心臓運動とアトロピン

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質問者：ytk-h
質問日時：2009/04/23 23:57
回答数：1件

心臓の拍動についての実験をしていてアトロピンを加えるという実験をしたところ、拍動が弱くなってしましました。調べたらアトロピンは拍動を強くさせる作用があると書いてあったのですが、逆の反応が起こってしまいました。なぜこのような結果になってしまったのか分かりません。どういったことが考えられるのか分かる人がいたらぜひ教えてください。よろしくお願いいたします。

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No.1

回答者： DrPopo
回答日時：2009/04/25 00:45

質問者様の仰るように、アトロピンは抗コリン薬ですから、投与により心拍上昇が予想されます。

心臓に対する迷走神経刺激は主に拍動の減少を示すのですが、アトロピンはこれを抑制して心拍数を上げるように働きます。

しかし、少量の抗コリン薬は、一過性の徐脈をきたすと言われています。
これは、M1受容体の阻害によって、シナプスにおいてアセチルコリン遊離が増加した為だと考えられます。
シナプス間におけるアセチルコリン濃度が上昇すれば、副交感神経優位状態となり、心拍は下がります。

従って、少量投与の場合は長くモニターする、若しくは、投与量を増量すれば、心拍上昇を確認できると思います。