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浅田真央選手のフリーの仮面舞踏会のステップは、他の選手と比べて凄く難しいことをしているように素人目には見えます。

しかし、他の選手と同じレベル3に留まっているのはどうしてなのでしょうか?

色んな種類のステップを踏んでいるように素人には思えるのですが、実はレベル4には何かのステップが足りていないのでしょうか。

具体的に何のステップが足りてないのか、判別の付く方、教えてください。

A 回答 (4件)

2008年のGPファイナルでの浅田選手のFSのステップ・シークエンスに関して、ネット・ネーム「tagmats」氏が、動画サイト上で詳細な分析を試みておられますが、このステップ・シークエンスは全45秒の間に実に72もの要素を実行しており、内容的にレベル4の要件のうち(1)項から(3)項までの条件をほぼ満たしているが、最後の、「(4)項目の回転方向の素早い転換、すなわち、ロッカー、カウンター、ツイズルのうち、回転方向の異なる2つ(同じ種類でもよい)を素早く続けて行う。

」に関して、浅田選手は半時計方向と時計方向のツイズルを用いて達成しようとしているようであるが、その間にスリー・ターンを入れているため、レベル4を認定されない恐れがあるのではないかな?と指摘しておられます。
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この回答へのお礼

なるほど。
詳細な解説、有り難うございました。

お礼日時:2009/03/11 14:10

補足:用語の説明(スケート資料室による)



スリー(three):
ターンの1つで、初めのカーブの方向に回転し、ターン後も同じカーブに乗る(=エッジはインからアウト、またはアウトからインとなる)もの。基本的な動作なので、ステップ・シークエンス以外のところで片足ターンをする場合、大抵がこれ。

ツイズル(twizzle):
スピンのように片足で回転しながら移動するもの。移動しないとただのスピンになってしまう。ステップ・シークエンスではターンの1種として考えるが、本来は連続ターン(スリーの連続)よりもさらにスムーズさが要求される難しいテクニック。
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スケート資料室によれば、ステップ・シークエンスでレベル4を得る条件は次のとおりです。



(1)ターン・ステップのうち、次のものが行われている。(必須)

[ターンの種類に関して] スリー、ツイズル、ブラケット、ループ、カウンター、ロッカーのうち、レベル4は5つを両方向に1度ずつ

[ステップの種類に関してトウステップ、シャッセ、モホーク、チョクトー、チェンジエッジ、クロスロールのうち、レベル4は3つを両方向に1度ずつ

(2)総距離のうち1/3以上は左回りの、1/3以上は右回りの(ターンやステップによる)滑走である。ただし、体が1回転することなく方向転換した部分については、総距離には含まれるが、左回り・右回りの計算では無視される。

(3)両腕・胴・頭の3つのうちレベル4はすべてを、目に見えて明らかに使っている。

(4)回転方向の素早い転換。すなわち、ロッカー、カウンター、ツイズル、素早いステップの4つのうち、回転方向の異なる2つ(同じ種類でもよい)を素早く続けて行う。

注意跳びはねたようなターンは無視される。

しかし残念ながら、素人の悲しさで、これ以上踏み込む知識がありません。ごめんなさい。
浅田選手はレベル3の認定でも、加点で、レベル4を超える得点を得ていると言う説明もありますが、それでは、トップ選手同士ではせいぜい0.2から0.5ポイント程度しか優位に立つことが出来ません。今シーズンのルール改訂で、FSのスピンが1つ減らされて、プログラムに15秒のゆとりが出来た分を多くの選手がプログラム全体に振り分けて、演技に余裕をもたせるなか、タラソワ・コーチはこの15秒を総てステップに当てて、45秒間の特大ステップを振付けているそうです。と言うことはタラソワ・コーチは、前述の“見做しレベル4”などではなく、加点が総て生きる、真のレベル4の獲得を目指しているに違いありません。 さらに振付を改良して早ければ世界選手権で、遅くとも来シーズンには必ずレベル4を獲得すると思います。

なお、2007年の11月にコストナー選手がNHK杯において、LadiesのFSで、女子で初めてISUの公式競技会でステップ・シークエンスでのレベル4を認定されました。
しかし、レギュラーの競技会ではありませんがISUの公認の競技会で2007年10月に新横浜で行われた日米対抗戦において、LadiesのSPで浅田選手は女子で初めてステップ・シークエンスでのレベル4を認定されております。この時のプログラムはタラソワ・コーチ振付の「バイオリンと管弦楽のためのファンタジー」でした。

参考
2007年の日米対抗戦(新横浜)での女子SPの判定の詳細(トップが浅田真央)
http://www.skatingjapan.jp/InterNational/2007-20 …

2007年NHK杯での女子FSの判定詳細(2番目がコストナー選手)
http://www.isufs.org/results/gpjpn07/gpjpn07_Lad …

スケート資料室
http://www.geocities.jp/judging_system/
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今晩は。


そうですよねぇ、仮面でのステップは本当に圧巻といいますか、相当ボリュームもありますし、細かい動きを見てもたくさん入れてます。レベル4が出てもいいような気がします。
ただ、女子でレベル4が出ることが滅多にないということも事実です。
この最近の3シーズンでも、確かおととしのNHK杯でコストナーが出した1回しかないはずです。

一昨年のN杯も昨年のN杯も、現地で見ました。真央さんのステップ、4出るかと期待できるレベルでした。
何が足りていないのかは専門家でないと分からないでしょう。専門家でもはっきりは断定しずらいかもしれません。年度によって大会によってジャッジによって、微妙に違いますし。

素人観点から比較してみると、
何かのターンが足らないとか、ステップの種類が足りていないとかではないような気がします。多分、エッジが浅いと見られているのかなと思えます。
また、コストナーとの比較で、全体にスピードやリンクを大きく見せることなどではコストナーの方が勝っているような気がします。コストナー選手は大柄なので、大変見栄えがする、迫力があることは確かです。
それと、力の配分というか、真央さんの体力一杯一杯での渾身のステップ。コストナーは余力充分でのステップという感じもあります。実際このあたりで力を使い果たしたのか、終盤のスピンでレベル1になったり、2Aの予定が1Aになったりしてます。

スピンやスパイラルで4がポンポン出るのと比べて、本当にステップは辛いです。同じレベル3でも中身が相当違います。もうすこし4を出して欲しい気持ちがあります。

ど素人の感想ですので。ご容赦ください。
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この回答へのお礼

回答してくださって、ありがとうございます。
本当に、ステップは同じレベル3でも、選手によってやっていることの技術差が大きいですよね。
……スパイラルのレベル4もそうなんですが。

お礼日時:2009/03/11 14:12

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