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考古学について勉強していて、編年が遺構や遺物の前後関係や年代を配列することであるというところまでは理解できたのですが、層位学的な編年方法になるとよく分かりません;
分かりやすく説明して下さる方いらっしゃいませんか?
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

今年アヌシー国際アニメ映画祭でクリスタル賞を受賞した「つみきのいえ」という作品があります。



徐々に水没して行く町があり、住人はそれに合わせて部屋を一階づつ増やして積み上げていく。
ある時主人公の老人が愛用のパイプを落としてしまった。
老人はパイプを取りに下の階へ下の階へと降りて行く。
その過程で一階ごとに過去の思い出が甦ってくる。
妻が亡くなるときに過ごした部屋の品々があり、
それより昔、子供と過ごした部屋の品々があり…

といった話だそうです。

層位学的編年はこれを壮大にしたようなものです。
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 「層位学」というのは、もともと理科でいう地学の分野における学問的方法です。

その基本は、「地層累重の法則」で、積み重なった地層は下にいくほど古くて、上にいくほど新しいというものです。火山灰などが上から積もって、地層を作るので、当然といえば当然の法則です。これによって、化石の新旧を調べたりするのが本来の層位学なのですが、これを考古学に応用したのが、質問者さんのいう「層位学的な編年方法」です。
 簡単に言うと、より下の地層から出土した遺物や遺構は、より上の地層から出土した遺物や遺構より古いものだとして、遺物や遺構の新旧を並べていくということです。これと、遺物や遺構の特徴の推移から配列する型式学的な編年方法を組み合わせて、考古学の編年が組み立てられます。
 しかし、層位学や型式学の方法でわかる年代はあくまで、相対年代で、例えば、Aという土器とBという土器を比べてどちらが古いかしかいえません。つまり、AやBが何年前に作られたかという絶対年代はわからないのです。そこで、放射性炭素年代測定法などを利用して、絶対年代を調べ、編年に反映させることになります。
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