後部座席のシートベルト着用が義務化されたの受けて、改めてシートベルトの着用方法を確認していました。
(自分は義務化前から同乗者にシートベルトを強制していたぐらいクソ真面目な性分なのです)
シートベルトをふつうに着用し、ベルトが引き出されないようにロックしてから体を前に倒してみると、
簡単に頭部がステアリングホイールに届いてしまいます。
さらに、左肩を前に出すように体をかるくひねるだけで、右肩を通っているベルトがするりと抜けてしまいます。
これでは事故のさいに頭部をぶつけてしまいそうに思えるのですが、これで正しくシートベルトが着用できているのでしょうか?
何か正しく着用するためのポイントがありますか?
自分は身長175cmくらいでかなり痩せ型なのですが、体型によって特別にシートベルトの着用の
仕方を工夫する必要はありますか?
また、バスのような車両で後部座席の二点式シートベルトを着用して体を前に倒すと、
その前にある座席の裏についている固いプラスチック製のてすりや灰皿にちょうど顔があたり、
たいへん危険に思えます。
むしろ体全体で目の前の座席にぶつかることで、衝突の衝撃を全身で受け止めたほうがまだましなのではとすら思えてしまいます。
もちろん衝突の際に同乗者を巻き込まないようにするという目的はあるでしょうが、
二点式シートベルトの着用者自身に対する効果は十分なのでしょうか?
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
クルマの研究で食ってる者です。
といいつつ衝突安全性が専門ではありませんが、過去に2~3年ばかり研究対象だったことがあるので、『経験者』とさせて頂きました。>簡単に頭部がステアリングホイールに届いてしまいます。
・・・キチッと座って上体だけ思い切り前傾させると、頭部がハンドルに接触する事は有り得ます。取り立てて着座位置がおかしいとは言えません。
ただ、バリア試験(クルマを走らせて来てコンクリートの壁にぶつける試験)をやってみると、乗せている『ハイブリッド』という名前の人形(人体のサイズや重量、剛性、弾力性等を正確に模した人形)が頭部から先にハンドルやダッシュボードに衝突することはありません。
これは、衝突時に人体に等しく運動エネルギが働く為で、具体的には質量が最も大きい(運動エネルギが最も大きい)腹部がシートの座面上を『滑って』前進するからです。
シートベルトの構造をよく御覧下さい。腹部(実際には腰部が前進するので、正しく装着出来ていればベルトが腹部を圧迫することはありません)が前進すると、ショルダベルトは相対的に引っ張られ、結果、上体だけが前方に折れ曲がる『前傾姿勢』が取れなくなります。また、体の各部が等しい加速度で車両前方に移動するので、上体の捻転が起きてシートベルトをスリ抜ける様な動きも起こりません。(人体はそこまでフレキシブルな構造ではありません。)
実際のバリア試験では、ハイブリッドは着座姿勢のまま前進して、胸部からハンドルに衝突します。このままでは『ハンドル外傷』という内臓損傷に達する致命的な怪我を負うので、もう30年以上も前からハンドルのシャフトには『コラプシブル・コラム』という構造が採用されており、ある一定以上のチカラでハンドルが押されると、ペダルの方向にハンドルが押し込まれる事によってハンドル外傷を軽減します。また、当然のことながらエアバッグはハンドル外傷に大変効果的です。
助手席側では、体がその弾性限界まで前進し、エアバッグが無いと結果的に頭部がダッシュボードに衝突することもありますが、実はダッシュボードは固そうに見えてエネルギ吸収構造になっています。 (ダッシュボードの衝撃吸収構造も、コラプシブル同様30年以上も前から義務付けられています。実際に頭部の質量を模した『頭部だけの生首』ダミーを規定の速度でダッシュボードにぶつけ、頭部の損傷度合いを計測するという実験をくり返してダッシュボードの構造を決定しています。)
>また、バスのような車両で後部座席の二点式シートベルトを着用して
バスや昔のクルマに付いている2点式シートベルトは、3点式ベルトやエアバッグの様に二次衝突(クルマの直接の衝突でなく、乗員が車内の設備に衝突して受傷すること)を防止する為に存在しているワケではありません。2点式は、あくまでも車外放出の防止を目的としています。
御指摘の様に2点式では二次衝突による受傷は殆ど回避出来ませんが、車外放出があった場合の生存率は二次衝突など比較にならないほど低く、『とにかく車外放出だけは防止する』という必要最低限の見地に立った安全装置、と言えます。
もっとも、バスの場合自身の質量が大きく(衝突があっても相手を変形させてエネルギを吸収させる)、また空間が大きいので自身がちょっと変形するだけで莫大なエネルギを吸収出来る、という事もあり、衝突時に乗員にかかる減速度は乗用車ほど大きくなく、二次衝突により発生する傷害ベレルも乗用車に比べると小さめに出ます。
そうしますと、バスの場合は車外放出さえ止めれば、実は乗員はそれほど致命的なケガを負わない、とも言えるでしょう。
ついでに。
ハンドルの角度が大きい(ハンドルが極端に上を向いた)バスやトラックでは、衝突時にハンドル下部が腹部に当たり、実際に上体が前傾して下顎部からハンドルに当たることがあります。
この手のクルマでもエアバッグが有効なのは言うまでもありませんが、ハンドルが腹部に当たると肝臓破裂を起こし、生存率が極端に低下します。そこでトラックやバスのハンドルは握りの部分が容易に変形し、腹部の傷害値を軽減する様に設計されています。
車両の衝突時にはシートベルトやエアバッグだけでなく、この様なトラック・バスのハンドルのほか、上述しましたハンドルのコラムシャフトやダッシュボードなどの安全基準が古くから存在し、総合的な効果で乗員を保護しています。
ご回答ありがとうございます。
>腹部が前進すると、ショルダベルトは相対的に引っ張られ、結果、上体だけが前方に折れ曲がる『前傾姿勢』が取れなくなります。
腹部のベルトも引っ張られるので、上半身だけ前に倒れることはないわけですね。納得しました。
腰のベルトと肩のベルトがひとつづきになっているのには、そんな意味もあったとは気づきませんでした。
これがまさに知りたかったことです。
>コラプシブル・コラム
>ダッシュボードの衝撃吸収構造
>トラックやバスのハンドルは握りの部分が容易に変形し、腹部の傷害値を軽減する
まさかこんな仕組みがあったとは知りませんでした。
「助手席・サイドエアバッグ標準装備」なんてさかんに安全性が宣伝されていますが、
それ以外にも自分のような末端の消費者の知らないところで、安全性を高める工夫がクルマにはたくさん詰まっているのですね。
>『ハイブリッド』という名前の人形
あの人形はハイブリッドっていう名前なんですね。
そういえばどうしてハイブリッドが頭からハンドルに突っ込まないのか不思議でしたが、これで謎が解けました。
「あの人形、実は背筋が超強いんじゃないの?」とか内心疑っていました。疑ってすみませんでした、ハイブリッドさん。
>2点式は、あくまでも車外放出の防止を目的としています。
>車外放出があった場合の生存率は二次衝突など比較にならないほど低く
車外放出って怖いんですね。
とすると、突き破れないほど強靱なフロントガラスって作れないものでしょうか。
それとも、ガラスを破れないと、逆に事故のときに脱出しにくいとか救助しにくくなるとかそういうことでしょうか。
>バスの場合は車外放出さえ止めれば、実は乗員はそれほど致命的なケガを負わない、とも言える
でも自分はバスでも頭をぶつけたくはないですね。死ななけりゃいいのかよ……。
鼻でもぺしゃんこになったらへこみますし、当たり所によっては失明したりもしかねませんしね。
多少の窮屈さを我慢してでも、バスでも三点式シートベルトを装着したくなります。
質問に対する適切な回答はもとより、クルマの安全性に関する多くの工夫についてご説明頂き、大変参考になりました。
重ねて御礼を申し上げたいと思います。
本件の質問について納得できる回答を頂けましたので、一日ほど様子を見たら質問を締め切りたいと思います。
No.11
- 回答日時:
回答数が多くて見もせずに回答するので かぶってしまうと思いますが
>シートベルトを着用しても頭部がステアリングに届きますが、これで大丈夫でしょうか?
については「ゆっくり動いたらそうなりますよ」という話です。
シートベルトは「急激に」動かした時に働くものであって緩慢な動きには対応していません。
また、
>二点式シートベルトの着用者自身に対する効果は十分なのでしょうか?
については 「とりあえず車外に飛び出さないだけ」でも必要があると思いますよ。
正直二点式についてはその程度ですかねぇ。
でも後部座席からフロントガラスまで行ってしまう事もあるらしいですから
それは防げますね。
ご回答ありがとうございます。
>「ゆっくり動いたらそうなりますよ」という話です。
その点については他の回答で補足したとおりになります。
ロックしたうえでも上半身だけ体を倒すと、ハンドルについてしまいますが、
実際の衝突時にはそうはならないようです。
やっぱり二点式はあくまで車外に飛び出すのを防ぐだけみたいですね。
参考になります。
No.10
- 回答日時:
一般的に、シートベルトは衝突等によって急にベルトを引き出そうとしない限り、ゆっくりとならハンドルに頭が当たるまで引き出す事が出来ます。
要は、ベルトのバックルは固定されていても、ベルト自体はゆっくりとならその長さの全てを引き出す事が出来ると言う事です。一度、試しに素早くベルトを引き出そうと試してみて下さい。ベルトはがっちり固定されてそれ以上引き出す事は出来なくなるはずです。勿論、シートに座ってベルトをした状態で体を急に前屈させようとしても、同様にベルトがロックされて、それ以上は引き出す事は出来なくなりますし、それによってハンドルに頭部が届くと言う事はなくなります。しかし、事故の際には衝突の加速度も加わりますし、ロックまでの時間ラグも有ってやはりハンドルに頭部を打ち付ける可能性が高くなります。その為、ベルトに加えてエアバックも合わせて装備する様になっています。
※ロックしたベルトは、一度張りを緩めるとロックが解除されます。
※バックルの装着とは関係のない構造となっています。
ベルトはバックルが一つしかなく、間違えて装着する事はまず無いでしょう。おそらく、質問者さんがベルトを装着した状態で、ゆっくり体を前に倒した為にベルトも引き出され、ハンドルに頭部が届いてしまいそうに感じただけの様に思えます。普通にベルトを装着し、ベルトの引出しがロックされると、意外と体は動かなくなるものですよ。
2点式ベルトに関しては、確かに3点式に比べると体の保護と言う機能としては劣るかも知れませんが、シートから体が放り出される事は防げますし、前席の後ろ側は一応クッションの入った布地となっているはずです。これは、一応後席の人間を保護する為の処置で、シート後部が硬質の構造材のままだと車検に通らない事になっています。
ただ、シートの高さ方向の中央付近には、灰皿が付いていたり、テーブルが付いている場合も有りますが、全体としては一応カバーされていると言う事なのだと思います。
ご回答ありがとうございます。
>ゆっくり体を前に倒した為にベルトも引き出され、ハンドルに頭部が届いてしまいそうに感じただけの様に思えます。
いえ、ちゃんとすばやくシートベルトを引き出してロックさせてから試してますよ。
そのあたりは理解しているつもりです。
>シート後部が硬質の構造材のままだと車検に通らない
これは知りませんでした。そんな細かいところまでクルマの安全性は気を配られているのですね。
クルマの世界はまだまだ知らないことでいっぱいです。
No.9
- 回答日時:
だいたい回答は出ているようですのでご質問者様もほぼ納得されていますでしょうか?
回答としては停止時にはハンドルに頭が当たるので普通だと思います。
逆に当たらないならばシートを後ろに引きすぎていたり、
シートバックを寝かせていたりで適切なドライビングポジションとは言いがたいです。
足の超長い人は別かもですがw
当たった場合の衝撃を減らすためにハンドルは折れ曲がるように設計されています。
助手席のダッシュボードも頭の衝突を吸収するように設計されています。
それでも当たれば怪我をするでしょうからエアバッグが開発されました。
現在ではフロントからサイドまでほぼ車内の全周を覆うように展開するものもあります。
シートベルトのようにいずれ標準装備となってしかるべき装備だと思います。
後席のベルトについても二点式から三点式へ、
現在では後席中央においても三点式が採用されてきています。
バスでは乗降性や予算の面から今までは二点式ですが今後は三点式へと改善されるかもしれませんね。
昔の車はシートベルトさえありませんでした。
室内は金属がむき出しです。
現在より速度は低いとはいえ事故時は深刻な被害が多かったことでしょう。
それが技術進歩により安全性が改善されている途中なのです。
なので今も完璧ではありませんよw
私も車に乗るときに自分を含めて家族がシートベルトをきちんとしているか確認してみますね!
ご回答ありがとうございます。
>だいたい回答は出ているようですのでご質問者様もほぼ納得されていますでしょうか?
はい、ちょうど納得できたところです。
>現在ではフロントからサイドまでほぼ車内の全周を覆うように展開するものもあります。
>シートベルトのようにいずれ標準装備となってしかるべき装備だと思います。
自分も早くどのクルマでもそのような装備が標準になることを願います。
というかそういうクルマを買えるように頑張ることにします。
家族や大切なひとを乗せているときには、安全性が何より気になりますよね。
No.7
- 回答日時:
運転姿勢に問題がありませんか。
運転状態で背もたれに背中を付けてますか。背もたれに背中を付けて手を前に出してハンドルを握るのが正しい姿勢です。正しい姿勢でシートベルトを締めていればハンドルまでは手の長さくらいは距離があるし、シートベルトは締まっているのでロックしていればそんな距離は動けません。
ご回答ありがとうございます。
>運転状態で背もたれに背中を付けてますか
はい、運転する際は背中をつけています。
>正しい姿勢でシートベルトを締めていればハンドルまでは手の長さくらいは距離があるし
腕とちょうど同じ長さだと腕が伸びきってステアリング操作しにくいので、
ステアリングを握ったときに腕が少し曲がるくらいの距離にしています。
>シートベルトは締まっているのでロックしていればそんな距離は動けません。
シートベルトがロックした瞬間は背中がシートにぴったりついているものなのでしょうか?
自分のクルマにはプリテンショナーは装備されていません。
シートベルトをロックして体を前に倒したとき、背中とシートの隙間はこぶし一個分くらいですが、それでもステアリングに頭が届きます。
さらに軽く体をひねるとベルトから肩が抜けて頭をぶつけ放題になります。
事故の瞬間に体を右肩を押し出すようにひねって右肩に力をいれ、首が前に倒れないように背筋に力を入れる、ということが瞬時にできる運動神経があれば別ですが、
そうしないと頭部を守れないようでは(何もないよりはましですが)いざというときあんまり役に立ちませんよね?
これでは安全性に不安を感じます。
もしかして自分は体が柔らかいとか首が長いとかそういうことだったりして……。
No.5
- 回答日時:
ちょっととらえ方が違うかなと思います
例えば走行中前方に衝突した場合慣性の法則で人の身体が前へ進もうとします
この場合上半身のみではなく全身が前方に進もうとします
この時シートベルトがロックされますが3点式シートベルトの場合腰骨と胸のベルトで押さえられます
身体が前に進む時には頭からではなく胸の方が早く前に進みます
頭は後から前に進みます
これは位置エネルギーの法則ですね
整理します
衝突→胸が前に出る→遅れて頭が出る
胸が前に出るときにベルトがロックされると言う事はこの時点である程度の衝撃(速度)が緩和されます
言い換えれば多少の衝撃が緩和されると思ってください
しかしこれだけでは言われる通り頭部への損傷があるのでエアバックが開発されました
2点式については不十分です
元々車にはシートベルトは付いていなくて高級車のオプション程度でした
この時点でも2点式です
それでも不十分なので3点式が出来ました
ですのでバス等のベルトは申し訳程度ですね
確かに衝突時の衝撃吸収だけを考えればですけどね
しかしどうでしょう事故は衝突・追突だけでしょうか?
例えば軽い接触でも道をはずれ車が横転、崖下に転落
この時腰を支えるベルトがあるとどうでしょう
かなりの支えになるとは思いませんか
もしかして抜け出てしまう事もあるかもしれませんが確率的に2点式でもしっかり巻いていれば助かりそうな物ですね
ベルトだけでは不十分だがある程度の緩和措置にはなると言ったところでしょうか
ご回答ありがとうございます。
>胸が前に出るときにベルトがロックされると言う事はこの時点である程度の衝撃(速度)が緩和されます
人間の場合は頭部を守れなければ致命傷になるように思います。
多少の衝撃が緩和されたとしても、その少しは緩和された衝撃の集中する先が、
人体の最重要部である頭部で大丈夫なのでしょうか?
>しかしこれだけでは言われる通り頭部への損傷があるのでエアバックが開発されました
大きな事故では、シートベルトだけではどうやっても頭部の損傷は免れないということでしょうか。
エアバッグが運転席にしかない自分のクルマでは、助手席や後部座席の同乗者が心配です……。
こうなったら後部座席のヒトにはバイク用ヘルメットでもかぶらせようかな!
そしてバスに乗るときは危険性に気づかない振りをするしかないのでしょうか。
No.4
- 回答日時:
シートベルトは正しく着用出来ていますか?
腹側のベルトは骨盤を通るように、また肩ベルトは鎖骨部分を通します。その前にシッティングポジションが正しくないと効果は半減します。正しい姿勢をとった上でシートベルト調整機構を使いましょう。
また衝突時にシートベルトはわずかでも伸びます。そのためプリテンショナーという機構があります。衝撃を感知するとほぼ同時にシートベルトを巻き取る装置です。なのでシートベルトロックしただけより拘束力が高くなります。
二点式シートベルトですが、後席に座って二点式シートベルトをした時としていない時とで急ブレーキテストをしてもらってください(もちろん安全な場所で)。ベルトをしていないときは体ごと前にズレるのは止められません。これが衝突であればエネルギーは何倍にもなります。たとえ二点式でも、シートベルトをしていたらそのGを支えられるだけでマシだと思いますが…。
ご回答ありがとうございます。
>リテンショナーという機構
そういうのあるみたいですね。お金があったらもっと安全な車を買うのに……。
座り方やシートベルト、シートの調節は試してみましたが、
今のところステアリングに頭が当たらないようにはなりませんでした。
これでいいのでしょうか。
No.3
- 回答日時:
シートベルトの仕組みの理解が違って居ます。
シートベルトをしないと、ハンドルに頭をぶつけるのではなく、
体が椅子から投げ出され、フロントガラスに頭をぶつけ、ガラスを破り、最悪車外に放り出されます。
これを防止する為に装着するものであって、頭をぶつけるほうがまだ良いのです。
また、ハンドルに頭を強打しない様にするために、ハンドルにエアバックが装着されているのです。
この時ハンドルの真ん中にある樹脂が顔に当たりますが、直接固定されたハンドルに顔を打ち付けるよりは良いと言う考え方です。
バスの二点式シートなどは、事故が起きた時、シートベルトをしなければ、席から投げ出され、前の席の背もたれを飛び越え、その先に落下する、通路側に投げ出されれば、真ん中の何もない通路をバスの先頭部分まで転がって行きぶつかります、
窓側に投げ出されれば、ガラスを突き破り道路上に放り出されます。
私は以前高速道路走行中、車から投げ出されて転がって居る人を見た事があります。
直前で投げ出されれば、後続車はよける事が出来ずにそのまま轢いてしまいます。
前の席に頭をぶつける怪我と、数メートル投げ出されて、更に轢かれる可能性があるのとでは、どちらが安全なのか考えて見てくださいね。
どちらも、大きな怪我をしないために、小さな怪我で食い止めようとするのが基本的な考え方です。
ご回答ありがとうございます。
>シートベルトをしないと、ハンドルに頭をぶつけるのではなく、
>体が椅子から投げ出され、フロントガラスに頭をぶつけ、ガラスを破り、最悪車外に放り出されます。
>これを防止する為に装着するものであって、頭をぶつけるほうがまだ良いのです。
そうですよね。シートベルトしなかったら事故の際フロントガラスを突き破って車外に投げ出され、
頭蓋骨が粉々になって脳漿をぶちまけて顔の形を保っていなかった、とか免許センターで脅されました……。
ちょっと質問が説明不足だったようです。
もちろんシートベルトをするのは大前提で、シートベルトをせずに車外に投げ出されるケースはここでは問題外とします。
「シートベルトが無意味ならシートベルトしなくてもいいよね?」といった主旨ではありません。
ここでの質問の焦点は、シートベルトを調節をしてもステアリングに頭部があたってしまうことになります。
シートベルトをしていても頭部がステアリングに衝突する場合、少なくとも上半身の運動エネルギーはベルトに吸収されず、
結局ぶつかる場所がフロントガラスからステアリングに変わっただけではないのでしょうか?
人体の急所である頭部でなく、ベルトが通っている腰部や胸部で衝撃をすべて受け止めなければ
(シートベルトをしないよりははるかにましですがが)シートベルトの装着の意味がかなり薄れると思っていたのですが、
これは誤解なのでしょうか?
>小さな怪我で食い止めようとするのが基本的な考え方です。
この点から質問を表現すると、
「ステアリングに頭をぶつけて頭蓋骨陥没するより、ベルトでがっちり座席に固定して
鎖骨や骨盤を骨折するほうがまだよいのではないでしょうか?
事故の際ステアリングに頭をぶつけたくないのですが、どうしたらよいでしょうか?」
という意味になります。
No.2
- 回答日時:
>体型によって特別にシートベルトの着用の仕方を工夫する必要はありますか?
あります。
そのためにシートのチルトやベルトのアジャスタがあるんですよ。
また
>簡単に頭部がステアリングホイールに届いてしまいます。
そのためのエアバッグです。
>衝突の衝撃を全身で受け止めたほうがまだましなのではとすら思えてしまいます。
衝突実験のデータをみたことがありますか?
そんなことをすると即死ですよ。
>二点式シートベルトの着用者自身に対する効果は十分なのでしょうか?
十分ではないから、純正採用が2点式から3点式に変更されたのですよ。
バスの場合、設置スペースの関係で2点式が多いですけど。
ご回答ありがとうございます。
>そのためにシートのチルトやベルトのアジャスタがある
シートのチルトやベルトのアジャスタで調整はしていますが、
ステアリングにあたらないようには体を固定できていません。
>そのためのエアバッグです。
そうですよね。
自分の車には運転席にはエアバッグが装備されていますが、
助手席や後部座席にはありません。
その場合事故の際の頭部へのダメージは避けられないものということでしょうか。
>バスの場合、設置スペースの関係で2点式が多いですけど。
安全性より設置スペースの都合が優先されているのですか。
こわいことです……。
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