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 火災報知器の設置例を見てみると、出火元だけでなく、階段、寝室などへの設置を薦めています。
 私は、出火のおそれのある箇所だけでいいのではないかと思っています。
 階段の警報機が作動する前に、台所など出火箇所に設置した警報機が作動しているでしょう。
 寝室で就寝中であっても、感知器が作動する温度、煙に達する前に、人間の五感が感知しているのではないのでしょうか?
 寝室不使用時の出火も通常は考えられないのです。
 階段、寝室への設置の意義を教えていただけないでしょうか?
 宜しくお願いいたします。

A 回答 (6件)

専門家です。


ちなみに火災報知器はビルにつけるもので、家庭につけるものは「住宅用火災警報器(以下:住警器)」といいます。

>寝室で就寝中であっても、感知器が作動する温度、煙に達する前に、人間の五感が感知しているのではないのでしょうか?
じつはこれがそうでもありません。就寝中の火災では、老若男女を問わず、逃げ遅れて亡くなっています。特に若い男性でも、飲酒後の就寝だと気が付かないことが多いようです。(ですのでホテル・旅館の火災報知器や設備・訓練は特に厳しく消防から指導されます)

日本の家屋は2階建てが多いため、1階で発生した火災を早く2階に伝える必要があります。これが階段上部に煙感知器をつける理由です。3階建ての家の場合は、3階の階段上部だけになります。
また必ずしも台所だけで火災が発生するわけではありませんので、いつも寝ている寝室に取り付けておけば、何処で火災が発生しても寝室の感知器が反応した後からでも逃げることが可能であろうと考えられています。ですので、寝室にもつけるのです。

日本ではいまやっと住警器が義務化になりましたが、欧米では20年ほど前から取り組んでいます。
その結果、特に高齢化の進んでいる米国で、火災による死者が半減したというデータがあります。

人間はレム睡眠・ノンレム睡眠を繰り返し、特にノンレム睡眠の時には外界の刺激に対して非常に鈍感になっています。ちょっとしたことでも起きてしまうような人でも、必ず「起きない」時間帯があるのです。
そのため、最終的に煙が寝室に侵入して直接音響が鳴り響き、逃げる時間が作れるように、寝室にも設置が義務になっているのです。

普段寝室として使用しない部屋にはつけなくてよいことになっています。
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この回答へのお礼

 専門的なアドバイスありがとうごいます。
 報知器、警報機、感知器の区別さえ把握していませんでしたので、大変参考にさせていただきました。
 米国で死者が半減という事実で、やっと、必要性が分かった気がします。
 本当にありがとうごいました。

お礼日時:2009/05/23 11:18

>寝室で就寝中であっても、感知器が作動する温度、煙に達する前に、人間の五感が感知しているのではないのでしょうか?



私はその自信はありますが、なかには、いくら目覚ましが鳴っても、起きれない人っていますからねえ。

そもそも、設置義務は、寝室等の煙感知器のみです。
これは、要は、煙は高いとこに昇る、それを感知させてその場で鳴らす。それによって煙が充満する前に非難を促すと言うのが、基本的な考えです。

そもそも、法制定の肝は、寝室等で就寝中に一酸化炭素にまかれて死亡するケースが、火災での焼死の多くを占めているから。火災の初期は、くすぶった煙です。その後に炎が発生する。
で、単独機器の警報音はそんなに大きくないので、たとえマンションの違う部屋でも、ドア閉めてたら聞こえないっていう現実もあります。

起きてれば、においなどでも気づきます。寝てると言うのが問題。また、2階建て等であれば、台所やボイラーなどの火元はおおむね1階にある。寝室に行き着く前に、階段ホールに煙が到達するので、そのほうが早い。少なくとも、台所で鳴動してるよりは、よほど聞こえる可能性がある。
 なお、ほんとの火元たる部屋は、煙感知器ではなく熱感知器をつけます。これは、秋刀魚焼いても鳴るようでは、使い物にならないからです。
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この回答へのお礼

 専門的で分かりやすい説明ありがとうごいました。
 そもそも、設置義務は、寝室等の煙感知器のみです。
 は、知りませんでしたし、たいへん参考になりました。
 間違って、台所に熱感知を設置してしまうところでした。
 本当に、ありがとうごいました。

お礼日時:2009/05/23 11:32

煙だけ侵入したら、上に貯まります。

そして充満して下に降りてきますが、寝ているとその状態では非常に危険な状態です。その為に逃げ遅れたりする場合もあります。
 五感といっても、家族全員敏感ではないので、少々のことでは起きない人も居ますよ。
 火災原因は他の方が言われているとおりです。

 熱の感知器は主に熱の発生源、煙はそれ以外で階段など大きな空間を伝わっていくので煙感知器を取り付けます。階段は上の階への一番の侵入口ですから。
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この回答へのお礼

 分かりやすい回答ありがとうぎざいます。
 私は、階段なんかに設置しても無意味だと思っていました。
 本当にありがとうごいました。

お礼日時:2009/05/23 10:51

出火の恐れのある台所には熱感知の火災警報器をつけています。



またそれ以外のところは普通火を使いませんが、万一どこかの部屋で発生した場合煙は高いところに上るため階段の上の警報機が作動するよう、煙感知の警報機をつけています。

寝室は家族の状況によっても違うかと思いますが、一番奥の寝室で寝入ってしまっている場合(私の家では体の不自由な親が寝ています)離れていては気がつかない恐れがありますので、奥の寝室にはつけています。

なお「寝室不使用時の出火も通常は考えられない」との事ですが、近所の家が最近、出火の考えられない無人の部屋から出火し全焼しています。
漏電か何が原因かは不明です。
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この回答へのお礼

 即座の回答ありがとうぎざいます。
 熱感知、煙感知の目的別の使い分けもわかりました。
 本当にありがとうごいました。

お礼日時:2009/05/23 10:46

本来なら出火の可能性が高い場所に感知器を設置して警報機は寝室に設置するべきです


これでは経済的負担が大きいです
もう一点は意外に思われるでしょうが消防庁の統計では出火場所による死亡事故は寝室が一番多いそうです
原因は寝タバコと就寝中の暖房機の使用です
つまり出火場所が寝室である死亡事故が多いということです
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この回答へのお礼

 即座の回答ありがとうございます。
 感知器、警報機の意義さえ考えていませんでした。
 寝室での死亡率が高い事も驚かされました。
 本当にありがとうごいました。

お礼日時:2009/05/23 10:18

・階段への設置は避難経路の確保や一階での火災の煙が上にあがるから


 まとめて検知できる
・寝室は床に近い面で寝ていて火災に気づきにくい為(煙は上がる)

電化製品の絶縁不良で火が出たとか、
コンセントなどは使っていなくても埃がたまってショートし
火災に・・・って事例をどこかで見たことがあります。
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この回答へのお礼

 即座に回答いただき、ありがとうございます。
 階段、寝室への設置意義などよく分かりました。
 本当に、ありがとうごいました。

お礼日時:2009/05/23 10:11

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