自分のセンスや笑いの好みに影響を受けた作品を教えて

最近フェンダーメキシコのギターを購入(通販)しましたが(メイプル指板)、ネックの塗装が薄い感じがしました。メキシコだからかな、と思い楽器屋でUSAを見に行ったのですが、USAも同じ感じでした。最近の流行?それともコストダウンですか?昔のフェンダーは(15年位前)はネックもしっかり塗装されていたと記憶していますが、教えてください

A 回答 (2件)

楽器の塗装というものは理想でいうと一般に薄いほうが良いとされています(これには考え方によって賛否ありますが)。

本来は木そのままのほうが振動をスポイルするものが無いのでよいのですが、それではすぐに湿気を吸ってしまうし見た目もよくなく実用的ではありません。

なので塗装をするわけですが、量産品であるエレキギターなどはあんまり丁寧に時間を掛けてやってるとコストがかかるので、アバウトな作業でも製品として出せるようなクオリティを確保する方法がとられます。
それには熟練工でなくてもアラが目立たない厚塗りをするのですね。薄く塗るのはそれなりに技術が要りますが分厚い塗装は技術的には割と簡単です。またポリウレタンの分厚い塗膜は堅くて傷がつきにくく、販売時の取り扱いに神経質にならずに済む、ユーザーが買った後もキズがつきにくいのでいつまでもピカピカ、クレームも少ないのです。

このようなメリットから安価なギターには分厚いポリ塗装が一般的でしたが、近年ギターにおいてやたらと「鳴り」がどうの、良い鳴りのギターにはラッカー塗装が必須などという情報が氾濫しメーカーもそれを受けてか安いギターにもラッカー塗装を施したものや、ポリ塗装でも塗膜の薄い仕上げにする商品が出てきました。
そのネックの塗装もそういう流れに乗ったものではないでしょうか。

大昔からの塗装法であるラッカー仕上げは、塗膜が薄く弱いのですが楽器としてはこちらのほうが良いと言われています。しかし個人的にはラッカー仕上げは取り扱いに気を使うし、正直ポリでもラッカーでも大して音の違いはそれほどわかるもんじゃありません。たしかに微妙に違うといえば違いますが、ポリでも薄く塗装すればそんなに振動を妨げないし、デリケートな塗装に変に気を使うくらいなら丈夫なポリ塗装のほうが気軽に扱えて好きです。

実際フェンダーが昔ラッカーを使っていたのも塗料がラッカーしかなかったからで、当時ポリウレタン塗料があったならレオ・フェンダーはそれを使えと指示していたでしょう。
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分厚い塗装で「しっかりしている」ように見えるのはポリエステルやポリウレタン塗装です。

大量生産向きと聞いたことがあります。
塗装が薄いのはラッカー塗装だと思われます。塗膜が薄い分、ギターの本鳴りにこだわるユーザーが多いのも事実ですが、工業製品としてはコスト・技術ともに高くなるようです。

廉価版のギター塗装が薄いのはなぜか。
従来、分厚くぬっていっていたポリウレタン量を減らしたり、
鏡磨きできないくらい薄い塗膜しかしない工業製品としての物かも知れません。

フェンダーUSAにはシン・ラッカー仕上げというものがあり、ラッカーで丁寧に薄く吹いてあるか、しっかり吹いて磨き上げたコストがかかったものがあります。
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