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CDプレーヤー:DENON DCD-1650AL
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h64 …
スピーカー(アンプ内臓):onkyo GX-D90
http://www.e-onkyo.com/goods/detail.asp?cgds_id= …
を、光同軸ケーブル(ベルデン 1506A)で、直結して、
現在再生しています。
http://www.procable.jp/products/Belden1506.html

SE-U55SXを持っています。
http://www.e-onkyo.com/goods/detail.asp?cgds_id= …

で、このSE-U55SXを、上記の間に入れてやると、
音が良くなったように感じるのですが、気のせいでしょうか??
(CDプレーヤー→光同軸でSE-U55SX→光オプティカルでアンプ内臓スピーカー)

理屈的には、CDプレーヤーからアンプ内臓スピーカーへの直結の方が、素直な音が出そうなのですが…

また、SE-U55SXを、CDプレーヤーとアンプ内臓スピーカーの間に入れた方が音が良くなるとすれば、その理屈はなぜでしょう?

まずは正しい知識を得た上で、自分の聴覚を元に、また聴き比べてみたいと思います。どうぞご教示願います。

A 回答 (6件)

>> 一般的にアナログよりデジタルの方が音質が良い(データに忠実に再現してくれる)という認識だったのですが(知識だけで体験上の認識ではありません) //



まず、この点からお答えします。

「デジタルの方が音質が良い」というよりも、「複製や伝送の過程で劣化しない」というのが正しいでしょう。アナログの場合には、複製や伝送の過程で間違いなく劣化を起こします。デジタル技術は、この点を克服したことに大きな意義があります。

他方で、アーティストの肉声や、あなたが耳にしている音は、アナログのものです。そのため、「アナログ=>デジタル」「デジタル=>アナログ」という変換過程が余分に必要になりました。この過程で音質が劣化してしまうというのが、デジタル技術が新たに抱えることになった問題点です。

つまり、「デジタル」とか「アナログ」とかいったときに、記録方法を問題にしているのか、変換方法を問題にしているのか、伝送方法を問題にしているか、あるいはその他の議論なのか、区別しないと意味がないということです(変換過程での劣化を議論しているのに、いや正しく伝送できるから、といっても反論したことにならない、ということ)。

もっとも、CDについていえば、記録、伝送、変換のどの部分をとっても、実際上問題があるようなものではありません。オーディオに突っ込んでいるマニアにとってはともかく、一般人のレベルで見れば、「CDはデジタルだから」といってしまっても、それほど問題はありません。

>> 今再生されている音が、「録音データをなるべく素直に再生した音」なのかどうか //

難しい問題です。

先の回答でも書きましたが、CDに記録されたデジタル信号を、あなたが理解できるアナログの音声信号に戻す装置をDACといいます。そして、この「戻す方法」には、いくつかの方式があります。さらに、その「いくつかの方式」ごとに、さまざまなバリエーションが存在します。

つまり、「絶対に正しい」というものはなくて、メーカーごとに「これがいちばん良いはずだ」という方法を選択しているのです。

たとえば、SE-U55SXやGX-D90では、VLSCという技術を使っています。これは、「ONKYOがいちばんいいと思う方式」であって、「DCD-1650ALのメーカーであるDENONがいちばんいいと思う方式」ではありません。その証拠に、DCD-1650ALではALPHAプロセッシングという技術を使っています。もちろん、ALPHAプロセッシングも、「絶対に正しい」音を保証するものではありません。

言い換えれば、あるCDを再生したとき、ONKYOの技術者が「この音はもともとこういう音だったに違いない」と思ったのと、DENONの技術者が同じCDを聴いて思ったのとは、違う、ということです。

そして、「どちらが正しい判断をしたと思うか」は、あなたの選択です。そのようにして選択することがオーディオの楽しみの1つであるともいえます。

CDを再生したときに聞こえてくる音が、アーティストやエンジニアの意図した通りであるかどうかは、彼らに聞いてもらって判断してもらうほかありません。それは不可能ですから、その部分をとやかく言い始めると訳が分からなくなってしまいます(もちろん、オーディオの究極の目的の1つはそれですが、少なく見積もっても、今の数倍~10倍くらいの投資は必要でしょう)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
問題となる要点を混同していたことがよくわかりました。

自分の出した結論としては、次です。

ところで、SE-U55SXって、ノイズキャンセラーって認識で間違ってないでしょうか??

結論
1、DCD-1650AL→光同軸→SE-U55SX→光デジタル→GX-D90
2、DCD-1650AL→光同軸→SE-U55SX→アナログ出力→GX-D90

この、どちらかがベストだろうなぁ、と思いました。

1、の根拠としては、
>現在の接続だと、冒頭の通りスピーカーまではデジタル接続なので、CDプレーヤーから直接デジタル接続するのと、基本的には変わりません

が正しい気がしたのですが、onkyoさんのサイトを拝見すると、
上位機種のGX-100HDの記事ですが、
>24bit/96kHzのデジタル入力にも対応。SE-U55SXと組み合わせて
http://www.e-onkyo.com/goods/detail.asp?cgds_id= …
とあり、onkyoさん自身が、
SE-U55SX→光デジタル→GX-100HD
への接続を推奨なさっており、次の推測をしました。

本来なら、デジタルで全て繋ぐと、GX-D90でDAC変換されるので、SE-U55SXを通す意味が無いように思えますが、SE-U55SXでデジタルデータがクリアになる(あるいはそんな感じで、SE-U55SXを通してデジタル出力する意味がある)のかな?と。

実際に、DCD-1650AL→光同軸→GX-D90と聴き比べると、気のせいでなくはっきり音が違うと感じました。

で、ここで、再質問というかアドバイスいただきたのですが。

2、DCD-1650AL→光同軸→SE-U55SX→アナログ出力→GX-D90
を、選択肢として挙げた理由として、
「デジタルでGX-D90まで持っていきDAC変換するよりは、SE-U55SXでDACアナログ変換して、出力した方がいいんじゃないのか?(同じonkyoで、SE-U55SXがGX-D90よりも価格も高いし、DAC変換はSE-U55SXの方がいいんじゃないのか?)」
という思いがありました。
が、同時に、上記したようにメーカー自身が、(対象はGX-100HDですが)SE-U55SXからの光出力を推奨していることで、悩んでいます。

http://www.procable.jp/products/Belden8412.html
アナログケーブルを買って、試してみたい気もするのですが、推測通り、1の方が音が良い結果だと、買ったアナログケーブルが無駄になるし…

ということで、2を試すまでもないか、試す価値はありか、の意見をいただきたいです。勉強とさせてください。
よろしくお願いいたします。

お礼日時:2008/08/23 01:41

>> 仮にYorkminsterさんなら、どんな組み合わせを作られるか、など //



正確にいえば、2つの含意がありました。

1つ目は、「せっかく良いCDプレーヤーがあるんだから、それに見合ったアンプやスピーカーを揃えた方が、活かせるだろう」ということです。

2つ目は、「SE-U55SXやGX-D90は、パソコンと組み合わせてこそ真価を発揮するものだろう」ということです。

この2つは、実質的には同じ話で、要するに、DCD-1650ALと、SE-U55SXやGX-D90とでは、製品のコンセプトからして違うと思う、ということです。別にそれが悪いというわけではありませんが、それぞれの長所を引き出せるかといわれると、多少疑問があります。

では、どのようなアンプやスピーカーならDCD-1650ALを活かせるか、という部分になると、個人的には、あまり良い意見は出せないと思います。私はDENONの音が好きではないので、私が個人的な好きな音のメーカーの10万円くらいのCDプレーヤーと組み合わせるなら、という留保つきになってしまいます。

その前提で、ですが、アンプはMyryad Z140、スピーカーはRevolver RW16かChario Silverette 200を挙げておきます。いずれもマイナーなメーカーですが、「無難な製品」というのは良くも悪くも70点くらいの評価しかしていないということなので、敢えて個人的な嗜好で...

>> DCD-1650ALは10年くらい前の製造で、当時は10万円くらいしたようですが、現行の3~5万円台のCDプレーヤーと比較してみると、性能や音的に、どちらが良いと思われるか //

まず、10年前の製品は、間違いなく性能が落ちてきているので、買って慣らし運転を終えたばかりの新品と比べるのは酷です。そして、おそらく10年前と今とでは、平均的な「高音質」の考え方(好き嫌いを平均化すること自体問題ですが、どんな音を高音質と考えるか、というトレンドのようなもの)が多少違うと思いますから、その意味でも単純な比較はできないでしょう。また、5万円で傑出した良品もあれば、10万円でも凡作というのはけっこうあるので、値段だけで区切るのも絶対的な基準にはできません。メーカーによって個性があるので、性能の良し悪しだけでは切れない部分もあります。

その上で、私なら10年前の10万円の方が良いと思います。今から中古品を買う必要は感じませんが、今10年前の10万円のCDプレーヤーを使っていて、新たに5万円の製品に買い替えるのも、あまり気乗りはしません(今のCDプレーヤーが大嫌いだというならともかく)。理由としては、やはり投入されている物量が違ったり、音質の追い込みに時間をかけたと思われる部分が多いからです。

>> 3~5万円台のCDプレーヤーでこれが個人的にお薦め //

純粋に音質だけでいうなら、CEC CD3300Rを挙げます。

ただ、ここのメーカーは、音質は良いが工業製品としての品質が低い、という定評がついています。じっさい、わが家のリビングにあるCD3300Rは、開封時点で取扱説明書が抜けていたとか、購入後1年ほどでトレーの開閉に支障があるとかいったトラブルがあります。

ほかには、というと、この価格帯のCD専用機はかなり種類が少なく、どちらかというとDVDもCDもSACDでも何でも来いというユニバーサルプレーヤーが主流のように思います。

そして、それらと比べると、それこそSE-U55SXにも良い勝負ができるでしょう。2万円~3万円くらいのオーディオインターフェイスというのは(電子工作ができるなら5,000円でも作れる)、使っている部品の質自体は廉価なユニバーサルプレーヤーと大差なかったり、映像回路がない分むしろ良かったりするので、侮れません。

DCD-1650ALを活かす方向でシステムを組むなら、DCD-1650ALはとりあえず数年間は持たせる形で、アンプやスピーカーを吟味した方が良いでしょう。中途半端なCDプレーヤーを買うぐらいなら、SE-U55SXを活かす形で組む方が、むしろ好結果を得られると思います。

DCD-1650AL~アンプ~スピーカーというパターンと、SE-U55SX~アンプ~スピーカーというパターンは共存も可能です。そう考えると、現段階では、アンプとスピーカー(パソコン用ではないので、両方ないと音が出ません。買うなら両方一緒に、です)を追加することが、音を良くするいちばんの方法だと思います(もっとも、本格的になればなるほど手軽さがなくなっていく傾向にもあるので、どのくらいオーディオに突っ込むのかというのは考えどころですが...)。
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この回答へのお礼

非常に勉強となりました。
長々とお付き合いくださり、どうもありがとうございました!
ご親切、感謝しております。

僕はオーディオ初心者で、正直、知識などさっぱり無かったのですが、このやり取りでだいぶ勉強になりました。

ご教示ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/27 12:39

フォローしていただいているので、あえて書くこともないのですが...



>> SE-U55SX→光デジタル→GX-100HDへの接続 //

これは、「SE-U55SXをパソコンとUSB接続で使う場合」の話です。

最近では一部に見られるようになりましたが、それでも、多くのパソコンはデジタル音声出力を装備していません。アナログ音声出力だけで、その品質も「とりあえず音は鳴る」くらいのものが少なくありません。これではGX-100HD(など、ONKYOが高音質を謳って売り出しているスピーカー)の能力を活かし切れないので、「SE-U55SXをパソコンとUSB接続して、高品質のデジタル出力機能をパソコンに追加しましょう」ということです。

>> SE-U55SXでデジタルデータがクリアになる //

これについては、分かりかねます。

人間の耳(や脳)にとっては、高音に荒れがある方がクリアで刺激的な音と感じる場合も多いので、むしろノイズが増えたことで「良くなった」と感じている可能性もあります。

>> 2を試すまでもないか、試す価値はありか //

価値があるか、ないか、というのは、「あなたにとって」の話なので、回答者の側で決めるのは、いかがなものかと思います。「2」の接続方法(あるいはほかの方法)をとれば、今とはまた違う音になる、ということ自体は確かでしょう。その違いが、あなたにとって、何円の投資に見合うものであるかは、あなたにしか決められないことです。

たとえば、私がCDプレーヤーとアンプの間に使っているケーブルは、3万円ほどします(中国製なので安いですが、同じ製品を日本やアメリカのメーカーの名前で売れば10万円は軽いでしょう)。オーディオに関心のない人からすれば、電線ごときに3万円なんてボッタクリも甚だしい、500円で十分、っていうか付属品があるんだからそれ使えよ、お前頭大丈夫か?といったところでしょう。ですが、私は3万円の価値がある音だと思ったから、3万円払ってでも聴きたいと思ったから、払っているわけです。

つまり、一般の人の感覚で私の感覚を非難されても困るし、私が一般の人に3万円のケーブルを使えと押し付けるのもおかしい、ということです。

それと同じように、回答者の感覚で「こうするのが良い」というのは、あまり良い回答とは思いません(科学的にこちらが正しい、といえるなら別ですが、音の良し悪しは多分に感覚の問題ですから)。

あえていうなら、そういう「音の違い」を知ること自体は、無意味ではないと思います。DCD-1650ALと、SE-U55SXと、GX-D90というのがあなたにとっての音質追求手段なのであるとすれば、その中で試せる可能性は全部試して、その上で「やっぱりこれがいちばんだ」と納得できるなら、それで安心できるでしょう。

その意味では、SE-U55SXやGX-D90は、私にとっては「DCD-1650ALの音を聴くための手段」とはいえないので、別に無理に投資しなくても...という感覚です。

(感覚ついでに蛇足を書いておくと、ご購入予定(?)のケーブルは、あまりお勧めしたくありません。「ProCable」というのは、「Pro(が使っている)Cable(だから無条件に良いと素人に思い込ませて売る)」という意味だと思っています。プロこそ適材適所が本筋で、何でもかんでも1つのものが良いと考えるのはそれこそ素人考えというもので、ちょっと商売の「プロ」の仕事とはいえないと思います。もちろん、これは私の個人的な感想に過ぎませんが...)

結論のよく分からない回答内容ですが、要するに・・・

絶対的に無意味(音が全く変わらないとか)ということはないでしょう。ですから、たとえ1万円のケーブルを使っても、ドブに1万円札を捨てるのと同じ、とはいえません。

しかし、何円分の価値を見いだすかどうかは、人それぞれです。付属品で良いという人もいれば、家電量販店で売っている1,000円くらいので十分という人もいるでしょうし(私の感覚はこれに近いです)、1万円の投資価値があるという人もいるでしょう。

・・・ということになります。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
回答からYorkminsterさんの人柄が伺えます。とても誠実な方なのでしょうね。
確かに価値観や感覚は人それぞれで、それを互いに尊重しあうべきだと僕も思います。

さて、みなさまのアドバイスを元に、アナログも試してみました。
付属のアナログケーブルを使って試してみました。


私の感覚では、アナログの方が全体に一体感があり、デジタルだと音の分離がアナログより良く感じました。

結果として、私は
DCD-1650AL→光同軸→SE-U55SX→光デジタル→GX-D90
を選択しました。

私はお金がないので、ひとまずこの程度で満足して自分を納得させることとします。真摯なアドバイスをどうもありがとうございました。

>SE-U55SXやGX-D90は、私にとっては「DCD-1650AL」の音を聴くための手段」とはいえない

もしお手すきの時に気が向いたら、仮にYorkminsterさんなら、どんな組み合わせを作られるか、など、書き込みいただけると、勉強にもなるし嬉しいです。(興味本位の質問です。)
また、私的ないち意見でかまいませんので、
DCD-1650ALは10年くらい前の製造で、当時は10万円くらいしたようですが、現行の3~5万円台のCDプレーヤーと比較してみると、性能や音的に、どちらが良いと思われるか、または3~5万円台のCDプレーヤーでこれが個人的にお薦め、などございましたら、ご意見いただけますと参考となります。

なお、今回、音を聴き比べるのに使った楽曲は、
matryoshka / zatracenine収録の、Anesthetic
miaou / All Around Us 収録の、promise song 、morning sun
Masayasu Tzboguchi / Andrograffiti 収録の、Spase Mbira
で、聴き比べてみました。

ちなみに、DCD-1650ALは、もともと家にあって誰も使用していなかったもので、
GX-D90は、数ヶ月前に、私のお金で変える範囲で、ネットで調べてなんとなく購入し、
SE-U55SXは、今月、追加で購入導入した、という経緯でした。

ご意見どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/08/26 04:08

完璧な回答なので、他のものはちょっと書き難いですが・・



基本的な道筋はYorkminsterさんが示された通りだと思います。後の細かい点は、実際に使うgoogoogamさんが試すしかないと思います。対象となる機器すべてを回答側は試したことはないし、仮に試したことがあったとしても、googoogamさんと同じに結果になるとは限りません。音の評価という点についても、思い込みというバイアスが入らないよう、非常に論理的で実に慎重な書き方をなさっていらっしゃいます。

慎重な書き方を壊してしまうかも知れませんが、2点だけ

>onkyoさん自身が、SE-U55SX→光デジタル→GX-100HDへの接続を推奨なさっており
よく読んでみましょう。
私には、ONKYOのサイトで配信している24bit/96kHzの音声ファイルはCD音質の16bit/44.1kHzより良い、SE-U55SXもGX-100HDも24bit/96kHzに対応している、とだけ言っているように見えます。メーカーが言う高音質の言葉は話し半分に聞くべきです。彼らも商売ですから・・。

>意見をいただきたいです
GX-D90に見合うアナログケーブルは安価なもので十分だと思いますから、試してみましょう。
>(3) DCD-1650ALの「アナログ出力」からGX-D90の「アナログ入力」に直接繋ぐ
これもお忘れなく。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます!

>私には、ONKYOのサイトで配信している24bit/96kHzの音声ファイルはCD音質の16bit /44.1kHzより良い、SE-U55SXもGX-100HDも24bit/96kHzに対応している、とだけ言っているように見えます。メーカーが言う高音質の言葉は話し半分に聞くべきです。彼らも商売ですから・・。

なるほど。確かに。
ありがとうございます。

アナログも試してみますね!

お礼日時:2008/08/26 03:33

>> CDプレーヤー→光同軸でSE-U55SX→光オプティカルでアンプ内臓スピーカー //



この状態だと、CDプレーヤー => SE-U55SX => GX-D90の間はすべてデジタル接続なので、「気のせい」説も否定できないでしょう。「SE-U55SXのアナログ出力 => GX-D90のアナログ入力」であれば、SE-U55SXのDACを使うことになるので、音質が変わる可能性は十分にあります。

DACとは、デジタル信号をアナログ信号に変換する装置です。同じデジタル信号でも、アナログに変換する方法にはいくつかの種類があり、またメーカーによって「流儀」のようなものがあります。そのため、DACを変えると音が変わります。

しかし、現在の接続だと、冒頭の通りスピーカーまではデジタル接続なので、CDプレーヤーから直接デジタル接続するのと、基本的には変わりません(どちらの場合でも、スピーカーのDACを使っているから)。

そのため、結論としては、「気のせい」説の方が有力です。

(なお、実売1.5万円のアンプ内蔵スピーカーに入っているDACより、実売1.7万円のUSBオーディオインターフェイスに入っているDACの方が「はるかに高品位」とは、ちょっと常識では考えられません。)

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ただし、「デジタルなら何をやっても変わらない」というのも、また間違いです。

まず、光デジタルケーブルと、同軸デジタルケーブルとでは、(1)ノイズに対する耐性、(2)信号の変換の必要性、という点で違いがあります(ほかにもありますが、それらは省略)。

(1)同軸デジタルケーブルは、要するに銅線なので、電波という外来ノイズの影響を受けやすくなります。光デジタルケーブルは、電波を受けても信号が影響を受けることはありません。

(2)他方、デジタル信号も電気信号なので、電子の流れ、つまり電圧と電流からできています。そのため、銅線の上を流すのが基本です。逆に、光信号に変えるには変換器を通す必要があり、ここで信号が乱れる場合があるから、光デジタル接続より同軸デジタル接続の方が音質が良い、という説もあります。

また、デジタル信号自体が持っている弱みとして、「信号のタイミングがズレるとノイズになる」というものがあります。ごく単純化していうと、時計の時刻が少しずつズレていって、どこかの時点では実害のある時間差ができてしまうのと同じです(デジタル信号の場合は、1秒間に数万回以上の処理をするので、わずかなズレでも害=音質の劣化が生じることがあります)。

このような「時間軸のズレ」は、正確なタイムキーパー(正しくは「クロック」という)を使うことで解消できます。

つまり、SE-U55SXを介在させることによって、(1)光デジタル信号に変換する過程で何らかの変化があった、(2)SE-U55SXのクロックが使われることで何らかの変化があった、という可能性が残っています。

もちろん、(1)、(2)ともに、「DCD-1650ALよりSE-U55SXの方が良いから」とは限りません。「SE-U55SXの方が性能が劣るが、好みの音質になった」という可能性もあります(物理的に性能が良いこと悪いことと、音質が好きか嫌いかというのは、一致しないことも多いです)。

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ということで、可能性としては、(1)「実は単に気のせいだった」説、(2)「デジタル特有の事情で実際に音質が変わっていた」説の両方が考えられるでしょう。

なお、DACは、DCD-1650ALにも、SE-U55SXにも、GX-90Dにも、搭載されています。SE-U55SXとGX-D90は、どちらもONKYO製品で基本技術も同じですが、DCD-1650ALはメーカーが違う上に技術面でも違いがあると考えられます。「DACはメーカーが違うと音が違う」というのは、冒頭でも書いた通りです。

また、技術的に優れているかどうかや、カタログの数値でどちらが勝っているかというのと、「出てきた音が好きか嫌いか」というのが一致しないことも、先に書いた通りです(「勝ち負け」だけの単純思考は、オトナの考え方ではありませんね)。

ということで、さらに混乱させるようですが、(3) DCD-1650ALの「アナログ出力」からGX-D90の「アナログ入力」に直接繋ぐ、という方法も残されています。

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蛇足ながら「光同軸」や「光オプティカル」というものはありません。「光=オプティカル=光信号を伝えるもの」、「同軸=コアキシャル=電圧・電流を伝えるもの」です。
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。

おっしゃる通り、「僕の好みの音」「僕にとって良い音」と、「録音データをなるべく素直に再生した音」がイコールではないと思います。

ただ、その前提として、今再生されている音が、「録音データをなるべく素直に再生した音」なのかどうかが、現時点での判断材料として、聴くために必要だなと思い質問させていただきました。
(予算があるので、高価な機材の投入は無理ですが…)

また、僕の目的は、なるべくアーティストの意図した通りの状態で作品を再生したいので、素直な音を求めています。
それが好みの音でなければ、作家の好みと僕の好みとする音質が違うのだな、と判断できますから。

ところで、僕の浅い知識では、一般的にアナログよりデジタルの方が音質が良い(データに忠実に再現してくれる)という認識だったのですが(知識だけで体験上の認識ではありません)、
>(3) DCD-1650ALの「アナログ出力」からGX-D90の「アナログ入力」に直接繋ぐ、
は、デジタル出力→GX-90Dのデジタル入力、より、音質が良くなるのでしょうか?

また、知識上の常識範囲内での答えで良いので、目的が「データに忠実な音の再現」であれば、僕は、この機材の中で、どの選択がベストなのでしょうか??

まずはそれを試してみてから、やはり「自分好みの音」での再生が良いと思えれば、自分好みになる出音の繋ぎ方で、再生して楽しむかもしれませんが、まずは、素直な音を試してみたいです。

どうぞご教示願えましたら。
よろしくお願いいたします。

お礼日時:2008/08/22 16:27

>音が良くなったように感じるのですが、気のせいでしょうか??



音質的には良くなるはずです。

デジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバーターの品質が、GX-D90よりSE-U55SXの方がはるかに高品位のものを使っているためです。

SE-U55SXのD/Aコンバーターを使うときは、RCAピンでアナログでGX-D90に接続してください。(光オプテイカルで繋ぐと GX-D90のD/Aコンバーターが働いてしまいます。)
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この回答へのお礼

なるほど。
ご回答ありがとうございます。

浅い知識では、デジタルの方がアナログより音が良いという知識の上での認識(実体験の上の認識ではありません)があったのですが、SE-U55SXからGX-D90に繋ぐ場合は、アナログに変換した方が音が良いんでしょうか??

お礼日時:2008/08/22 16:04

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