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ミトコンドリアにおける電子伝達系に関する記述で、
「NADHからフラビン蛋白質へ電子が伝達されると、プロトンがミトコンドリア内から細胞質に移行する」
と正しい記述として書いてありました。
わからなかったので、参考書など電子伝達系の図を見ると、私には、
「NADHからフラビン蛋白質へ電子が伝達されると、プロトンがミトコンドリア内膜から膜間腔へ移行している」
ようにしか見えませんでした。
本当のところはどっちなのでしょうか。
両方とも同じ意味なのでしょうか。
もしかして、ぜんぜん見当違いのところをしらべているのかな?
教えてください。よろしくお願いいたします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
参考 URL(細胞の生物学)の「エネルギーの生産」には『ミトコンドリア基質中の水素イオン(プロトン)を基質からミトコンドリアの膜間腔に汲み出す』とあります。
また,「細胞の分子生物学 第3版」にも膜間腔に移行する様に書かれています。
つまり,schalk さんがお調べになった結果が正しいのではないかと思います。
参考URL:http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/cellto …
回答ありがとうございます。
私はrei00さんに教えていただいた、『ミトコンドリア基質中の水素イオン(プロトン)を基質からミトコンドリアの膜間腔に汲み出す』だと思っていたのですが、2つの本に、細胞質にくみ出されるとなっていたのです。2つともある試験の回答解説なのですが・・・。2つもあるとなると、自分が別の本で調べたことが正しいのかどうか自信がなくなってしまいます。
No.3
- 回答日時:
完全な専門家ではないので一応一般人にしときます。
二つは同じことを言ってるわけではありません。
また、二つとも間違っていないと思います。
the CELL(第三版p656)によると…
ミトコンドリア外膜は低分子量の物質をほぼ自由に透過させる。したがって低分子量の物質に限って言えば、膜間部分と細胞質は等価である。
つまりH+は自由に膜間部分と細胞質を移動するので、(Hに限って言えば)膜間部分と細胞質の区別は無い。ということではないでしょうか?
回答ありがとうございました。
インターネットの使えない状況にあったため、
御礼が遅くなってしまいました。
もうしわけありませんでした。
No.2
- 回答日時:
rei00 です。
「生化学辞典 第3版」(東京化学同人)を見てみましたが,『ミトコンドリア内膜の内外に水素イオンの濃度差ができる』といった事が書かれています。やはり,「プロトンは膜間腔へ移行」でしょう。
ただ,『内膜と異なり外膜はイオン透過能が極めて高く,膜の電気化学ポテンシャル差は形成されない』との記載もあります。これから考えると,膜間腔へ移行したプロトンの一部(?)は外膜の外(細胞質)に移行しているのかもしれません。
であれば,その本の記述も正しい事になります。が,普通には「膜間腔へ移行」で良いと思います。
なお,幾つかの異なる記述があった場合にどれを信用するかですが,これはその記述がどれだけ信用のおける本に記載されているか,その記述の根拠が示されているか等に基づいて判断する事になると思います。その意味では,ここで得られた回答を鵜呑みにするのは危険と言わざるを得ません。
ですので,私は記述のあった成書を明記しています。先の「細胞の分子生物学」も「生化学辞典」も信用が於ける成書だと思いますが,可能なら御自分で記載を御確認下さい。
回答ありがとうございます。
御礼が遅くなってしまってもうしわけありません。
引越しなどでインターネットの使えない状況だったので・・・。
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