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こんばんは。
PAでのエフェクター接続形式についてです。
ほとんどが「理解できん!」というより「現物がなく、使ったこともないのでイメージできない」という話なので、質問というよりは確認的要素が大きくなりますが、ご了承ください。
現在接続形式のひとつとして以下の方法を把握しています。

ミキサー→AUXアウト(あるいはグループアウト)→エフェクター→チャンネルインプットへ(原音は0)

これについてですが、出力元のchと最後のチャンネルインプットは別チャンネルで、2ch使った方法だということでよろしいのでしょうか?
また、AUXアウトとグループアウトはどう違うのでしょうか?(もしかしたらDAWで言うところのBusかな?)
あと、原音は0とありますが、これの解釈がイマイチよくわかりません。
もっとも、エフェクトがかかった音とその前の音が同時に出たらまずいのはわかる(0にする理由はわかる)のですが、0にしたらAUXアウトに行く信号も0になるのではないかと思います。
AUXアウトに行く信号の大きさはフェーダーに依存しないということなのでしょうか?

ご回答よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

No.1です。


いつも説明がヘタで申し訳ないです(^^ゞ

PA実務の技術に関する書籍等はいろいろありますが、解説に使われる実機の題材が、ごく普通のアマチュアでは、まず触れる機会の無い機材である事が多いですから、読んだだけじゃピンと来ない場合が多いですね。

ミキサーなんかでは、ヘタな技術書よりメーカーのマニュアルの方がよっぽど役に立つこともあります。初心者には、YAMAHAのアマチュア向けミキサーのマニュアルなんかが、基本操作部は結構わかりやすいですよ。
例:http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/mix …

エフェクト関係は、個人的にはZOOMの製品のマニュアルが、操作体系としてはわかりやすいと思ってます。
例:
http://www.zoom.co.jp/archive/Japanese_Manual/J_ …
http://www.zoom.co.jp/archive/Japanese_Manual/J_ …

海外メーカー製品は、マニュアルだけ見れば、訳がなんか変で結果的にわかりにくい奴が多いんでねぇ(^^ゞ

アマチュアPA実務では、外部エフェクト機器側のエフェクトの選択や調整は、リハ時点でキメ打ちにしてしまい、本番中は外部エフェクト機器自体は一切触らないのが理想です。
よって、エフェクトの効きは、すべてミキサー側の「エフェクト機器への送り音量」と「エフェクト機器からの戻り音量」だけで調整することになります。
(もちろん、チャンネルインサートを使って個別チャンネルにエフェクトを掛ける場合と、MASTER OUTより後ろにエフェクトを置く場合は話は別です。)

対:外部エフェクト機器の送り/戻りをミキサー側で調整する際には、アマチュアPA実務では、
1)AUX SENDで送ってAUX RETEURNに戻す
2)AUX SENDで送って、空いたLINE INPUTチャンネルに戻す
3)GroupOUTで送って、空いたLINE INPUTチャンネルに戻す
の3つが(アマチュアユースのミキサーの機能面からも)基本形になると思いますが、それぞれ一長一短…というよりは、アマチュアでは手持ち機材の機能に合わせて選択せざるを得ないので、どれがベストかはケースバイケースです。

というのは、アマチュアユースの機器では、AUXはエフェクトよりも先にモニター用に回さなきゃならんとか、使用チャンネル数がミキサーのギリギリで、空いたLINE INPUTチャンネルなんか無いぞ(-.-)とか、GroupOUTとMASTERを切り離せないとか(GroupOUTはすべてMASTERに繋がっている仕様のミキサーとかもあるので)で、「こういうセットに組みたい」と思っても、やりたくてもできないことも多いですからね。

PREフェーダーは、メインフェーダーの手前から信号を分岐してAUXを送るという意味で、メインフェーダーの位置と関係なく送り音量をツマミで決められます。
POSTフェーダーは、メインフェーダーを通過した後の信号を分岐してAUXを送るという意味で、メインフェーダーを下げるとそれに比例してAUXの送り音量が下がります。メインフェーダーがゼロ音量ならAUXの送りもゼロになります。

PREフェーダーは、その性質からモニター用に使いたいケースが圧倒的に多いです。
そして、PREフェーダーから外部リバーブに信号を送ると、特に調整しなかったら、声を消そうとメインフェーダーを下げても、声のリバーブ音だけがスピーカから出っぱなし…ということになりがちです。
POSTフェーダーのAUXを使えば、メインフェーダーを下げればリバーブ音も下がりますので、メインフェーダーさえ下げれば確実に原音もエフェクト音も消えますから、リバーブエフェクトはPOSTを使うのがベストです。

GroupOUTも、アマチュアユースのミキサーならPOSTフェーダー動作が普通ですから、同じように使えますが、私はGroupOUTを使ったエフェクトワークは絶対にしない流儀です。現場で勘違いが発生しやすいので、キライなんです(^^ゞ

エフェクト音の戻しは、可能ならフェーダー操作できる空きのLINE INPUTチャンネルを使えるに超した事はありません。その方が一瞬でエフェクトOFF操作ができるという点では、No.2さんのおっしゃるとおりです。
でも、アマチュアユースのエフェクト内蔵ミキサーなどで、内蔵エフェクトを使う時は、結局はツマミ操作を強いられますから、そこは慣れですね。実際、空きチャンネル不足でフェーダーが使えない事も多いですから…
なので、私の流儀では、エフェクト戻りをフェーダー操作する事にはこだわりません。その代わり、外部エフェクト機器の方で、なるべく1ボタンでエフェクトOFFができる機材を用意して、不測の事態ではエフェクト機器の方を止めるという選択が取れるようにする方向性の流儀です。

これは私の個人的な持論なんですが、少なくともアマチュアPAでは、「どう音を作るか」よりも先に「いかに確実に音を出し」かつ「いかに確実に音を止めるか」という技術の方が重要だと思っています。

特に、この「いかに確実に音を止めるか」というのは
・いかにハウリングを防ぐか
・バンド入れ替え時の事故をいかに防ぐか(ケーブル抜き差し時のノイズなど)
・(曲の流れで)不要なチャンネルをいかに確実に落とすか
等という、すべて「PA側でどうすれば確実な手順を踏めるか」という、音そのものとは全く関係ない技術・手順なんですが、音の良し悪しより前に、そういうことが確実にできないとどうしようもない…ということなんですね。

こいつは、PAのハウツー本や機器のマニュアル見たって、なかなか体感できませんから、『身体で覚える』しかないんですけど(^^ゞ

そういう「裏方のさらに裏技」的な部分では、若干の経験話も持っていますので、また何かございましたらご質問下さい。
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 こんにちは。



<ミキサー→AUXアウト(あるいはグループアウト)→エフェクター→チャンネルインプットへ(原音は0)、これについてですが、出力元のchと最後のチャンネルインプットは別チャンネルで、2ch使った方法だということでよろしいのでしょうか?>
 そうです。

<AUXアウトとグループアウトはどう違うのでしょうか?>
 AUXアウトは、「プリ」と「ポスト」が選べます。
 プリ=チャンネル・フェーダーを通過していない信号。拠って、フェーダーの影響を受けません。
 ポスト=チャンネル・フェーダーを通過した信号。フェーダーを下げればAUXのゲインも下がります。

 グループ・アウトは複数のチャンネルを集めて、そのグループ全体を同時にグループ・フェーダーでコントロールができ、グループアウトには、その信号が出力されます。
 機種に拠って、「プリ」と「ポスト」が選べます(値段の安めの機種には付いていない場合があります)。
 チャンネル・パンポットの「右」「左」が、各チャンネルの「グループ・アサイン」の「1」と「2」、「3」と「4」・・・・・に対応しています。
 パンポットがセンターなら、アサインに拠って「1」と「2」、「3」と「4」・・・に同じレベルで出力されます。
 蛇足ですが、「グループ」出力を外部のエフェクターに送る場合、その「グループ信号」はメインのボリュームへはアサインしません。

<原音は0とありますが、これの解釈がイマイチよくわかりません。>
 私も分かりません。が、既にANO1の方が答えられている通り、この質問全体が「エフェクター処理」に対する質問なのですから、エフェクターからチャンネルフェーダーに入ってくる(戻す)信号は「エフェクター音だけですよ」と言う意味ではないでしょうか(当然それが、一番好ましいでしょう)。

 通常のセッティングなら、エフェクター音の接続、はご質問の様なセッティングが一番使いやすい方法です。
 エフェクター処理が必要な状態では「戻しのチャンネルフェーダー」を上げておき、通常のお話になったら、そのフェーダーを下げてしまえば良いので、大変操作しやすくなります。

<0にしたらAUXアウトに行く信号も0になるのではないかと思います。>
<AUXアウトに行く信号の大きさはフェーダーに依存しないということなのでしょうか?>
 その通りです。「プリアウト」で送れば、チャンネル・フェーダーの操作で、AUXセンドの信号は影響を受けません。

<PAでのエフェクター接続形式について>
 全体にエフェクター処理をする=
 (1)エフェクト・センド/リターン端子を使います(シリアル)。
 (2)ミキサーとパワーアンプの間にエフェクターを入れる(シリアル)。
 個別にエフェクト処理を行なう=
 (3)各チャンネルのインサート端子を使う(シリアル)。
 (4)ご質問の方法でグループアウトからエフェクターに送り、ミキサーの空いているチャンネルをエフェクトリターンのチャンネルとして使う(パラレル)。

 お分かりと思いますが、ご質問の方法が、唯一「パラレル」で信号がかぶさってくる方法です。このメリットは、説明したとおりエフェクト音だけを一瞬のうちに消すことが出来、元の信号は、その信号のチャンネルフェーダーを動かさない限り変わりません。戻したい時は、やはり一瞬のうちにエフェクト音を付ける事が出来ます。
 この方法の利点は、エフェクト音を「付けたり」「外したり」が頻繁に行なわれるPAの現場で、目視で、分かりやすい場所に、エフェクターのフェーダーが位置している点にあります(固定であれば、最後まで操作しないのでチャンネル毎に付けたほうが拠りベターです)。
 但し、「元の信号」プラス「エフェクト音」になるので、多少のゲインの上がり下がりはあります。原音のチャンネルフェーダーを一目盛ぐらい上げ下げすれば済むことです(PAの現場では、音量の変化に気づいた人はいません)。

 この質問の主旨は、AUXセンド端子から出る信号が、信号「0」では音が出ないと、疑問に思ったのでしょうか?
 この他のも、多機能のミキサーは色々と使い方があります。うまく出来ているんです、ミキサーは。

 以上です。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございます。
ご回答いただいたことは一応すべて理解できましたが、まだまだ修行が足らんと痛感しております。
少しずつ知識技術経験を培って生きたいと思っていますので、また質問する機会がありましたらよろしくお願いします。

お礼日時:2008/09/30 09:58

これは、『PA流派』の問題も若干有ったりする部分なので、深く考えるとややこしいとこもあるんですが(^^ゞ



>ミキサー→AUXアウト(あるいはグループアウト)→エフェクター→チャンネルインプットへ(原音は0)

については、「別チャンネルで、都合2ch使う事だ」という質問者さんの考え方で、基本的には正解です

>AUXアウトとグループアウトはどう違うのでしょうか?(もしかしたらDAWで言うところのBusかな?)

それも、「DAWで言うところのBus」で、基本的には正解です。

>原音は0とありますが、これの解釈がイマイチよくわかりません。
よくまぁ、そういうわかりにくい説明を書いた奴が居たモンだ…と思わないでもないですが(^^ゞ
疑問はごもっとも。

質問者の方はご存じかどうかわかんないので、ちょっとくどく書きますが、『PA/レコーディング用エフェクト機器』(ま、大抵はラックマウントタイプのエフェクト機器ですな)では、例外もありますが、大抵は機器からの出力調整に対して「原音/エフェクト音のミックスバランスの調整」を行う機構があります。
これは、エフェクト機器の使い方によって、「原音とエフェクト音をミックスして出力したい」時と「エフェクト音のみを出力したい時」の両方があり、それぞれに汎用に対応できるようにするためです。
(ちなみに、この場合原音を「Dry音」、エフェクト成分音のみを「Wet音」と呼び分ける事が多いです。私も、以下そのように書きます。)

それで、最初の
>ミキサー→AUXアウト(あるいはグループアウト)→エフェクター→チャンネルインプットへ(原音は0)
の方法を使う時には、エフェクタからミキサーに戻す音は「Wet音のみ」とするのが定石なんです。
理由は簡単で、このやり方でエフェクタ音をミキサーに戻した時、その戻り音が「Dry+Wet」だったら、当然ですが原音成分が入っていますから、「ちょっとエフェクト音を大きくしよう」とエフェクタ音のチャンネルフェーダーを上げたら、自動的に原音成分もミキサーアウトに加算されて大きくなってしまうからです。
(実際、アマチュアPAで良く発生する『事故』です。ボーカルの音量バランスがちょっと狂うくらいならまだ良いですが、これが原因で盛大なハウリングを呼び込んで、PA卓がパニックになることもあります。私も何回やってしもたことか…(^^ゞ)

そういう事故が無いように、ミキサーのAUXやGroup Outからエフェクタに音を送ったら、ミキサーには「Wet」だけを戻す=「Dryは無し」=「原音はゼロで戻す」…というのが鉄則だということです。

>0にしたらAUXアウトに行く信号も0になるのではないかと思います。
そのとおり。
ここで言う「ゼロ」は「エフェクタへの送り」とか「エフェクターからの戻り」のフェーダー位置ではなく、「エフェクター側の設定を、原音ゼロ、エフェクト音のみにしておけ」という意味の「原音ゼロ」を記しているわけです。
(そりゃ、こんな説明だと誤解があるのは当たり前です。質問者さん何にも悪くないですよ(^^ゞ)

話変わって…

GroupOutについては、ミキサーの機種によって、具体的な操作方法が変わってきます。小型機なら、そもそもGroupOut機能自体が付いてない物も多いです。今でこそ、B社やM社やSC社等々で、超廉価高機能なミキサー製品が沢山出てますが、それでもDAWに近い感覚で操作できるようなGroupOut機能が付いてる製品は、廉価メーカーでもかなりの上位機種になりますね。
基本的には、各チャンネルにBus選択スイッチが付いていて、スイッチが押されたBusに分岐出力される形になります。DAWと違い実機では(ユーザーが使おうが使うまいが)予めそういう機構回路を組み込んでおかないとイカンわけですから、Bus機能が充実すればするほど、製品価格は高くなります。
(関係ないですが、DAWがだんだん進歩して、Busを自分で好きなように作れるようになった時…私は感動のあまりPCの前で歓喜の叫びを上げましただよ。恥ずいけど実話だす。当時、たったの4Bus持ってるだけのミキサーでも数十万円しました。)

あと、エフェクタの出力を「Dry+Wet」の原音がミックスされた音にしないといけないケースとしては、
・そのエフェクタを、ミキサー出力とパワーアンプ入力の間に置く時
・特定のチャンネル(例えばボーカルのみとか)に、チャンネルにインサートする形でエフェクタを使う時。
の2つのケースが代表的です。

これも、なまじDAWから入られたら、かえってわかりにくいかもしれませんが、DAWで言えば、前者はDAWの「Master Out」にマスタリングコンプやEQ等をセットする時(実務ではMasterOut出力→エフェクタと結線するのと等価)、後者はDAWの各チャンネルに単独でエフェクトをセットするのと等価になります。

前者については、「ミキサーで原音とエフェクト音をミックスすればいいのに…」と思われるでしょうし、実際それがベストなんですが、PA実務では、コンプ/リミッターなんかはミキサーの出力より後ろに置かないと効果が出ないケースもあるし、ハウリングマージン調整用のEQも、ミキサーの後ろでないと調整が難しいし、また、特殊なケースでミキサーより後ろにリバーブ系を置く事で、会場全体の残響を調整する…なんてことも、ちょくちょくあります。

後者については、高級なミキサーだと各チャンネルに「チャンネルインサート」という端子が設けられていて、そこにエフェクトを繋ぎます。このチャネルインサート端子自体が、1つの端子で「Send/Return」構造(原音はすべてSENDに送るので、RETURNが無いとそのチャンネルの入力が断たれる構造)になっているので、エフェクタからは「Dry+Wet」で音を戻さないと、今度は原音自体がなくなってしまうわけです。
リバーブなんかは、AUXかBusでかけた方が調整しやすいケースの方が多いですが、ドラムなんかだと、太鼓一個一個についてコンプやゲートリバーブ等を緻密にかけて音作りしたい時があるので、チャンネルインサートが無いと辛い時もあります。
これも、機械機構が増えてミキサー製品のコストを押し上げますので、廉価なミキサーには装備されていないことも多いですね。

また、例によって粗々な説明ですが、疑問点等が湧きましたら補足下さい。

この回答への補足

お礼後の記述になります。
今日楽器屋に行って現物を見たところ、解決しました。
フェーダーとは別にAUXセンドへの信号量のツマミがありました。
勉強もいいですが、現物を見る触るということがまだまだ足りないんだなと痛感しました。

補足日時:2008/09/30 22:14
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございます。
なるほどなるほどです。ですがまだAUXアウトについてよくわかってない感じです。
ご回答いただいた内容によりますと、そのままであれば1チャンネル、2チャンネルがマスターとして出力されるところ、質問文のAUXアウトを使った場合、2チャンネル(エフェクト音)だけがマスターとして出力される・・・というようですが、ここがまだよくわかってないようです。
AUXアウトにエフェクター行きのケーブルを挿した場合、その時点でマスターへの信号は絶たれるということなのでしょうか(これは機種にもよるかもしれませんね)。

お礼日時:2008/09/30 07:32

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