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CO2が温暖化の原因になっていると、仮定してご質問します。
「そもそも温暖化とCO2の因果関係は立証されておらず、むしろ・・・」などの認識は了解しております。


一、例えば、家庭で環境対策をすべく、電気代を500円浮かせる事ができました。その500円で玩具を買った場合、玩具の製造には石油がを使っていたり、木製玩具でも運搬で石油を使いますが、やはり電気代500円を浮かせたほうが環境対策になるのでしょうか?

二、水素自動車は、水素を製造する時石油を使うようですが、それってあんま意味ないということでしょうか?それとも少ない石油で多くの水素を生産でき、水素燃料の技術が上がれば燃費も良くなるので、今後は有力なのでしょうか。

三、植林活動は、植木の運搬や重機での活動でCO2を排出しますが、その破壊度と植林を植えた事での今後の環境回復度。その良い部分と悪い部分を比較してどちらのほうが、どのくらい環境にプラスされるのでしょうか?

四、リサイクルをすると、石油を使う事により、環境破壊になるのですが、それは「全てのリサイクル」が言えますか?
それとも「○○の技術を使えば環境破壊は少ない・全く無い」など限定的に100%肯定できるものはありますか?


国益、企業純益などのメリットは除外。環境そのものでのメリットを考えたこたえだと幸いです。
複数質問があるのですが、どれか一つで構いませんのでよろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

 面白い点指摘していると思います。



1.玩具を買ったほうが少ないでしょう。
 電気500円分の二酸化炭素の排出量は、電気代が1kw=25円なら20kw×350g=7kgです。

 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8193

 石油1リットル(輸送時の燃料費、お店の光熱費なども考慮)を使って作られた玩具の製造時の二酸化炭素排出=2.5kg
 今や石油1リットルの調達コストは100円で、原価を200~400円、人件費等を考慮すると、こんなに石油を消費して製品を作ることはありえないでしょう。

 もっとも、1トンの木の塊から掘り出した木彫りの玩具で残りの部分は焼却処分というありえない前提をおいたり、温暖化効果の高いフロンのスプレーで遊んでいるとか、節約した電気は実は夜間電力で、実際は火力発電所が発電していない、というような話になってくると事情は変わりますが。


2.指摘のとおり
 だから、専門家は、公共交通の利用などを進めてエネルギー消費そのものを進めることを推奨しているのですが、自動車メーカーへの遠慮もあるのでしょう。
 あと、電気自動車とか水素自動車で用いる電力は、原発で起こした電力を前提としているので、原発に納得できるのか、という問題も出てきます(私はあの秘密主義をなんとかすればもう少しまともに使えるようになるのではという条件付賛成派)。


3.これは詳しい人に譲ります
 ただ、重機を使って森を破壊して、というのはかなり乱暴な植林運動では?大企業ならやりそうですが、これをやったら環境破壊ですね。
 荒れた森林や、荒野を、体の運動がてらボランティアが人手をかけて整備していけば、全体の効果は高まります。都会からボランティアが森林に行くのであれば輸送エネルギーがかかりますが、どうせ休日は別の事でエネルギーを使うわけですので相殺されますし、運動で体調を整えて将来の医療費削減に貢献できるなど、プラスの側面は大きいです。


4.この論法でリサイクルを批判する人がいましたね
 下記の2点に留意してください
・リサイクル工場に廃棄物を送ってなにやら良く分からない方法で再生する事だけがリサイクルではない、という事。よくペットボトルを水筒代わりにしたり、庭の水やり用に活用する人がいますが、あれも立派なリサイクルで、勿論環境破壊の度合いは低いです。工場の処理でも手間のかけ方(ペットボトルなら洗うだけ~分子レベルまで分解して再構成)によって、環境負荷は異なってきます。
・リサイクルを推進するもともとの理由は「地球環境」のためじゃなくて、「近隣環境」の保全、すなわち都市近郊の市街化でごみ焼却場の建設が困難であることにあります。リサイクルが進めば、設備を増やさずに多くの廃棄物を処理出来るので、多少エネルギーをかけてもリサイクルという主張が出てきたのです。(貴方だって、家の隣にごみ焼却場を作るか、それともそれよりも二酸化炭素排出は増えるがごみ焼却場をなくしてリサイクルするかといったら後者をとるでしょう)ここを読み間違えるとトンデモ論のわなにはまります。
 そういうわけで、余り手間をかけないリサイクル技術なら地球環境の負荷削減でも貢献できますし、新品の製造エネルギー以上のエネルギーを消費するリサイクル技術も、ごみ焼却場の問題でにっちもさっちもいかないというような状況であれば近隣環境の保全策の一つとしては肯定できるでしょう。
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この回答へのお礼

大変丁寧で分かりやすい回答、有難うございます。

>玩具を買ったほうが少ないでしょう。
根拠があったのですね。大変参考になりました。

>よくペットボトルを水筒代わりにしたり、庭の水やり用に活用する人
それは「リサイクル」ではなく、「再使用(リユース)」に入るのではないでしょうか。

せっかく貴重なご意見いただいたのに、すみません;

>「地球環境」のためじゃなくて、「近隣環境」の保全
>(貴方だって、家の隣にごみ焼却場を作るか、
>それともそれよりも二酸化炭素排出は増えるがごみ焼却場をなくして
>リサイクルするかといったら後者をとるでしょう)
そういう意味では、十分に正当化できると思います。
私も、そのシステムの恩恵を受ける一人になるでしょう。

ただそれはあくまでも私も含め、人類・国・企業にメリットのある肯定論で、
地球環境という意味では、「全てのリサイクルが、何らかの環境破壊を行っている」
と言うことになるのでしょうか。

お礼日時:2008/07/07 02:31

 補足です、



>それは「リサイクル」ではなく、「再使用(リユース)」に入るのではないでしょうか。

 すいません、簡単な説明をと思って書いていたら知ったかぶりしてしまいました。
 法律などでは「リサイクル」「リユース」とは言わずに「循環的な利用」「再使用」「再生利用」(あと「熱回収」という用語もありますが)といった形で区分されていますよね。正確にいえば、「再生利用」にこだわらず、エネルギー制約を考慮した上で「循環的な利用」を目指せばいいと言ったほうが良かったかもしれませんね。
 質問とはややずれてきますが、「再使用」やエネルギー消費の観点を考えずに「再生利用」ばかり進めてきたことに政府としても反省はあるらしく、政策の手直しは進められているようです。

>ただそれはあくまでも私も含め、人類・国・企業にメリットのある肯定論で、
>地球環境という意味では、「全てのリサイクルが、何らかの環境破壊を行っている」
>と言うことになるのでしょうか。

 人類にメリットがあればいいのでは?
 環境保全の目的は人類に都合のいい地球環境の保全であって、人類なしの場合、どんな状態が地球にとって望ましいのかはわかりません。極端な話、自己複製能力のある生物の存在が不自然で、人類が地球環境を破壊し、自らも滅びようとするのは、生命の存在しない地球本来の姿にするための望ましい形であるかもしれませんし、今の時点で環境保全をするのは、今の人類の能力だと、多くの微生物はもとのまま生き残ってしまう為、より完璧な生物の一掃を計る為、もう少し人類が進化する必要性があるからかもしれません。

 なお、人類に都合のいい地球環境の保全として、ある程度以上(1000年以上)の文明の継続を考えるなら、太陽から入ってくるエネルギー量の中で、人間の消費するエネルギーを考える必要があるかと思います(いわゆるエントロピー論にも通じる考え方ですが)。リサイクルもその制約の中で行うなら問題ありません。太陽から入ってくるエネルギー量は大きいので取り出し方を工夫すれば問題ないと思いますが、それでも、エネルギー浪費型で、近隣環境の保全にはいいというリサイクルは、そういった制約の中だと淘汰されていくでしょう。


 あと、本文と関係ありませんが、貴方の別の質問に貴方とは知らず回答していました。ちょっと説明に重複する点があったかもしれないので、その点はお詫びします。
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この回答へのお礼

>人類にメリットがあればいいのでは?
全くその通りです;

「地球環境と限定で考えれば、リサイクルは何らかしらの環境破壊をしているのでしょうか?」というのは、私の「主張」ではなく「疑問」で、それがYESだったとしても、NOだったとしても、疑問が晴れれば幸いです。

今回質問させていただくことで、YESかNOかで判断できないということが分かってよかったです。

大変助かりました。有難うございました。

お礼日時:2008/07/08 07:14

ずれた回答になるかもしれませんが、個々の家庭のレベルでのエコというのは要するにお金を使わない生活を心がけるということに尽きるように思います。

実はこのことは地球規模でも言えることと思っていますが、一人一人が自分の消費活動を抑制することだけが真のエコだということです。
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この回答へのお礼

「拒否(リフューズ)」ですね。日本では教えていないRです。
正直、都合が悪いですからね;
電気代節約で浮いたお金500円は、玩具も何も買わないで土に埋めるのが良いと思う(笑

お礼日時:2008/07/07 09:12

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