カンパ〜イ!←最初の1杯目、なに頼む?

いかにも公務員らしい問題です。
東京都下水道局が、自局で作ったワッペンが内規に反するデザインということで、約3400万円をかけて作り直した問題ですが・・・
(詳細はこちらで)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090409- …
これに対して石原都知事は激怒し、「役人は税金に慣れているから怖いね・・・」と、税金が余計な支出に使われてしまったことを批判しました。

さて、公務員は法律によってのみ拘束されます。
公務員の行動規範の中で、何かを決定してそれに基づいて行動することは各個人の裁量や自由意思で行うことは許されず、法律や過去の内容と照らし合わせて厳格に行われます。
それは、もし問題が生じた時に、「法律に従って厳格に行動していた」と言えば責任が及ばないから、という点と、公務という性格上、人によってまちまちの解釈や行動を許さないことが背景にあります。

そこで今回の問題ですが、職員にしてみれば内規は厳格に守らなければいけないものです。それと違ったワッペンを作ってしまったことに対し、「税金で作り直さないといけない」という申し訳なさから、“このまま使おう”という感覚よりも、「内規に反していたら公務員としてよくない」という認識が優先したものと思います。

いかにも杓子定規の考えですが、そこから逸脱することを許さない教育を受け、そういう環境に漬かっている公務員にとって、「作り直し」は公務員の性(さが)として仕方がなかったことでしょうか?
それとも、内規に違反していても、(作ってしまった以上)フレキシブルに使うような認識を(公務員といえども)持つべきだったでしょうか?

A 回答 (8件)

私は、このワッペンの作り直しについては、実は報道で取り上げられていない部分で、大きな問題があると思っています。



(1)ワッペンの単価・・・実物を見たわけではありませんが、この程度でこのサイズなら、かなりスペックの高い仕様であっても、2万枚も作れば特注であっても@300~500円もあれば十分作れます。
一般企業でこんな単価を見積もったら、笑われますし、そもそも今時これだけ払えば、海外生地で海外縫製なら上着本体まで作れますって。
仮に急ぎだから@1700円もかかったというのであれば、元々の単価も聞いてみたいものですが、それでも無茶な価格ですよ。完成後に分かったのかどうか知りませんが、付け直しの手間がかかったとしても、そんなもの@200円程度みれば十分ですしね。

(2)制服本体の単価・・・(1)にも関係してくることなのですが、2万着で2億1千万円かかったとあり、これは上着とズボンと帽子の組み合わせで「2万セット」ということでしょうが、まあ相場の倍以上ですね。さらにコートまであるそうですが、コートは3000人全員に配布するとしても、上着やズボンと違って1着ずつのはずですから、その分は3千万円もあればおつりがきますし、これを差し引いても異常に高い総額ですね。
この問題が出てから、その制服の詳しい内訳数を知りたいと思って、いろいろとネットで調べてみたのですが、どうも資料に辿り着きませんでしたが、どう考えても不自然な価格でしょうね。
(※同じような事例で言えば、かんぽ問題でその怪しいからくりが指摘されているゆうちょですけど、この民営化の際に新調した総額100億円かけた制服も、相場の倍以上ですよ。一度は安い価格で決まりそうになったのに、最終的にはこんな金額になってしまったという経緯まであるんです)

つまり、3400万円の作り替えどころではないところに、恐ろしく大きな問題があるということです。
官製談合だとまでは断言しませんが、ゆうちょと全く同じで、入札業者のボッタクリに気が付かないというか、気にもしないというか、情けない限りです。
だから、そんな感覚の公務員からすれば、たかがワッペンの作り直しにかかる費用など、規則優先でたいして疑問に思わなかったことだろうと想像します。

杓子定規でいくべきなのか、あるいはもっとフレキシブルに考えるべきなのか、といったことよりも、これらの公務員の行状をもっと厳しく監視する現地現物方式の機関を作らないと、改善は無理でしょうね。

でも、普段は誰も気にもしないような制服のワッペン代について、こんなにも大きな問題になったのですが、私は「せっかく木を見たのならば、森まで見てほしい」と、マスコミにも国民にも言いたいですね。
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この回答へのお礼

回答を頂き、ありがとうございます。

なるほど、積算根拠が怪しいですね。
どこかで随契してる業者があるんでしょうね。当然都庁関係から天下っていると・・・
石原都知事が目を光らせても、やはり限界がありますね。
役人というのは煮ても焼いても食えませんなぁー
ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/19 18:54

水の流れを表現した波線が内規に違反したから作り直しってバカげてますでしょ。

都知事が怒るのもわかりますよ。

ただ都知事もなんだかなー、て思いますよ。
東京マラソン、東京五輪招致運動、ふるさと納税反対とかひたすら東京のことしか眼中にない。

もう地方の財政は官僚に食い物にされてカツカツなんですよ。これ以上中央集権体制が進んだら地方は終わってしまいます。
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この回答へのお礼

そうですね、波型の方がいいと思いましたし、知事もそういってますね。
緊縮財政の一方で、こういうことがされている。
バケツに水を入れても、穴が開いていたら溜まりませんね。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/19 18:57

公務員や役所を避難すること自体が大間違いです。


普通は官庁や地方自治体であってもこの程度のことなら内規の方を改正するでしょう。
財政的にもほとんどのところは崖っぷちですから。
むしろこんな対応をするのは民間の大手でしょう。
東京都下水道局の対応はあほすぎですが、一番あきれる点はマスコミです。
これにかこつけて官庁や公務員をたたいておけば自社のメリットになると言うのがわかった上で役所というところを強調していますから。
これで踊る輩が花粉症並みに大量発生するでしょう。
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この回答へのお礼

回答を頂き、ありがとうございます。

>官庁や地方自治体であってもこの程度のことなら内規の方を改正するでしょう
なるほど、内規を改正すればそのまま使えたということですね。なぜそうしなかったのでしょうね?
マスコミはともかく、そういうところに考えが及ばないという感覚が問題だと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/19 18:49

私もこの問題についてアンケートをしようと思っていました。



私は石原さんに賛成です。
あのニュースを見たとき
「バッカじゃねーの」と思いまして、
石原さんがどんな反応をするか楽しみでした。
実際記者会見を見たら、
「バッカじゃないの」などと
私が思ったことと同じようなことを言っていたので、
思わず笑ってしまいました。

枝葉末節な内規よりも都民のことを考えるのが
第一義的に大切なのは考えればすぐにわかることです。
3400万円…気の遠くなるような数字です。
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この回答へのお礼

回答を頂き、ありがとうございます。

そうですね、3400万円は結局は都民が負担するんですね。
ただ怖いのは、税金で負担するといっても、都民は直接財布が痛まないから感覚として分からないということですね。
同じ感覚を公務員も持っているんでしょうね。
3400万円が原因で給与が下がったり、仕事がなくなることはないという感覚・・・
お互いに麻痺しているかも知れません。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/19 18:45

ルールに使われている。

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この回答へのお礼

公務員が、こういう感覚で仕事を行うことがルールとして慣習化していたら困りますね。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/19 18:39

こんにちは。



実際のところ、
・作り直しを命じた(判断)した人
・デザインした人
・そのデザインを了承した人

そのへんがよく解らないので、規律か柔軟か、判断しかねます。

業者との癒着説などもありますが、
個人的には、「ま、いっか。予算あるし。作り直すか。」程度だと思います。
あるいは、(指摘し、やり直させる)の気持ち良さに酔った人?

都知事の激怒ポーズは良かったと思います。
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この回答へのお礼

根本的な問題は、内規で規定されているデザインとのすり合わせが何故不完全だったのか、ということですね。
ここさえ押えておけば、ミスはなかったはずですから・・・
ケアレスミスの典型かと思います。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/19 15:15

内規とコスト意識を比較し、当人が判断できないなら上長に判断を委ねる・・・という作業が必要だったのでしょうね。


それで「俺は無理」「俺は無理」とどんどん上に持ち上がっていき、
最高の決裁権を持つ都知事の手に届けば、今回の発言から想像されるに
「いいじゃん、使っちゃえよ。ていうか内規が厳しすぎるからもっと緩くしようよ」
なんて事になったでしょう。

何だかこのニュースについては「作り直し」ばかりが問題視されていますが、
・内規に違反したワッペンをデザインまたは発注したのは誰か
・その承認者は誰か
・それを縫いつけ作業中に発見したのは誰か
といった「責任の所在」「内規違反発見の経緯」がかなりぼやけている気がします。

東京都の危機管理体制に疑問を感じますね。
今回は3000万以上とはいえ「金で済んでいる」からまだ良いですが、
状況によっては人の命がかかるケースも無いとは言い切れません。
下手をすれば、

・道路の通行止め管理ミス
「水道管工事で道路を1車線通行止めにしてたら向こうから道路清掃車が清掃作業始めて道路が一時的に完全通行止めになった」
・ライフラインの管理ミス
「水道管工事で道路に穴を掘ってたらガス管に当たって爆発」

なんてこともあり得るわけですから。
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この回答へのお礼

結局は作り直しを決めた局長が、減給20%(3ヶ月)の懲戒処分を受けたと記憶していますが、間違って発注した経緯の解明や、「お伺い」を立てる認識はなかったのかの説明はないまま終わりそうですね。
公務員性善説は完全に崩壊しています。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/19 15:12

残念ながら・・


今回の事件は「法律」ではありません。ですので法的拘束力はないのです。
 今回の事は水道局が自主的に決めた『内規』であり、絶対に守らなければならないものではありません。水道局では『なるべく守るように」程度のものです。
 つまり法的根拠も無く・・・
 都議会の各種条例に決められたものではなく・・・
 水道局の局員が局内で(勝手に)きめた規約です

そんなもの都民にはなんの関係もありません
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この回答へのお礼

自分たちの業務遂行を円滑にするための、「行動規範」みたいなものですが、結局はそれにのっとってワッペンを変えてしまったところに問題があると思います。
内規といえどもフレキシビリティな運用を許さない空気があるのでしょう。

回答を頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/19 15:06

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