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品質やメーカーは問わないものを前提とし、質問させていただきます。
バスレフと密閉型のスピーカーの設置場所はどの位置が好ましいのか
一般的な回答をお願いします。

ある人曰く「壁から離す」「できるだけ壁に密着させる」等
聞く人によって曖昧で困惑しています・・・。
それぞれ(バスレフ・密閉)の特性に合った合理的且つ一般的なご意見が欲しいんです。
※自分の中で正しい設置方法を定義づけしたいので、偏ったマニア的なご解答だけはご遠慮ねがいます

A 回答 (5件)

>> 「指向性」 という言葉 //



光線でイメージすると分かりやすいです。レーザーポインタの光は細く、まっすぐ進みます。懐中電灯は、少し広がりますが、狭い範囲を照らします。裸電球は、四方八方に光が飛び散ります。

低音は裸電球、高音は懐中電灯のイメージです(レーザーポインタではありません)。

>> 壁に近づけたほうが低音が生きるんですね //

「生きる」というのがどういうニュアンスか分かりかねますが、近づけることが最善でないことは、先に回答した通りです。特定の周波数が盛り上がったり、打ち消されたりして、周波数特性が乱れる(フラットでなくなる)からです。したがって、「低音が薄いから、壁に(床に)近づけよう」というのは、基本的に良くありません。また、中高音の反射で音像が乱れる点からも、床にベタ置きするのは望ましくありません。

もっとも、6畳とか10畳とかのふつうの部屋では、壁から離すといっても1mくらいが良いところなので、けっきょくは程度問題、調整の良し悪しの問題に帰着します。その意味では、ある程度壁際に寄せることも、完全に間違っているわけではありません。ただ、それは、「音の良いポジションを探した結果、壁際だった」という話であって、「壁際の方が音が良くなる」という理由からではありません(「結果」と「方法」とは分けて考えるべきです)。

なお、スピーカーの位置はもちろんのこと、リスナーの位置が変わっても聴こえ方は大きく変わりますから、スピーカーの位置さえ移動させれば良いという話でもありません。

>> フローリングの上に1cm厚ほどの硬質ゴム・その上に30cm四方の御影石・その上に10円玉を角に4枚(笑)を敷いてスピーカーを置いています。 //

ゴムと御影石は、お勧めしません。その理由は、先の回答で挙げたQ&Aを参照してください。

10円玉は、それほど悪いとは思いませんが、3点支持の方が合理的と考えます。4点だと、1つ1つにかかる重さを均一にすることが難しく、かえって不安定になるからです。

>> 低音が出ないスピーカーなので、スタンド等は使用しないことにしていました。(低音が余計に出にくいと聞いていたので) //

考え方は、2つあるでしょう。

1つは、「低音の出にくいスピーカーだ。だから、床や壁に近づけて補おう。インシュレーターやケーブルを工夫しよう。アンプのトーンコントロールで調整しよう」という考え方です。

もう1つは、「それがそのスピーカーの音なんだから、それを受け容れるのが当然だ。メーカーは、それが正しい音だと思ってるんだから、ユーザが音をいじり回すなんてナンセンスだ。文句があるなら買い替えろ」という考え方です。

スピーカー本来の音を聞くべきだと考える(後者)なら、これまで書いてきたように、「壁から離して、部屋の影響を最小限に抑えて」セッティングするべきです。逆に、前者なら、好みに合うように、壁に近づけるもよし、ベタ置きするもよし、トーンコントロールやイコライザで音をいじるもよし、といえます。

個人的には後者の考え方ですが、前者の場合であっても、「どういう理由でその結果が生じたのか」を知ることが、「合理的且つ一般的な・・・正しい設置方法」を知ることになります(理屈を知っていれば、メリット、デメリットの両方を知ることができ、好みに合う音に調整する近道になる、ということ。「床に近づけたら低音が増える」という結果だけ知っていたのでは、デメリットもあるということに気付きにくい。その結果、スピーカー本来の音でもなければ、好みの音にもならず、ケーブルやら何やらをいじり回して無駄金を使う、という悪循環にも陥りかねません)。
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他の方が詳しく書かれていますので、簡単に...。



バスレフ型と密閉型の壁から離す距離は、バスレフ型>密閉型

バスレフのフロント型とリア型の壁から離す距離は、フロント型<リア型

が一般的です。

最終的にスピーカーの方式(形式)でなく、好みの音楽を自分の耳で判断してセッティングします。
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>> それぞれ(バスレフ・密閉)の特性に合った合理的且つ一般的なご意見 //



今日にスピーカーシステムの多くは、フリースタンディングで使うことを基本として設計されていると聞きます(ソース不明)。つまり、無響室で鳴らしている状態が基本であって、それから考えると「壁から離すのが基本」となります。

バスレフでも、密閉でも、この点に違いはありません。

もっとも、リアバスレフや底面バスレフのような構造だと、壁に近づけるとダクトが延長されたような形となって動作に影響する可能性があります。

壁から離すことの意味は、2つあります。

1つは、低音の問題です。これは、よくいわれることです。

ただし、単に「壁に近づければ低音が増える」という単純なものではありません。ある地点(たとえば壁から50cmの位置)では、50Hzは強調されるが70Hzは打ち消されて弱まる、といった現象が起こります。これが、4面の壁、床、天井、壁と壁の接線とその対象位置の接線、壁2面と床の頂点とその対象位置の頂点、といった、複数の関係で同時に起こっています(なので、あるポイントでは、前後の壁の関係で50Hzが大きく強調されて、床と天井の関係で50Hzが少し弱められて...といったことも起こります)。

したがって、「その部屋の音響特性(特に定在波)に応じて最適な位置(できるだけフラットになる)に置くのが正しい」ということになります。より詳しくは、以下のリンク先を参照してください(No.1の回答者が紹介されているリンク先も、セッティングに限らず、参照してください)。
http://homepage2.nifty.com/hotei/index.html

もう1つは、中高音の問題です。これは、あまり取り上げられませんが、中高音も壁や家具で反射されて、いずれはスピーカー背面の壁に反射されて耳に届く音になります。これは、いわば、本物のスピーカーの後ろにもう1つスピーカーを置いた状態で、少し遅れて同じ音を鳴らしているのと同じで(これも、上記のリンク先で触れられています)定位がブレる原因となり得ます。したがって、「他の音源=壁」から少しでも離した方が、中高音にとっても適当だということになります。

なお、「中高音は指向性が強い」といいますが、耳につきやすい10kHzくらいまでの音は、かなり放射状に広がっていると考えて差し支えありません(一般的なドーム型ツイーターの場合、軸上から30度くらいの範囲内なら
実用に耐えます)。つまり、真正面での反射だけ考えれば良いというものではありません。したがって、床に近づけると(位置関係によっては)床からの反射音と直接音をほぼ同時に聞くことになるので、音質はかなり悪化します。

したがって、調整方法としては、(1)定在波の影響を受けにくい位置に置く、(2)中高音の反射を考慮して角度を決める、というのが正しい(論理に適っている)と考えられます。より詳しい手順は、手前みそですが、以下のQ&Aを参照してください。
http://okwave.jp/qa4086677.html

この回答への補足

ご解答ありがとうございます。
NO,2さんもおっしゃってましたが、壁に近づけたほうが低音が生きるんですね・・・。恥ずかしながらまったく逆の発想をしていました。
スピーカーの位置は、ほぼ時下置きの高さで、フローリングの上に1cm厚ほどの硬質ゴム・その上に30cm四方の御影石・その上に10円玉を角に4枚(笑)を敷いてスピーカーを置いています。低音が出ないスピーカーなので、スタンド等は使用しないことにしていました。(低音が余計に出にくいと聞いていたので) まだまだ勉強したいと思います。ピュアAって奥が深いですね

補足日時:2008/06/11 04:25
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基本中の基本のみ書きます。




中高音は指向性が強いので、ユニットの向きさえ気をつけていれば、壁のそばだろうが床にベタ置きだろうがさほど問題にはなりません。

※但し、通常はツイーターは真正面を向いているため、小型SPを床置きすると耳位置が軸上からずれて高域が大きく減衰するため、「スタント上に置いて、耳の高さと合わせよ」と言われるのです。
小型SPでも仰角をつけて設置すれば、床置きがダメということはありません。「中高音」のみの話ですが。


で、問題なのが低音。指向性が低いので、音(音圧)は四方八方に広がります。「四方八方」では訳が分からなくなるので、左右上下前後の6方向に広がると仮定します。

SPを、壁も床も天井もない空間で鳴らすと、低音の音圧は6方向に逃げるので低音音量が小さく(足りなく)なります。

そこへ、SPのすぐ下に床を作ると(というか、床の上に直置きすると)低音の音圧は5方向にしか逃げなくなります。
(床下には音圧が掛からない。床で遮られているのだから)
これは、音圧の掛かる空間容積で見れば「半分」に仕切られているのですから、同じ低音出力でも「2倍の音圧」になって、低音音量が増えます。
※「2倍」というのはかなり大雑把の数値ですので念のため

同様に、直後に壁を置けば(壁ピッタリに設置すれば)、更に空間が半分になって低音2倍。
また左右いずれかにも壁を置けば(壁ピッタリに設置すれば)、更に低音2倍。

つまり、SPを「完全に空中に浮かす」のと「コーナーに置く」のとでは、低音音量が8倍違ってくるのです。
が、最初に書いたように、中高音は殆ど変化しないため、結果的に
「どこに置くか、特に壁や床にどれだけ近づけるかによって、低音の出方は大きく変わってくる」
のです。

説明するまでもありませんが、床・壁から離すほど「空中=低音貧弱」の状態に近づき、近づけるほど「コーナー押し込み=低音8倍増強」の状態に近づきます。したがって、低音量は連続的に可変可能となります。
どの低音量が好ましいかは、部屋の作り、アンプの種類、リスナーの好み等によって全く違ってくるので、一概に
「小型SPはスタンドに乗せないとダメ」とか
「リアバスレフは背面の壁まで**cmが最適」とか
「左右の壁に近づけたらダメ」
とかとは言えないのです。


以上を踏まえた無難なセッティングとしては、

・SPの高さと向きで高域の音量バランス(対 中音の)を整える
・その状態で、更に低音が欲しければ左右・後の壁に近づけ、低音過多なら壁から遠ざける
・床や左右の壁からの反射音等の悪影響(のみ)が気になる場合は、気になる壁・床からは離しつつ他の壁・床へ近づけて、低音が増減しないようにする

となります。

この回答への補足

ご解答ありがとうございます。
アドバイスいただいた通り色々とセッティングしてみたんですが、設置場所によって明らかに音色が変わりますね。私の部屋は6畳足らずなんですが、YAMAHA(NS690)の密閉型スピーカーを鳴らしています。>「指向性」 という言葉をこのカテゴリでよく耳にするのですが、どういう意味をもつのでしょうか?辞書で調べましたがいまいちピンとこなかったもので・・・

補足日時:2008/06/11 04:18
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私が、原点の回帰用として参考にしているサイトをご紹介します。



●サイト名:「オーディオの科学」
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm
◆「オーディオの物理学」
◇「リスニングルームとスピーカーのセッティング」
        の項が参考になるかと存じます。

この回答への補足

ご解答ありがとうございます。
提供していただいたサイトを早速拝見させていただきました。
素人なわたしには少々難しい内容でしたが、わずかながら知識の向上にちながったような気がします。もっとじっくり拝見させていただきますね。

補足日時:2008/06/11 04:15
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