激凹みから立ち直る方法

医学生にオススメする一般書を探しています。(医学関連ではなくあくまで一般書です)

(1)これまでに読んだ単行本で、医学生にオススメもしくは医師になる前に是非一度は読んでもらいたいと思う本を一冊挙げてください。
(書名必須、著者名もできれば)
(2)その本を医学生にオススメする理由も一緒に書いてください。

このアンケートは2月24日夜で締め切ります。
是非たくさんの本をオススメしていただきたいので、皆様よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

お読みになっているとは思いますが。


南木佳士(なぎけいし) 「医学生」 文春文庫
いろんな悩みを抱えた四人の医学生が、
死体解剖、解剖学口頭試問、外来実習、夏季病院実習、臨床講義、
ベッドサイド実習、卒業試験をへて、医師国家試験に挑戦するまでと、
その十五年後の姿を描く。
<死体解剖>では、
「死体に慣らすことによって学生を死にも慣らしていく巧妙な洗脳手段なのか」と思ったり、
<外来実習>では、「医者っていう大きな集合の辺縁に位置する」
と軽く見られていた医学生が、意外にも、よくまとまったカルテを書いて、
いつも教授から褒められ、「臨床ではああいったひとが集合の中心になるのね」
と認識が改まったりする。
軽くみられていたこの医学生は、行きつけの飲み屋の三十になる女性を孕ませ、
逃げ出したい気持ちに駆られているが、「なぜ逃げないんだ?」と聞かれると、
「責任かな。どうでもいいんだけどさ。この責任を放棄しちゃったら、
とても医者になんかなれない気がしてな」
小説の舞台となる新設の秋田大学医学部には校舎すらなく、
講義棟、実習棟と食堂のみの劣悪な環境。それに嫌気がさして、
ほとんど講義にも出なかった作者の、体験をもとにした作品。
東京の進学校からの都落ち意識しかなかった秋田は、
「秋田を舞台にした小説を書くまいと決めていた」ほど
忘れ去ってしまいたかった土地。
芥川賞をとった<ダイアモンドダスト>以来、
医師との二足の草鞋のムリがたたって鬱病に。
そんな己を救うために、深刻ぶった純文学ではなく、
ユーモアを交えた小説を書きたくなって、ふと頭に浮かんだのが
医学生の頃の思い出。
「心身を病んでみて初めて己の弱さを認識した私は、
前半生で対立してきたものと和解したかった」
心洗われる傑作の誕生秘話でした。
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この回答へのお礼

「医学生」
未読です。アマゾンの評価もとても高いですね。
とても面白そうなので、是非読んでみたいと思います。
amuruさん、回答ありがとうございました。

お礼ポイントは先着順とさせていただきます。
皆様本当に有難うございました。

お礼日時:2009/02/25 00:29

 4コママンガでよければ


「ラディカル・ホスピタル」 16巻まで既刊 著:ひらのあゆ。

 天才的外科医も登場しないし、理想に燃える主人公でもありません。そこそこの病院を舞台に「病院の日常」を描いてます。医療マンガには珍しく結構患者が死んでますが(直接の描写はあまりない)、それもまた日常のものとして描写されてます。それでも「こういうお医者さんがいたらいいな」と思わせてくれる作品です。

http://www.amazon.co.jp/dp/4832267035/
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この回答へのお礼

「ラディカル・ホスピタル」
存在を初めて知りました。楽しそうな絵ですね。
tiltilmitilさん、回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/25 00:25

1.


(1)DVDになりますが、”パッチ・アダムス”をお勧めします。
(2)医療の見方が変わるかもしれませんよ。

2.
(1)ブラックジャック
(2)反面教師ですかね。
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この回答へのお礼

「パッチ・アダムス」
「ブラックジャック」
どちらも医療者としてはスタンスが極端で面白いですよね。
fallen_angelさん、オススメありがとうございました。

お礼日時:2009/02/21 10:47

(1)ジョン・アービングの『サイダーハウスルール』


(2)人工中絶の是非、医者のあるべき姿など涙あり笑いありで描かれています。上下巻で1000ページ前後だと思いますがあっという間に読み切れると思います。時間がなければ映画になっていますのでそちらで。
*映画は原作を著者自身が大胆に凝縮した脚本となっています。
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この回答へのお礼

「サイダーハウスルール」
高校生のときロードショーで観て以来です。
原作のことは初めて知りました。
jinx-2さん、オススメありがとうございます。

お礼日時:2009/02/21 10:44

以前に回答したQ&AがありますのでURL貼りますね。


http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4502214.html

個人的には、医学って覚えることもたくさんあってすごく大変な分野だと思うのですが(私は医学翻訳者です)、お医者様って結局人対人のお仕事で、人がよりよく生きるためにどうしたらいいかってことを考えていただきたいので、人文的な感性も持っていて欲しいのです。なので、人の心を描写した文学作品なんかを読んで欲しいなと思います。

あ、以前読んだ『壊れた脳、生存する知』も、医師である山田規畝子先生が高次脳機能障害の患者になった経験をつづられたもので、患者の思いがよくわかる本としておすすめです。
http://www.amazon.co.jp/%E5%A3%8A%E3%82%8C%E3%81 …

この回答への補足

すみません。お礼を書くときに勘違いをいたしました。
「眉山」と「外科の夜明け」をオススメなさっていましたね。
改めて、オススメありがとうございました。

補足日時:2009/02/21 10:50
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この回答へのお礼

「あなたの夢はなんですか?―私の夢は大人になるまで生きることです。」
「壊れた脳、生存する知」
どちらも良書のようですね。
violet-sherryさん、オススメありがとうございました。

お礼日時:2009/02/21 10:41

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