
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
やはり,DSC,動的粘弾性,熱膨張測定でしょうね.
DSCは比熱の変化を見る方法ですね.昇温するとTgで吸熱のシフトが
現れますね.
動的粘弾性は,簡単に言うと弾性率の変化を測る方法です.
昇温により次第に延性的になりますから,粘性を示すように
なりますね.弾性率はTg付近で急激に低下します.
振動荷重を与えていると,「損失正接(tanデルタ)」が
Tg付近でピークを持ちます.
熱膨張測定は,TMA(熱機械測定)を用いる方法や
体膨張を測定する方法などがあります.
複合材料の場合には膨張係数に異方性ががあり,
TMAが適しています.また,炭素繊維のFRPなどでは,
膨張係数が極めて小さいので,レーザー干渉熱膨張計など
を使わないと測定できない場合があります.
プラスチック単体の場合,
膨張係数はTg以上になると約2倍に変化します.
いずれの方法も一長一短がありますが,
ぼくの経験ではDSCが一番いいと思います.
サンプルが小さくて済むこと,再現性がいいこと,
実験が簡単なこと,などの理由からです.
他にも,硬さを測る方法,屈折率を測る方法などが
ありますが,あまり一般的ではないですね.
No.2
- 回答日時:
何を評価するか、どんなサンプルを測定するのかで方法は異なります
1.粘弾性スペクトル
2.DSC
3.TMA
が一般的です
但し2.3は測定値が幅を持つ欠点があります
3は線膨張係数も同時にわかります
原理は物性の専門書に記載されています
No.1
- 回答日時:
ガラス転移点の定義の仕方により、色々と評価法はあります。
工学的なガラス転移点の定義(粘度がある一定値となる温度)では、一定温度で保持した際の変形速度から求めた粘度-温度の関係式より求める。
物性上のガラス転移点(過冷却液体の物性と結晶相の物性との転移温度)では、
(1)比熱の不連続点として評価(測定方法:DTA,DSC等)
(2)熱膨張率の不連続点として評価(測定方法:熱膨張測定)
が一般的だと思います。
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