No.2ベストアンサー
- 回答日時:
アメリカのプロレスは、100年以上の歴史があるもので、内容も微妙に変わってきて、現在に至ります。
で、俗に「アメプロ」というのは、日本で新日本プロレスが旗揚げされたころに、対立概念として用いられるようになった表現です。つまり、アメリカのメジャープロモーションから完全にスポイルされ、独自の価値観を創造せざるを得なかった、「過激なプロレス」を標榜するアントニオ猪木に対して、従前の価値観を完全に踏襲し、従来どおりのスタイルを是とするジャイアント馬場率いる全日本。ただ、フアンは新日に傾倒することが多く、従来のプロレスを「アメプロ」と呼んで卑下したのです。
やがて80年代後半、WWF(現WWE)が全米進行を強め、ストーリーやTVインタビューを強化すると、それが見事に「馴れ合いのお芝居」と、日本人の目には映ってしまったのです。で、なおさら「あんな子供だましをするアメプロなんて・・・」という評価になった。でも、実際にその数年後にはWWFは「筋書きがある」ってことをカミングアウトし、しかしそれでも人気が落ちない現実を見ると、日米どっちのフアンのほうが、精神的に成熟してるのか・・・という気もしないではありません。
で、昭和プロレスってのは、ノスタルジーですね。いわゆる、長州率いる維新軍のハイスパートレスリング、全日本四天王の2.9カウントプロレス、ラリアットプロレスあたりから線を引いた対立概念(全日の西村が言ってるような奴)がそもそもなんですが、いつの間にか、単なる平成との時間的な線引きになっている。今時で言うレジェンド(三銃士や四天王あたりまで)の試合を総括して「昭和プロレス」と呼ぶようです。
ですから、本来であれば、いにしえの全日本がやっていた、NWA、AWAなどのレスリングスタイルに近いものが、昭和プロレスだったのでしょうが、話が違ってきてるって感じです。で、そのようなアメリカのプロレスは、今の日本では、クラシカルな正統派スタイルとして、再評価が進んでいます。いわゆる、ドリー、レイス、ニック、フレアーなどのゆったりした、しかしツボを押さえたスタイル。(ただ、この再評価も、WWEが先にやり始めたことなんですけどね)
No.1
- 回答日時:
アメリカンスタイルと言うのはWWEを観ても分かる様に真剣勝負より「客に魅せる」事に赴きを置いたスタイルで、
日本の団体で言えば「ハッスル」の様な団体のレスリングスタイルです。
ベビーフェイスvsヒールと言う図式が一般的で、日本でも古くからのプロレスは例外なく日本人(善玉)vs鬼畜米英(悪玉)の戦いでした。
カールゴッチと弟子の猪木が発信元のストロングスタイル(アメリカンスタイルとは逆に真剣勝負に赴きを置いたスタイル)そこから枝分かれした今の総合に近いUWF系(前田日明、高田延彦、佐山サトルなど)が日本のプロレスを変えて行ったと言えるでしょう。
近年はテレビ中継も深夜枠ばかりな事や、カリスマ猪木がプロレスに三行半を突き付けた影響も有り、K1や総合格闘技に水をあけられる形になってる様です。
この回答へのお礼
お礼日時:2009/06/04 20:05
回答ありがとうございます。
なるほど。ショー的なものがアメリカンスタイルで
真剣勝負が昭和プロレスですか。
やはり、魅せる為にアメリカンプロレスは派手な技になり、
昭和プロレスは真剣勝負なので関節技などが多くなるのですね。
昭和以前のアメリカンプロレスもショー的なスタイルだったの
でしょうか。
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