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テレビの『世界遺産』で、かつてイースター島には川が流れ、森があった可能性が高いと述べられていました。
人口の増加に伴って森林伐採が進み、今のような森のない島になった。
そして16~17世紀で部族間の紛争や飢饉で人口は激減し1872年の人口は111人であった。(Wiki)
なぜ何百年も経っているのにも関わらず、森が形成されないのでしょうか?
乾性遷移から考えると非常に遅い気がします。
森が映されていない、人口減少後の人口増加による伐採、気候変化など、森がない理由を教えてください。

A 回答 (2件)

何百年かで草原・低木林・陽樹林・陰樹林と乾生遷移で植生が変化していく地域は、世界的にみれば極めて限られた地域のみです。

たまたま日本がその地域ですから森林は再生するといった概念があるのだと思います。しかし、世界的にみれば一度失った森林は再生しない地方の方が多いのです。中東からギリシャまで昔はレバノン杉という大木の大森林だったことが知られています。中国の黄土地方もかっては大森林がありました。これらの地方に森林が戻ることは人類の生存期間内にはないのではと私は思います。

乾生遷移は光との関係で地上部に目がいきがちですが、実は重要なことは地下部の土壌形成過程にあります。一般的に熱帯雨林や亜熱帯雨林を伐採しますと強い日光による土壌酸化と降雨による土壌流出が起こり、退行遷移(遷移が逆に進む)が起こり、裸地化します。熱帯雨林や亜熱帯雨林・タイガ等の環境の厳しい地方で一度退行遷移した生態系に森林が再生するのに必要な時間は、日本のような恵まれている地域の何倍・何十倍、否何百倍かもしれませんが時間が必要です。

ご質問のイースター島は気候区分では亜熱帯性気候です。一度森林伐採すると上記の原因で再生は極めて難しいと思います。今まさにイースター島の悲劇が地球規模で進行しています。テレビゲームのようにリセットしてすぐには同じ環境になりません。人類滅亡後何千年、何万年して同じような環境に戻るのだと思います。
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この回答へのお礼

森林が数百年で再生する地域は意外に少ないのですね。日本にいるとあまり実感しないので、イースター島の意味がわかりませんでした。一度失った生態系は戻らない、そう思っている人は少ないのではないでしょうか。質問してよかったと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/14 19:29

森ができるためにはどこかから木 (の種) が来ないとだめですね.


周囲を考えると, 「完全に伐採しちゃったら森林が復活するのは難しい」ような気がします. 「隣の島」まで 400km 以上あるし.
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