
いつもお世話になっております。
私は、経営学の修士学位請求論文に取り組んでおります。論文のジャンルはマーケティングです。
現在、400サンプルのアンケートを実施して、因子分析を中心に進めているのですが、因子抽出方法や回転方法に関して疑問に思っております。
主因子法とプロマックス回転でいくつか分析をしているのですが、同じアンケートでも、場合によっては、例えば主因子法バリマックス回転だったり、重みづけの無い最小2乗法とプロマックス回転など、同じ論文(研究)内で、因子抽出方法や回転方法をコロコロと都合よく変えてしまって自分の導きたい結論(仮説通り)に持って行って良いのでしょうか?
そもそも、因子グループの命名が都合よくやってます。
どなたか、アドバイスを頂けたら幸いです。

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>因子抽出方法や回転方法をコロコロと都合よく変えてしまって自分の導きたい結論(仮説通り)に持って行って良いのでしょうか?
ダメです。
データの性質上やむをえない場合や特別な仮定をおける場合を除いて、統計手法は一貫しているべきですし、「これがベストだ」と言えるものを選ぶべきです。
同じデータを使っているのに統計手法が変わっていたら、口頭試問でまず突っ込まれます。
そのときに「こうすれば仮説を支持するからです」なんて答えたら、指導教授が泣きますよ。
因子グループの命名(解釈)は自分でやるものですから恣意的になりがちなのは仕方がないです。
ただ命名を優先するあまり、その命名に不都合な項目が入っているのを無視してはいけません(一個ぐらいならスルーも可ですが)。
No.1
- 回答日時:
なぜ心理学の論文で「因子分析(主成分分析、バリマックス回転)を行った」などというチンプンカンプンな表現が多いのか分かりました(^_^;) SPSSの因子の抽出法のところで、主成分分析を選択するようになっているからなんですね(謎が解けました)。
それはさておき、
> 因子抽出方法や回転方法をコロコロと都合よく変えてしまって自分の導きたい結論(仮説通り)に持って行って良いのでしょうか?
主因子法は問題外(そもそもこれを使う必要は全くない)。一般的には最尤法を選択すれば問題ありませんが、重み付け最小自乗法(一般化した最小2乗法)は正規分布に従っていない場合に頑健性が高いことが知られています。重み付け最小自乗法があるならば、重み付けのない最小自乗法を用いる必要はないです。
> そもそも、因子グループの命名が都合よくやってます。
因子分析はもともと高度な問題を扱っているわけですから、そもそも因子名などというのは単なるラベルに過ぎません。マンションの部屋番号のようなものです。読み手もそれを理解しているはずなので、都合よくラベル付けをしても問題ないはずです。
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