の反応で起こすことが出来るという例です。

濃硫酸が手についても黒コゲなどにはなりません。白く変色して痛みが出ます。付いた量が多ければ水膨れができます。普通の火傷の症状と似たものになります。牛肉を濃硫酸の中につけっぱなしにしても炭化は起こりません。

普通の机に濃硫酸がこぼれてもすぐに黒コゲなどにはなりません。
試験管の中の濃硫酸に割り箸を入れるとゆっくりと黒くなってきます。
昔の木の机でコーティングがされていないもの、作業台のように比較的表面のやわらかいものだと硫酸がこぼれて気がつかなかったという場合には黒くなります。硫酸がこぼれたのですぐに雑巾で拭いたというのであれば少し跡は残るかもしれませんが黒くはなりません。その雑巾は後でボロボロになってしまっているということが起こります。

濃硫酸で炭化が起こるのは炭水化物(糖類)だけです。脂肪やたんぱく質の炭化は起こりません。

江戸川乱歩の書いた怪奇趣味的な探偵小説の影響でしょうか、硫酸に人間が溶けてしまうというイメージの話がよく書かれています。漫画にも出てきます。特別なことが起こるというイメージが広まっているようです。硫酸の授業では必ずそういう質問が生徒から出てきます。
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炭化することです。

濃硫酸などを机の上にこぼすと、強引に水分子を奪い取り炭化します。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
少し疑問になったんですけど「熱」はなくてもいいということですか?

お礼日時:2008/04/24 21:30

簡単にいえば「水が奪われる」ということです。


例えば、脱水作用のある濃硫酸を手などにかけてしまったら手にある水分(つまり血液)がすべて奪われて、大ヤケドして黒こげになってしまいます。
何ヶ月か前に濃硫酸をかけるという事件も起こりましたよね。
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