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治具研の機械について質問です。
治具研機で、今まで研削液をかけるタイプの機械はみたことなく、全て乾式なのですが湿式の機械は存在しないのでしょうか?
研削液をかけると何か不都合が生じるのでしょうか?。
また、ワークが回転しないタイプの研磨機は回転する機械に比べて全般的に面粗度が、良くありませんがそれはなぜですか?
以上の二点についてご教授ねがいます。
また、それらの事について書かれているホームページがありましたら教えて下さい。

A 回答 (2件)

No.1の者です。


補足の説明ありがとうございます。

質問者の方の言う「冶具」という物がどんな形状なのかがイマイチよく分からないですが、一般に言う「研磨機」ということであれば「湿式」の物の方がむしろ大半だと思います。

代表的なメーカーを挙げると、
※「トーヨーエイテック」(車の「マツダ」の系列会社)
http://www.toyo-at.co.jp/products/kousakuki/inde …
※太陽工機(モリ精機の系列会社)
http://www.moriseiki.co.jp/taiyo/index_products_ …
この辺りが有名どころですね。

一般的な鋼材、ステンレスなどの研磨の場合なら、砥石の側から見れば研削液を使うことで「不都合なこと」は通常は起こりません。
「表面を削る」わけですから、液をかけることで「砥石を冷やす」「滑りを良くする」「ワークへの食い付きを良くすることが出来る」・・・と言った具合でドライで研磨をするよりは明らかに砥石にとってはメリットは大きいですね。
ただ、砥石の種類によっては研磨した時に出る「削りカス」が砥石の表面に張り付いて「目詰まり」を起こしてしまうこともあります。
こうなってしまうと砥石が急激に切れなくなるので「仕上がり面が粗い」とか逆の意味で「砥石が滑ってしまう」といったことになります。

現在、どのようなタイプの砥石をお使いなのかは分かりませんが、この辺を踏まえて「材質に合った砥石を選ぶ」ということをしないといけません。
一般的な「アルミナ(オレンジ色の物)」のタイプから、セラミックを含んだ「CX」、更に「CBN」などの「ダイヤモンド砥石」まで様々です。
ついでなので、砥石で有名な「ノリタケ」のサイトのURLも載せますので参考にしてください。
http://www.noritake.co.jp/abrasive/company.html

「ワークが回転しないタイプは面祖度が粗い」というのはある程度は仕方ありません。
「平研磨機」などの場合はテーブルの送り速度、使える砥石のサイズ、最高回転数、この辺が機械を選んだ瞬間に決まってしまいます。
なので、面祖度を上げたいなら「砥石を変える」ことと「研削液を変える」以外に方法はありません。
この2つを色々イジッてみてベストな物を見つけるしかありません。
1回当たりの切り込み量を減らすとか、そういう方法もありますね。

「ワークが回転するタイプ」なら、砥石の回転数+ワークの回転数ということになるので固定している物と比べたら若干は面祖度は上がるとは思いますが、ワークの回転数を上げすぎると逆に表面が「焼け」などを起こして仕上がりが粗くなることもあるので注意が必要です。

例えば、マシニングセンタなどの主軸部分に砥石を取り付けて、テーブルにワークをクランプすれば、ワークを回転させなくても主軸をワークの形状に倣って走らせて研磨すれば理屈的には大差は無いような感覚を持っています。
回転数や送り速度もマシニングなら自由に調整出来ますから融通は利きます。
更に、荒削り用と仕上げ用と2種類の砥石を用意して使い分けすれば1つの砥石で仕上げるより遥かに効率的です。
後は、倣って走るそのNCプログラムを「どこまで忠実に作れるか」というところで全てが決まるでしょう。

もしかすると、質問者の方の聞きたいことと全く違うことを長々と書いてしまったかもしれません。
また何か疑問があれば知りうる範囲でお答えしたいと思いますので、まずはこの回答を参考にしていただければ、と思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
研削理論については参考になりました。
とてもありがとうございます。

「ジグ研削盤」という機械が存在していまして
メーカーとしては
日本では「三井精機」http://www.mitsuiseiki.co.jp/machine/products/ji …
米国では「ムーア」
といったところが有名です。

治具研削盤では「遊星運動」を利用して、マシニングセンターでは決して真似のできない、 主軸が超個性的な動きをして研削をします。
穴の位置度、真円度ともマシニングセンターやグライディングセンターとは一味も二味も上の精度がでますし我が社で作っている部品はマシニングセンターやグライディングセンターで加工した物では穴の位置度、真円度とも精度が悪くて使い物にならないので治具研削盤を使用しています。


ところが面粗度は湿式の内面研削ほど綺麗にはならないし一回の切り込み量を多くできないので加工に時間がかかる。これをクリアする為には研削液を使用すれば良いと思うのですが、ところがジグ研削盤メーカーのホームページをみても乾式のものしか存在しないのです。

我が社では一枚の鉄板に5mm~35mm程度の穴(いずれの穴も穴径の許容は+-0.013mm)で穴数も多い物で一枚の板に10か所以上、それぞれの穴の位置度(主に穴と穴の距離)も+-0.013mmです。
一品物の注文がほとんどで穴径、穴数、穴と穴の距離も千差万別で専用機を購入する訳にもいかず、今のところ「ジグ研削盤」以外に我が社の要求をクリアできる工作機械は無しといったところなのですがなにしろ乾式しかない為、加工時間が長いのが悩みなのです。
私てきには「ジグ研削盤」は他の研削盤以上に複雑構造で湿式構造にするのが容易でない、ベッドも全てキサゲ仕上げの為、錆による精度劣化を非常に嫌う
といった理由で湿式の機械をメーカーが作りたがらない為に湿式の機械がないのではないかと思っているのですが、私の推測が当たっているのかどうかを知りたいのですがなかなか答えがみつからないですねぇ。ため息です。

一番知りたいのは湿式のジグ研削盤をメーカーが作りたがらない理由なのですよ。

お礼日時:2008/10/12 06:26

差し支え無ければ、以下の項目について補足として教えていただけないでしょうか?


(1)使用している機械のメーカー
(2)加工しているワークの材質
(3)砥石の種類、サイズ、もし分かれば粒度や結合度など

私も仕事柄部品の研磨などは普段から頻繁にやっているので、この辺を教えていただければ多少はアドバイス的なことを言えると思います。

この回答への補足

回答どうもありがとうございます。
私自身は、治具研作業者ではなく、他の工作機械のオペレーターです。

したがって条件や機械メーカーなどはよくわからないのです。
しかし今、私が一番しりたいことは、研削液をかけるタイプの治具研機が世の中に存在するのかどうか・・・という点なのですよ。
存在しないとすれば、その理由は何故か?
技術的に作ることが難しいのか?。それとも他の理由があるのか

質問欄には記入しませんでしたが、研削盤メーカーに問い合わせた結果から、治具研や、「ワークが回転しないタイプの平研」のように、ワークが回転しないタイプの研磨機では、切削条件などでどんなに悩んでも、回転するタイプの研磨機より面粗度がよくならないことが判明しています。

補足日時:2008/10/11 21:45
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